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7月だけど6月のこと

6月2日
私、ずっと髪の毛ストレートだと思っていたけど、実はくせ毛に変わってた。
海辺のカフカのチケットを急に思い立って予約。お芝居は久しぶり。久しぶりに一人劇場で息抜き。劇場に久しぶりに立ちたいなあとも思う私もいる。

6月5日
グッドニュース
新しい事が始まると、それに対応するように
身体は動き出す。本来のあるがままの機能を活用して。すごい。

6月6日
海辺のカフカへ。カフカの世界と同じくらい、日常で同じような事が起きている。夢の世界ではない。これは現実。人を殺めることがあり得ないではなくありえる。そんな世界にシフトしている中で、わたしはわたしに問う。
どんなに現実の世界がモンスターを放っても表現者達は、表現の中で強く儚い美しいエネルギーにそれらを昇天できる。それが私達の成すべきことだと思った。
カオスの中の美しさとはカオスの中でも生きるということだ。
脚本がアメリカ人で日本人が演出する。
英語の脚本が新たに日本語に翻訳され。
村上春樹のスタイルは最後はやはり日本語に戻る。
どんな国の演出家が演出しても素晴らしい作品になる。アイコンと感じる作品はそんなエッセンスでいっぱいだ。

6月7日
梅雨入り
ちょっと疲れてきてる
なので早く眠る
疲れるとまず失ってくる気力は
食べること。
無水鍋ー!テーブルの上にオブジェになりつつある。お料理、お料理。

6月8日   

Spotify でarrested development のトラック聴いてたら、別のミュージシャンの聴いたことがあるトラック。待って待って⁈偶然のRonny Scott!!!

6月11日
今を生きること。それが私のできること。
正直に生きてる人に出逢うとさ、もうなんだろそれ!と首かっくーんとなりつつ笑ってしまうの。素晴らしいです、あなた!

6月12日
料理するのは生きる力を養うこと
いい言葉。

6月13日
今朝の夢は本番最終日、しかもお芝居をすっぽかし、母にどうしようすっぽかしちゃったとオイオイ母の胸でこれでもかと泣き、しかも報酬が先月頂いた仕事の金額で混乱していたという。。。ちょっと思い返して笑ってしまう。なので、気分転換に届いて暫くテーブルの上でオブジェ化していた無水鍋で重ね煮をしてみる。重ね煮をするにあたって、お野菜の切り方なども学びながら野菜を切る。食材を丁寧に扱うとその通りに応えてくれる。野菜の水分とそれぞれのうまみ。本当に美味しかった。

6月15日
ドイツから一時帰国で戻ってきた友達と家族にやっと会えた。忙しいのに、リンツァートルテをお土産に持ってきてくれて、彼女の人に対しての温かい思いやりを肌身で感じる。ああ、彼女だなあと。
いつも私達はお土産交換になってしまう。
ムスメちゃんもスクスク大きくなって、相変わらず面白くてずっと一緒に笑ってた。

6月16日
鍋を焦がした。原因は焦げた匂いの時にわかった。失敗。でも、それでわかることがある。焦げた鍋をを丁寧に洗う。それもまた良し。祖母が愛用していた無水鍋。まさかの私がこの鍋を購入するとは。
外国の料理をなんとなくレシピで作り始める。なんか違うんだろうなあと思うと笑ってしまう。舌の記憶から教えてもらえることと、実際の料理のプロセスがあってくるはず!
そして今日は父の日。私は子供の頃から父が何をしているをか知っている。学生の頃友達は彼女たちのお父さんがどこの会社で働いてるのかは知っていても何の仕事をしてるのか知らない人が多かった。お父さんがどんな仕事をしているのか子供の時から知ってる方が後々自分が仕事をする時に少し参考になるんじゃないかなあと思う。仕事とは何かを知る為に。

6月17日
本当に今日はストロベリームーンというやつなんだ。大きな満月!でもその瞬間以外は見つけられなかった。


6月18日
香りは身に纏ったけど、久しぶりにジュエリーを纏うのを忘れた。
何も身に纏わない状態もいい。
味覚。シャンパンはやっぱり美味しい。
一人でアペロの時は2杯のスパークリングワインより1杯のシャンパン。今朝新玉ねぎとトマトマリネ作っておいてよかった!試してること。毎日歩く中で見知らぬ人とデュエットして歩くこと。

6月19日
楽しみを一緒に作っていくことはできる。
忘れてた。
歩くことと踊ることの違いは何か?
ならば日常の中で実験してみよう。
皮膚で音を感じる実験もする。トマトを沢山頂いたので、暫くトマト三昧料理になっていた。
プチトマトをお味噌汁の具材にしてオリーブオイルを垂らすと美味しいというレシピ。
うん、本当に美味しい。ゆで卵いれるだけで
充分朝ごはんは満足。

6月20日

梅雨も夏も苦手。でも、今はこの別の帰り道の植物達を眺めながら帰るのが好き。夏の青々しさ謳歌しているのがわかるから。
ちょっと夏が好きになってると思う。 

6月21日

異国に住んでいる古き友人からメール。
夢で逢いに来てくれたと。
そのメールで私は確認した。
離れていても、あなたと一緒にいますよ、大丈夫!そう想い続けてくれてること。
友人が寄り添ってくれてること。
涙が出るほど嬉しかった。
そして本当の私の声を聞けたことも。

仕事もそう。私を見えないところで支えてくれているチームスタッフに感謝。ありがとう。
あなたたちなくては私の仕事は成り立たないからね。素晴らしき貴方たちに感謝。
今は本当の人の優しさに触れると涙が出る。
脆くて壊れやすい私が顔をだす。
人間だから。この経験を忘れても私の身体は絶対忘れない。そしてどこかで思い出して表現や智慧に変わる。

6日22日
夏至は昨日かと思いきや、今日だった。
Midsummer...
白水社からふらんすが届いていた。
先月書いたエッセイ。
クリスチャン・ボルタンスキー 特集号に
とても嬉しい。

6月24日

赤ちゃんの頃の記憶を今もう一度ここで体験する。大切な時間。感情がここ数日とても動く。歩いてて泣きそうになるスイッチ。
そうしたかったのはわたし。


さて、ほかの案件どうしようかな。無理せず工夫しながら。

エネルギーをくれる洋服の存在に感謝。だからファッションが好き。わたしがわたしでいれるから。

6月26日

ボルダルンスキーと塩田。
両方ともdefunct の問いかけ。
他者から、自分から。
こんな状況で、私に、あなたに必ず終わりがある事の表現を体験したい。泣いてしまいそうな気持ちなのに作品を観たいと思う私。この脆弱な気持ちをどこかに置いていきたくないから。同じことを経験してる人達のエネルギーに包まれ皮膚を通じて抱きしめられたい。

信頼してるパティシエからのルセットが書いてある紙は粉のにおいがする。馴染みのある香り。

後半戦、チームリーダーはうちの弟。役者は揃ったね。さて、行こうか!泣きたくても泣けなくて、リセットしてまた向き合っていく。

6月27日
一喜一憂の連続。おばあちゃん、この時みたいにどうぞ一緒にいてね。いつも必要な時にいてくれてるのは知ってる。怖いものは確実になくなってきてるが、変わらぬこともある。


6月28日

友人から。
“un pour tous tous contre le plastique”
One for all, all against the plastic.

6月29日
母の胸で大泣きをした。本当のことを伝えてこれでもかと泣いた。子供の時でもしたことないこと。そして、この経験をいつか私は自分の表現にして表現するんだと思う。

6月30日
ピナが死んでから10年経った。
そして私は今日ディミトリアスの作品にやっと出逢えた。こういう作品がずっと好きだった。本当に久しぶりだった。この感覚。
観客との良い距離感。好きなことはどんな状況でもやろう。うん。
どこにも当てはまることのない、でもダンス。私も身体を離れる前にそういう作品を創りたい。大好きな人達と。だから経験していく。当たり前は当たり前ではなく、その瞬間を生き、1日を後悔なく有意義に終わりを迎えること。それが本当の生きる意味だから。そこにいること。あるということ。そして新しい明日を迎えれることの幸せ。

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