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バチェロレッテ2では、37歳のおばさんには驚きの恋愛ショーが展開されている

ここのところ、毎日忙しい。
KREVAは「やめろ忙しさの自慢」ってラップするけど、そんなことわかっていても言いたくなるくらい仕事がパツパツ……。

30代後半ともなると、家事や育児も大変、仕事もいっぱい、体がしんどい……と20代のイケイケどんどんができなくなって、でも「もうひとふんばり」が必要なので、まあ愚痴りたくもなるものです。

それなのに、、、、、
眠る時間を減らしてまで、
夕飯のおかずを一品減らしてまで、
歩きながらでもみたいものがあるんです(交通ルールは守ります)。

現在、Amazonプライム限定で配信されている「バチェロレッテ」でございます。

バチェラーは、男性1人を複数の女性が奪い合うもの。
バチェロレッテは、女性1人を複数の男性が奪い合うもの。

いずれも海外で放送されていた恋愛リアリティショーの日本版です。2017年に日本でのバチェラーシリーズが初放映され、これまでにバチェラーが4作品、バチェロレッテが2作品放映されています。

私自身も大学時代は「歩くanan」と呼ばれ、
さんまさんの『恋のから騒ぎ』オーディション(落選)にも参加し、
年に一度は『ロング・バケーション』を見て号泣し、
東に恋愛話があれば聞きにいき、西に失恋したと聞けば励ましに行き、
宮沢賢治のごとく恋愛トークを好んでおりました。

時代が違っていたら、勘違いしてバチェラーに参加していたかも知れない……そんな人です(笑)。

これまでのバチェラー・バチェロレッテ

正直、バチェラーシリーズは興味ありませんでした。
でもある男性が目の前に現れて、人生が変わったんですよね。
あ、私好きかもしれへん、って。
見続けてたらハマっちゃうな、って。
そう、友永真也さんです。もう真也さんには感謝しかないですね。

突然、真也語で書いちゃいましたが(笑)私が見始めたのは、2019年に放映された、バチェラー3からでした。

「こんなに面白い番組ある!?」

と、のめり込むようにハマっていきました。
し・か・も!!
最後の最後に大どんでん返しがあり、終わってからも半年くらい盛り上がっていた印象があります(笑)。いやぁ〜もうこの物語はず〜っと見続けたいなと思います。

そして、真也の熱も冷めない中、2020年に始まったのが、日本で初となる「バチェロレッテ」。無敵の超セレブ! 彗星の如く現れたのがこの方でした。

バチェロレッテに選ばれた萌子さんですが、最初は「え? こんな生活している人いる?」と思ってしまったくらい価値観のかけ離れている人でした。でもね、もうかっこいいのよ。回を重ねていくごとに「萌子の魅力」にハマっていく人が続出していきました。特に女性からの人気が高かったんじゃないかな?

そんな、全人類の頂点にいるような女性が「誰」を選ぶのか??
後半に向けてワクワクが高まります。

これはネタバレとかのレベルじゃないから言いますけど、バチェラー・バチェロレッテの魅力って「誰を選ぶか?」なわけです。

だいたい20人くらいからスタートしますが、ローズセレモニーでバラをもらえなければ即終了。ローズを受け取れた人のみ、次のステージに進めます。

でもこの萌子さん、最後1本のローズを誰にも渡さなかったんです! 最終回なんて、もう化粧では隠せないくらいのやつれ具合で、精神もやられちゃってる状態で、「ローズを渡さない」決断をします。

放映当時は、番組企画とずれるじゃん! ってすごく賛否両論あって、炎上していたんですが、個人的には「萌子さんがそうしたならそれでいい」と納得したのを覚えています。

ちなみに同じくバチェラー/バチェロレッテ好きな6歳年下の妹とは、この最終回を見終わった際、「真実の愛とは何か?」をLINEでやりとりしていました(笑)

愛について考えたことのなかった、私にここまで考えさせてくれてた萌子さん。本当にありがとう(笑)

2022年現在、萌子さんは新たに出会ったパートナーと幸せに過ごされています。きっと真実の愛、見つけたんですよね。嬉しい!

そして、2021年放送されたのが、バチェロレッテで最後のローズを受け取れなかった黄皓さんが挑んだ「バチェラー4」!!!!!

女性陣たちも「知っている男」がバチェラーとして出てきたので、熱量が高い(笑)。しかもバチェロレッテより、一皮むけてるコウさんが妙にエロくて、めっちゃキスとかハグしてて、かなりアクロバティックなシーズンでした。

2021年ともなると、もう参加者も当たり前にSNSとかYouTubeとかやっていたので、過去の投稿を見て一部「匂わせ!?」って思うようなものもあり(笑)、それを探しながら見ていくのも、まぁ〜〜〜楽しい。

シーズン4は、大きな波乱もなく幸せに終わり、見事カップルとなった二人の人気はありますよね〜♪ バチェラーが終わってもまだまだ幸せが続いている感じがして、バチェラーのお手本のような回だったと思います。

そして、そして! 2022年に始まった「バチェロレッテ2」

そんな盛り上がりに盛り上がって、ある種「祭り」状態になっているなか始まったのが2022年の「バチェロレッテ2」。

今回のみきさん、美容業界で起業して、見た目も端麗な女社長。多分苦労もいっぱいしているはずだけど、そういうのも笑顔に変えて乗り越えてきたんだろう、どんどん自分を強くするためにいろんなものも犠牲にしてきたんだろう、そんなことを思わせるような人物です。

でも、ベースがめっちゃお嬢様! 会話の端々に「え?」って思うことがたくさん出てきます。(まだ実家のご両親登場していないから、その辺わからないけれど……w)

最初のローズセレモニー前にピアノ披露しちゃったり、
新潟のお米食べたことないって言ったり、
「私の方が稼いでいるけどどう思う?」って聞いちゃったり、
プールで遊ぶことをアイスブレイクって言ったり、
「私のために戦ってほしい」的なこと言っちゃったり、
ウクレレで弾いた曲を「ピアノのリメイク」って言ったり、

ちょっと天然っていうレベルを超えて、お嬢様な部分がポロって出てきちゃうんですよね。

そのため、選ぶ男性も庶民視聴者が見ていて「いいじゃん!」って思ってしまう人をどんどん落としていきます。その決断にも躊躇がない。もっと悩んだりしてるのかな? って思うと、部屋では走ったり、アイス食べたり、アイス食べたり、アイス食べたりしているというマイペースっぷり(笑)。

そして、選ばれる側の男性も野蛮な人は全然いません。みんないい人。横のつながりも大事にするし、これまでのシリーズで特徴的だった「ありのままの私・俺で挑むぜ!」「俺を見てー!」「私をもっと好きになってー!」って人はほとんどいなくて、「お嬢様に好きになってもらえるならなんでもする」って人しかいない(笑)。

「これ、白雪姫かな?」って思っちゃう感じでした。
王子様はいなくて、白雪姫と小人たちが仲良く暮らしているように感じました。

手作りのものを喜ぶと知れば、何かしらハンドメイドするし、
泣いている男性が好きだとわかれば、泣く演技が飛び出すし、
犬が好きだとわかれば、デートに犬を連れてくるし、
ご自慢の金髪も黒髪にしてしまうし、
「好き」と言ったら喜ぶと知れば、毎回同じように「好き」って言うし、
とにかく、男も女も軸がない!!!!!!! ガツガツしてない!!!

恋愛ってもっとさ、ぶつかり合う感じじゃないの?
自分の我を通さないと、結婚してから辛くない?
相手のことを思うのも大事だけど、それ以上に大事なのって自分の気持ちじゃない??

もしかして、、、恋愛観が変わってる?

でもふと……先日ニュースになった「20代男性の4割がデートの経験がない」(内閣府『令和4年版男女共同参画白書』)っていうのと繋がってくるのでは? と思ったわけです。

私個人としては「もっとみんな恋愛しなよ〜」とは思いません。恋愛より楽しいものがいっぱい増えているんだから、そりゃ恋愛しなくても生きていけるっしょ〜と思う。でも根底にある「恋愛観」はいつの時代も変わらないと思っていました。

「最近のわかいもんは〜」と言っている記事とか、SNSの投稿とかも見たけど、そういうことを言いたいわけではありません!!
色々と見ていく中で、「恋愛観」みたいなのが、どんどん変わってきているんだな〜と思ったんです。特に、面白い視点だな〜と思ったのが、東洋経済で紹介されていた以下の一文。

今の若者における「変なこと言って空気を乱したらどうしよう」「ズレた提案をして後で自分のせいにされたらどうしよう」という、恐怖心にも似た、人の感情に対する強い心理が関係していると主張したい。

『20代男性の4割がデート未経験の「本当」の理由/「いい子症候群」の若者たちにおける恋愛観』

これまでの恋愛って、傷ついてズタボロになって、それでも前向いて頑張る! って感じだったじゃないですか!!(昭和感満載だけどw)
恋愛ソングも、ねちっこく「忘れない」とか「まだ好き」とかいう歌が売れてたじゃん!!

でも、上記の視点を踏まえて考えてみると、「バチェロレッテ2」の世界が、まさに現代の恋愛なわけですよ。

お互い好きだということを確信した上で、失敗しない恋愛(結婚)をしたい。

「なんかわかんないけど惹かれる」
「なんかわかんないけど無理」
みたいな恋愛のフワッとした部分には目を向けず、盤石な状態じゃないと恋愛スタートにならない、できない。そういう感じなのかな?と。
そう思うと、お嬢が落としてきた人たちの理由も合点がいくわけです。(これから見る人もいるだろうから誰とは言いませんw)

最後にお嬢がどんな選択をするか、昭和生まれの私にはわかりません。
でも、真也さんとも、萌子さんとも、こうさんとも違う恋愛形態であることは確か!!

小人から王子様へ転生する人がいるのか、いないのか……その辺も見どころなのかもぉぉぉ!

恋愛観は、今も昔も変わらないものだとどこかで信じていたのだけれど、時代は確実に変わっている……そんなことを「バチェロレッテ2」からは教えてもらっているような気がします。

みなさんは「バチェロレッテ2」、どう見ていますか?


忙しいと言いながら、こんなにたっぷり書いてしまった(笑)

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