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天の逆鉾①

2022年11月26日(土)いつか行ってみたいと願っていた天の逆鉾を見に行くことができました!

宮崎県高千穂峰にある逆鉾、龍馬も目にした逆鉾、イザナギ、イザナミが日本を作る時に海をかき混ぜるものとして使った逆鉾をただ見たいという突き上げるような思いで、体力の衰えも顧みず、無謀にも登山を決行しました。

登山の前に、霧島東神社へ向かいご挨拶に伺います。なぜなら天の逆鉾はこちらの神社の社宝だからです。続いて霧島神宮にもご挨拶。元々高千穂峰に神社があったので、霊峰高千穂峰が所謂御神体となるのです。

登山当日の朝の天気は雨。でも、最近の天気予報の精度は凄いものです。午後には雨は止むという予想通り、13時半の出発には心地良い晴天でした。

持って来たゴアテックスの上着も脱ぎ、トレーナーとジーパンというラフな格好に軍手とスティックを持っていざ出発!

ここで一抹の不安は、登山靴を持っていなかったため、スニーカーで登らなければならなかったこと。この不安は直ぐに的中することになるのです。

登山コースは【初心者】モデルルートと言われる高千穂河原登山ルートを選択。片道2時間弱、往復3時間なので、16時半には余裕で戻って来れるハズ。

さて、予習動画でとても印象深かった古宮趾、その奥に岩肌も露わな山々が見えましたが、まさかあそこまで登るはず、ないよね。。。

登山序盤は心地よい林道を進んで行きました。もう既に心拍数は上昇中。

林道を抜けると勾配が急に大きくなり、「本当に登るのか?」と自問自答しながら、行くしかないもん、ととぼとぼと歩いて行きました。午後出発だったので、何人もの下山者とすれ違いますが、皆さんいずれも晴れやかなお顔。その顔を見ていると、きっと私も行けるハズという気がして来ましたがー。

ふと目の前に迫ってくる山肌を見ると
そこにあるのは何と「レッド クリフ」。
こんな山登ったこと、かつてありません。掴むロープは?なし。掴む草木の枝は?なし。安定感のない砂塵や岩石しかも軽い。こんな石に身を預けることは不可能です。私の頭に「滑落カツラク」の言葉が繰り返し蘇ってくるのでした。

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