1日も早く、総称して「電子書籍」と呼ばない日を迎えよう

先日、植村八潮さんが登壇されたAJEC(日本編集制作協会)の「電子書籍の今日と明日(http://www.ajec.or.jp/2015kouza06/)」に参加してきました。会場には、紙の編集者さんばっかりだったように思います。

植村さんのお話は初めて聞いたんですが、もう頭がもげるんじゃないか?ってくらいうなずきまくってしまい「そうなんだよ! 私が聞きたかったのはこれなんだよ!」と思いました。

その中でも特に印象的だったのは、

・出版が突然死するかもしれない

・アナログに戻れないビジネスモデルになったらだいたい成功してる

・世代のリテラシーが大事

・本当の意味で、いつでもどこでも読めるのは紙の本

・新しいメディアは古いメディアを模倣する

ということ。

いまだに「電子書籍死ね!」的な出版界の方は多いのも事実。

私もその気持ち良くわかります。だって今まで平和に
「本っていいよね~」
「本屋さんって知識の宝庫だもん」
という本当に本が好きな人たちの言い分もよーくわかるし、
「俺たちは1冊に魂込めてつくってんだ!」
「手軽に出版?ふざけんな!!!」
という編集者の人の気持ちもわかるからです。

それに、リングの貞子みたいに「くーるきっとくる♪」とずーーっと言われ続けて何回も「電子書籍元年」を繰り返しているのって紙の本から考えたら、脅威でしかないですもんね。

仲間なのか、敵なのか…

ということなんですよ。


ということで、私、思ったんです。


もう、諸々総称して「電子書籍」って呼ぶのやめません?と。

あと、もういい加減、出版と切り離してウェブ的な考えてつくっていきませんか?と。

紙の本を電子化したモノは「電子書籍」っていう名前でもいいと思うんですよ。その通りだから!

でも、世の中には、

・紙が絶版していて電子でよみがえった作品
・電子でしか読めない作品(マンガやボンデジetc)
・紙の本を合本して売っている作品
・KDPとか自分でつくって売っている作品
・pixivなどの投稿サイトで販売されている作品
・出版社が自社レーベルをつくって企画された作品

とかとか、一口に電子書籍ってまとめちゃダメな作品もいーーーっぱいあると思うんです。でもその呼び名がないんです。
このnoteだって電子書籍かも?

そこで緊急大募集!

この紙の書籍をデジタル化した書籍以外の呼び名をみんなで考えませんか

コンテンツ? デジ本? デジタルファースト? ボーンデジタル?

私が思いついたのは…「ポン」くらいでした。

みんなが思っているより、総称して呼ばれている電子書籍って実は身近で、雑誌なんかも読み放題サービス使っている人って100万人も使っているし、マンガ系のアプリもテレビCMめっちゃしてるし、「群雛」みたいな電子雑誌も盛り上がってるし、昨年ヒットした「火花」なんて電子書籍だけで13万ダウンロードだよ?

なーんだ、みんな使ってるじゃん!

ということなんですよ。

ぜひいろんなご意見頂けると幸いです。

そんな名前つけられないものなんて後世に残らないし、つまらないからやめちまえ!出版を汚すな!的な意見とか出てきていい議論にならなそうな気もするんだけど…

待ってるだけじゃ始まらないから、そろそろ前に進まないとね。

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つるたちかこ

書いたり、編集したり、イベントしたり、ときの流れに身を任せ。

コメント11件

AIさん 確かに、擬人化はありですね~!雪印のコーヒー牛乳のような広がりができると一気に火が付きそうですねw
Kouichi Kougoさん 「アメリカからきたまったく新しい概念」みたいな感じですかね?(笑)黒船ってことはやはり最初は嫌われちゃうっていうのは致し方ないことなんですかねw
植村さん!今も第一線でご活躍なのですね。
当方の前職時代の10数年前、まだ大学出版部の編集者でいらした時代、教育現場での電子出版に関して何度もセミナーを企画してご講演いただいたりしたことがありました。
tonrecobranさん お返事遅くなりまして申し訳ございませんっっ植村さんの講演はビリビリと刺激になって楽しかったです!!
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