ミ來週報7/2-7/8

玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ展に行く。名前が長い。無論、コピペである。

展示やイベントをもちろんやっているんだけどどちらかというと木下さんと岡野さんに会って話すことを目的にして行こうと思い、まだ混んでいなそうな土曜日の早い時間にする。早いと言っても着いたのは13時半。腹ごしらえに電車に乗る前チーズロコモコバーガーを食べたりしていたらやや遅くなった。そして何かお土産を持っていこうと思っていたことを完全に忘れていた。結局持っていったのは共著の1冊と、それぞれの第1歌集。さすがに3冊持っていくのはバッグが重い。前に会ったとき書いてもらっておけばよかった。

iPhoneで地図を見てもいまいち場所がよくわからないなと思いつつ高円寺駅からなんとなくで歩いていたら、思いのほかすんなり到着した。雨予報だったのもあってかお店の中は余裕があり、木下さんが窓際にひとりで座っていたのであいさつし、さっそく手持ちの本にサインを書かせた。そうしているうちに岡野さんもファンの女子たちへの対応をひとまず終えて話ができた。岡野さんにも当然サインを書かせる。木下さんは2年ぶりくらいで、岡野さんは4年ぶりくらいだっただろうか。久しぶりに会えてうれしく、また2人一緒にいるところを見るのは初めてだったので、それがなんだか楽しかった。

コーヒーがおいしいお店ということでそちらも楽しみにしてきたんだけど、いざ注文しようというところで気付く、財布がないことに。落としたとかではなく、普通に持ってくるのを忘れた。バッグに3冊も本を入れて満足してしまったようだ。全てをSuicaで突破してきたためここまで一切気づかず、来てそうそう駅前のコンビニに戻ってお金を下ろすことになった。さいわい定期入れにキャッシュカードを入れていたため事なきを得る。ポケットなどに入れて持ち歩くものはすべて落としたことがあるため、財布にあらゆるカードを入れておくのが怖くて分散して持っている。今回はそれが役立った。

戻って無事コーヒーを注文する。やっぱり酸味のものだろうかと思ってケニアAAにした。香りのすばらしいコーヒーだった。それを飲みながらやっと展示を眺めていると短歌教室の時間に。せっかくなのでテキストを買って待っていたら時間をすぎても木下さんは落ち着きなく前の通りをふらふらしていて、客寄せかと思いきや「そんなに人は来なくていい、10分だし」とのたまう。そんなやる気のなさなのかナーバスさなのか木下さんのパートは雑で笑えた。一方で岡野さんのパートはかっちりしていて、短歌をつくる道筋、推考の過程をわかりやすく伝えていた。そういう対照的な様子がおもしろい。でもあとからテキストを読み返すと木下さんの内容のほうがいろいろ聞きたいことは多かった。岡野さんはひとつに絞って伝えようとしていたけど、木下さんはできるだけ多くを伝えようという感じで、アプローチが違う。

教室が終わったら休憩がてら窓際の席に座ってお題付きの短歌を書いた。お題があるとはいえ即詠はつらかった。しかも書いている途中で岡野さんに写真を撮られたりして恥ずかしい。書いているところを見られたくないんだ俺は。やめてくれ。それでもなんとか2つ作って置いてきた。

そのあとは無料の記念冊子をゆっくり読んだり岡野さんに音楽をおすすめしてもらったり次の本のことを聞いたりして過ごす。あんまりずっといても他の人に悪いかと思ってそろそろ帰るよと言いに行くと、木下さんに「なかなか触れる機会がないから」と腕をべたべた触られる。そりゃないですね…。

そんな感じでいろいろ2人に構ってもらえてよかった。毎年7月にキャンペーンをやるみたいなことを言っていたから、来年また会えるといいね。


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神様にジャンプさせられ音が鳴る人は短歌をカツアゲされる


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