Amazon echo AlexaのCMを見たことがあるだろうか。

ざっくり説明すると、一人暮らしの息子が母親にテレビ電話をしてレシピを聞きながら肉じゃがを作るというモノ。

このCMにちょっとだけ、ほんのちょっとだけモヤッとする。結果的にカレーが出来上がるから。

息子は母親の味の肉じゃがが作りたくて、作れなかったから母親に電話したのに。

「じゃあカレー粉探して。あとショウガとケチャップ。」「そ。カレー」

なんでこんなに堂々としているのか。肉じゃがが作りたいんだこっちは。

と、CM放送開始からずっと思っていた。たぶん伊東四朗さんとあのボールがない限り解決しないと思う。

　この文を打つにあたって、改めて動画を見返していたらだんだんいろんな箇所が気になり始めた。

現代っ子らしくすぐ調べた。このCM気持ち悪い！という内容をまとめた記事がたくさん出てきた。

記事には「そんなことでいちいちカリカリすんなしｗ」というコメントもついていた。

うるせぇな。とりあえず肉じゃがが作りたいんだこっちは。

　じゃあ母親側から考えてみよう

「どうしたらいいかな」なんて聞かれても、テレビ電話で言われてわかるかよ。

どうせなら「もっと甘かったような気がする。何か隠し味とか入れてた？」的な『思っている母さんの味』と『今自分が作っている味』の何が違うかをなんとなくでもいいから提示してくれ。そしたらアドバイスの一つや二つ提案できるっての。

そうなると、母さんは”息子が思う『母さんの味の肉じゃが』を完成させるにあたって必要になるであろう会話のラリー”を省いた結果、変に失敗する前にカレーを作らせることにしたんだろう。

だからと言って、じゃあそういうことで。というわけにもいかない。

なんてったって、肉じゃがが作りたいんだよ、こっちは。

カレーはカレーでまた”母さんの味”があんだろうな、コイツ。