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旅の翌朝まで気づかないほどの「没頭」

〜クルーズ物語⑨〜

マツダ ミヒロさんが企画された
未来型社会貢献プロジェクト「Life Startup」。

で、まさかまさかの豪華クルーズに当選!

当選をきっかけに得た気づき、出発前までのエピソードを書いたクルーズ物語①〜⑧はマガジンで。

マガジン「クルーズ物語」

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10月20日。
ポロポロ涙をこぼす娘に見送られ(笑)、セントレアを経った。
まずは国内線で成田へ。

初のLCCでシンガポールへ向かう。
マーライオンと写真を撮り、21日の午後、いよいよ豪華クルーズ船 ゲンティンドリームに乗船した。

そして、そこからの3泊4日は、あまりにも濃厚な時間だった。
体験も気づきも、心揺さぶられたことも、とてもとてもたくさんあった。
これからひとつずつ消化していこうと思っている。

帰ってきた翌日の朝起きて、ふっと気づいた。
今回のクルーズの旅で、わたしはかなり内側に集中していたな、ということに。
内側というのは、自分自身、そして自分のチーム「よさがみえるラボ」のことだ。

まさにクルーズ物語⑧で書いたとおりになったのだ。

いつものわたしだったら、ここで出会う他チームの人たちとの関わりをより深く持ちたいと思うだろう。

すべての人と話したい!
どんな人なのかもっともっと知りたい!
という気持ちにもなるはず。

でも今回は、違っていた。
自分との対話と、チーム3人でいることで
体験の壺(って何だろうか。笑)がいっぱいになっていて、外へ向かうエネルギーはなかったような感じだった。

クルーズという特別な体験ができる場で。
4日間も。
しかも「チームで」来てる人たちと出会ってともにする時間だというのに、その人たちを知ろうとする行動をほとんど自分から取らなかった。

出会いとつながりを喜びをするわたしなのに、これは、よほどなことのような気がした。

さらに、驚いたことがある。
自分が内側に集中していたということに気づいたのが、旅をすっかり終えてからだったということだ。

普段のわたしは、こういう場にいったら
「どんな場づくりがされているか」
「出会いや繋がりのきっかけがどうデザインされているか」
を意識しなくてもキャッチする。

今回の場合で言えば、クルーズ船のデザインや場づくりという意味ではなく、プロジェクト主催のマツダミヒロさんたちがわたしたち6チームの場をどうホールドしているか、ということ。

実際、ウェルカムパーティーやセミナー、ミッションの提示などをはじめとして6チーム全体の場がつくられていたのだ。

けれど、旅の間、それに目を向けることなく、ひたすら自分の、自分たちチームの、体感と内面を味わっていた。
帰ってきてから、こんなに没頭していたのか!と初めて気づいたというわけだ。

それだけ、今という時期が、わたしの人生において内に向けるエネルギーが必要な局面なのかもしれない。

帰ってきて、ボー然としていた(笑)数日を経て、
やっと振り返ったり言葉にしたりを始められる感じになってきた。
これから日常感を取り戻していくけれど、自分の内側に没頭したあの感覚も忘れずにいたい。

そんなことを思った、帰国から3日後。

クルーズ中の出来事や感じたことのメモが、たくさんある。
それはもう本当に濃厚で濃厚で、カルピスの原液のようなのだ。
これから5倍希釈でちゃんと薄めて(自分なりに消化して)から、ひとつひとつ、書いていこうと思っている。

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