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第2回東京おいなりさんチャレンジ〜2024年新春編その4〜

全4回になってしまった第2回東京おいなりさんチャレンジ、最終回です。
荻窪駅周辺にたどりついています。

↓「その3」

新幹線の時間が迫り、終わりが近付いてきました。
次のおいなりさんは一番右往左往したところ。

稲荷神社

ビルの間

ビルとビルの狭い隙間に入っていきます。
出たのはマンションの裏です。不審者と思われはしないか。
できるだけ不審に見えなさそうにシャキシャキ歩きます。

そして、またしても裏側に回ってしまった。
しかし確かにあるぞ、おいなりさんは。

もはや疲れ果てて砂漠にオアシスを見る旅人のよう。

裏だった。

再び隙間の道を戻ります。
正面に回ると、駐車場、柵、その向こうに鳥居。

柵の向こうに赤い鳥居

はい。私有地です。

完全に、クローズドおいなりさんです。柵に囲まれています。
駐車場の金網の隙間から一応写真は撮りましたが、その後で「あっコレ私有地や」と気づいたのでアップするのは諦めました。

一部のおいなりさんはもともと大名屋敷の敷地内にあったりするわけだから、そこがそのまま誰かの土地になれば一般に開かれずに祀られ続ける、ということもあるのでしょう。

オープンなおいなりさんもあれば、クローズドなおいなりさんもあるという学びを得ました。

しかし、地図アプリにはこういうのも載るのか。
所有者的にはOKなのでしょうか。

すごすごと退散して、次です。

田守稲荷神社・他

白山神社

荻窪駅近くの大きな神社、白山神社の境内においなりさんがあるそうなので行ってみました。ここも立派な木が生えていて、さきほど(その3)の駐輪場と同じ表示がありました。

神社の森を保護樹林として保存しているケース。

境内入って右手。日陰になってしまった。

境内に入って右手に、新しい鳥居があります。
鳥居をくぐると3つの社殿が並んでいました。

田守稲荷神社
正一位稲荷神社

田守稲荷神社と、正一位稲荷神社。
もうひとつの三峯神社は写真撮り忘れました。なんでや。

白山神社の末社という扱いのようです。

それぞれ短い由緒書があって、田守稲荷神社は旧下荻窪村で信仰していた神様を白山神社造営時に正式に祀ったもの、正一位稲荷神社は中田加賀守の屋敷内に祀ったもの、三峯神社は昭和期に秩父三峯神社を勧請したもの、ということでした。

これらを集めて、スリーピースおいなりさんとして祀ってある……

ん、ちょっと待って。三峯神社がお祀りしているのは狼(大口真神)だわ。
(取り急ぎWiki調べ)

狼だ。

ちゃんと由緒書の絵も三峯神社だけ狼のイラストになっていました。

「卵は箱の中に納めて」

烏対策か、お供え物のケースがあります。
おいなりさんには「卵は箱の中に収めてフタをしてください」という注意書き。卵をお供えすることもあるのか。へええ。

狐と狼が同居している。おおらかでいいですね。

現明稲荷神社

さて、ラストです。

最後の力を振り絞り、荻窪駅から線路沿いをてくてく歩きます。

おそば屋さん。

はい、私有地でした。おそば屋さんの敷地内です。
まったくのクローズドおいなりさんです。

おわかりいただけるだろうか

写真に撮れるのはこれが限界です。右下に社殿の屋根がちょっとだけ見える。
大きな木がありますね。神社というよりはどこかのお屋敷のお庭だったのかな。

いつかこのおそば屋さんで食事をしたら見せてもらえるだろうか。
食べログを見ておこう。

そんなこんなで、最後はクローズドおいなりさんばかりでしたが、これにてチャレンジ終了。

チャレンジを終えて

2日で17おいなりさんです。

今回の発見は、子狐チャンがかわいかったことと、デカい木が神社(もしくはその跡地)の目印になるケースがあるとわかったことと、地図アプリ上の稲荷神社にクローズドおいなりさんがまあまあ含まれているということがわかったことです。

今回もおもしろかった。足は棒。

第3回は未定。次にゆっくり東京にこれる時にチャレンジします。
飽き性ですぐやめちゃう癖が嫌なので、今年中に100おいなりさんは目指したいかもしれない。

その前に番外編で本家の伏見稲荷にも行こうかなとか思っています。

おわり。

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