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編集長が選ぶ今月の注目記事!地域新聞社【2023年8月】

こんにちは! 
ご存じの方も多いと思いますが、弊社では地域密着のフリーペーパー「ちいき新聞」を発行しています。 千葉県・茨城県の一部エリアで全40版、約170万部を毎週発行。その記事は、各地域にお住まいの「ちいきライター」さんがネタを上げ、取材・執筆してくれています。

そんなライターさんが書いた記事の中から毎月1本、編集長が「これは!」と思う記事を「地域を超えてシェアしたい、今月の1本」としてピックアップしています。

それでは、8月の「1本」を選出理由と共にどうぞ!!


今月の1本に選ばれたのは…

8月4日号の取手・守谷版他

ライター房さんの「無人駅に癒やしの空間づくり 山下登最子さん」の記事です。

\ ちいき新聞のWEB版「チイコミ!」掲載中 /

【選出理由】編集長 広田より

なんと17年も前から、​無人駅の線路脇の荒れ地を花壇に変え、たった一人で手入れを続けている女性を取材した記事です。

花壇造りを始めた経緯だけでなく、山下さんの愛情を受けて育った草花たちが街にもたらした変化も描いています。

このような活動をキャッチするというのは、地域情報紙にしかできないことではないでしょうか。

「チイコミ!」上でも約1カ月間で3,000PVを超えるアクセスがあり、多くの人の心を打つ内容であったことがうかがえます。

先日、「フリーペーパー(紙媒体)の反響と、そこに掲載されている個人名の数には相関関係がある」という話を聞きました。掲載されたご本人はもちろん、そのご家族やご友人など、関係者も記事を読んでくれるからです。

当たり前と言えば当たり前なのですが、自分が地域新聞社に入社した当初(だいぶ昔々)にも、「ちいき新聞は身近な人の顔が載っている新聞だ」と教えられたことを思い出し、基本に立ち返りました。

房さんの記事には、花を育てる山下さんと、守谷駅管区の駅長さんのお名前があります。また、個人名までの記載はなくとも、山下さんへ感謝のメッセージを寄せたり、草取り剪定をしている時に声をかけたりしているたくさんの地域住民の存在にも触れています。花壇に癒されてきた人も含め、記事になったことを喜んでくださっていたら我々もうれしいです。

今後ともより一層、地域の魅力的な「人」にスポットを当てていけたらと思います。

房さん、素敵な記事をありがとうございました!

担当編集 信楽より

「駅前でずっと花壇をつくり続けている人がいます」と連絡をもらったのは、猛暑酷暑の7月頭。

「今時そんな奇特な人がいるのだろうか」とにわかに信じがたく、「それはいったいどのような花壇で…?」と返信しましたら、すぐに写真を撮って送ってくださいました。

更に「こんなに暑い中でも、作業されているんですか?さすがにこの季節はお休みでは?」と返しましたら、「暑い日も寒い日も、たった一人でずっと作業されています」と…。

そして再び写真を撮りに行ったところで山下さんご本人と会い、お話をしているつもりがそのまま取材になったそうです。

物理的にも心理的にも、この「距離の近さ」が、ちいきライターさんのいいところ。

普段着で写る山下さんの飾らない笑顔、まさに「ご近所さん」に向けるような眼差しが、読み手に親近感を抱かせたことでしょう。

誰にでもできることではありませんが、それでも「私にも何かできるかな、やってみようかな」と、ぽんと優しく背中を押してくれるような記事でした。

元々、人物取材を得意としてきた房さん。春先に体調不良で少しお休みをされていて、こちらが復帰第一弾、面目躍如とはまさにこのことですね。

これからも、地域の人の「こころ」に届く記事を期待しています。


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