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地域おこし協力隊にむいている人(状況)について考えてみた

夫が協力隊として働くことを選び、愛媛に移住して約4年半。協力隊として3年働き、一般社団法人を起業してからは、約1年が経ちました。

その間、任期を終えて別の場所へ向かう人、最大任期を待たずに辞める人、退任して定住する人を見てきました。

協力隊の任期は最大3年。募集時に仕事内容が決まっているケース、決まっていないケースどちらもあります。夫の場合は、「ジオパークの推進」という任務が決まっていました。

一方で、協力隊という手段を使わずに移住する人もいます。

我が家は協力隊制度を使って移住したことに満足しているのですが、協力隊には向いている人(状況)とそうでない人がいるなあと考えています。

ちょっとまとめてみました。

協力隊に向いている人

・やりたいことが決まっていない、もしくはまだぼんやりな人
暮らしながらニーズや活かせそうな資源を見極めて、やりたいこと、できそうなことを調整していくことができます。

・地域の人との関係性をじっくり構築しながら、仕事を作っていきたい人
新しい地域に入っていくとき、「役所に所属している◯◯です」、「地域おこし協力隊です」と自己紹介することによって、一定の信頼を得ることができます(怪しまれない)。

・役所の仕事の進め方に理解がある人
民間企業とは違う、行政の仕事の進め方に戸惑う人を見てきました。この仕事はこの部署!と縦割りで仕事が進められる場合が多く、外から見ると1つの町としてはやってることに整合性が取れて無いなあと感じることがあります。

また、意思決定に時間がかかる場合も・・・。地域おこし協力隊を担当している職員の異動もあるため、異動後はまた1から信頼関係を構築する必要があります。

個人で起業した方がいい人

・決まった場所・時間に出勤したくない人

・意思決定をスピーディにしたい、もしくは自分自身で物事を決めたい人
雇用されている立場なので、時間の使い方ややりたいことについて、許可を得なければならない場合もあります。

・やりたいことが明確な人
自分の中では優先度が低いことについても、組織の一員として取り組まないといけない場合があります。

ちなみに我が家に関しては、下記の理由から協力隊制度を選びました。

・夫が前職で行政と仕事をしていたため、行政の中での仕事をイメージできた
やりたいこととやれることの交差点を3年間かけて見つけようと考えた

また、思いついたら追記していきたいと思います。

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