成長を感じる子ども行事。地域力が高いとどう変わる?

発表会や運動会などの毎年恒例の行事は、子どもの成長を感じる大切な機会なのではないでしょうか?去年できなかったことが、今年できるようになっている。親としては、この上ない喜びですね。

地域行事が存在している地域においては、幼稚園や保育所の行事の他にも、子どもの成長を感じる機会がたくさんあります。例えば、私の暮らす地域には、秋の実りに感謝して「奉納相撲」が開かれています。

3歳の時には投げ飛ばされて泣きわめき試合を放棄した息子が、4歳の時には、負けても最後まで相手に向かっていけるようになり、5歳の時には「勝ち」にこだわれるようになりました。去年負けて悔しくて泣きわめいていた男の子が、今年すごくたくましくなっていたりします。その姿を、親だけでなく、じっと地域の大人たちが見守っています。

「負けて悔しい」「次はもっと頑張る」といった気持ちを育んでいくことは、子どもにとってとても大切だと思います。私は、自己肯定感を育むことと、競争させないことというのは別物だと考えています。教育現場では「かけっこで順位をつけない」ことや「平均的な子に合わせ授業を進めていく」ことが行われているようですが、果たしてそれが子どものためなのでしょうか?

「みんな平等」なのは義務教育の間だけです。社会に出れば、差が出ます。自分で生き抜かなければならないのです。大事なのは、結果だけに目を向けない。その過程に目を向ける。できるようになったこと、努力したことを褒める。そういうことなんだと思います。社会に出てから伸びる人材は、能力が高い人よりも、努力ができる人です。そんなことを心に留めながら子育てしたいと思いつつ、今日も声を荒げてしまう毎日です・・・。

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