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#05 「NFTコレクション」の運営で「気をつけるべきこと」

みなさんこんにちは。Chikara (@chikara_ctd)です。

X2E-DAOで、「Cool」なファンアートジェネラティブコレクション
「My Cool HEROES」のファウンダーをしています。

さて、今日の話は、ぼくたちのコレクション「My Cool HEROES」を運営していくうえで、「本当に気をつけないといけないこと」について、書いてみたいと思います。

今日の結論を先にいうと、

  • 「超短期勢」には気をつけよう

  • 運営として「価値の発信」を地道に積みかさねていくべし

というお話です。それではどうぞ!

■前回までの振り返り

まずは、前回までNoteで書いた話を、ここで振り返ってみたいと思います。

前回の「#04 「NFT投資」と真剣に向き合う方たち」では、主に次の2つのことを書きました。

1つ目は、

ぼくの根底にあるのは、運営の立場としては、
自分たちが産み出した作品を、
より「大事」にしていただける方にこそ、
手に取っていただきたい

という想いが大前提にあるということ

そして、2つ目は、

「短期NFT投資家」の皆さんの中にも、
NFT作品と、しっかり向きあって、
とても「真剣(大事)」に、売買計画を立てている方達
が、
ちゃんといることがわかりました、という話でした。

それまでは、「短期NFT投資家」の皆さんに、
正直、あまりいいイメージを持っていなかったのですが、
「NFT Trading Salon(NTS)」に参加するようになってからは、
それが間違いだったことに気がついた、
ということも書かせていただきました。

■My Cool HEROESが気をつけるべきこと

それでは、これらのことをふまえて、今後ぼくたちが「My Cool HEROES」を運営していくうえで、本当に気をつけないといけないのは、どんなことでしょうか?

これについては、まだはっきりした答えをみつけられてはいませんが、今は、なんとなくこんな感じで思っていまーす、ということを書いてみたいと思います。

今のところ、大事な論点は、ざっと、以下の4つかなぁと思っています。
[想定される4つの論点]

  1. 「短期投資家」に、「優先購入権(AL)を配布」することはいいことなのか?

  2. 「ガチ保(がっちり保有)」してもらうことは、いいことなのか?

  3. 「優先購入権(AL)」を、大量に「ばら撒く」ことはいいことなのか?

  4. 「優先購入権(AL)」で、「大量購入」できるようにするのはいいことなのか?

そして、このことを考える上で、まず、みなさんと認識を合わせておきたいことについて、以下に書いてみます。

■「ペーパー・ハンド」と「ダイヤモンド・ハンド」、そして「超短期勢」について

まず「NFT投資」において、よく耳にする、「ペーパー・ハンド」と「ダイヤモンド・ハンド」についてです。

1.  「ペーパー・ハンド」とは

「市場の動き」に簡単に左右されてしまう人のことで、
ちょっとした値動きで「すぐにNFTを手放してしまう人」
(「紙」のように、握る力がとても「弱い」手を持つ人)
のことを言います。

つまり、この「ペーパー・ハンド」の方たちは、ちょっとした値動きに敏感に反応する傾向があって、

  • そのNFTコレクションの価値が下がることを気にせず、

  • 時には、自分の「得」すら度外視でいいから、

  • 安値をつけてでも、「とにかく早く売り抜けたい!」という傾向がある方たち

と言い替えることもできそうです。

これらを考えると、
この「ペーパー・ハンド」の方たちにNFTが渡ってしまうと、
コレクションのフロアプライス(NFTの価格)が、
簡単に崩壊してしまうリスクがありそう
ですよね。

まず、このペーパー・ハンドの方たちには、優先購入権(AL)が届かないように考慮して、とても慎重に設計する必要がありそうです。


2. 「ダイヤモンド・ハンド」とは

「ペーパー・ハンド」とは逆に、「ダイヤモンド・ハンド」の方たちは、
「市場の動き」に簡単に左右されない方たちのことで、
ちょっとした値動きがあっても、「長くNFTを保持し続けられる人」
(「ダイヤモンド」のように、握る力がとても「強い」手を持つ人)
のことを言います。

つまり、この「ダイヤモンド・ハンド」の方たちは、

  • そのNFTコレクションの価値が上がることを大事に考え、

  • もしくは、自分の「得」になるようにしっかりと売買計画を立てている方で、

  • 安易に安値で売り抜けることなく、じっくりと「NFTの価値が上がることを考えてくれる」方たち

と言い替えることもできそうです。

この「ダイヤモンド・ハンド」には、いくつかの方がいそうです。

例えば、
日本で普段からNFTを「ガチ保」(ガッチリ保有)する傾向がある方たちや、その作品の「コアファン」の方たちはもちろん、

そのNFTに価値を感じて、
しっかり意図して売買計画を立ててくれる「長期NFT投資家」と「短期NFT投資家」の皆さんも、「ダイヤモンド・ハンド」と呼んでいいんじゃないかなぁと思っています。
(これは、あくまで個人的な見解です)

こうした「ダイヤモンド・ハンド」の方たちは、自分たちの作品を「大事」にしてくれる可能性がとても高いので、ぜひ、こういう方たちに作品を手にしていただたいと思います。

3.「超短期勢」とは

それでは、「超短期勢」というのはどういう方たちのことでしょうか。
ぼくは、上で述べた「ペーパー・ハンド」の方たちと、一部の「投資家」の方が、この「超短期勢」に含まれるんだろうなと考えています。

ここで、これまでの話の流れから、
「投資家」の方たちは、「作品と真剣に向き合って、しっかり売買計画を立てている方たち」じゃなかったの??
と思う方もいると思いますが、それは、状況によって変わるということです。

要するに、投資家の方は、
「すべての投資対象」を、「常に同じ温度感」で考えているわけじゃなくて、「自分が『得』する(もしくは、最低限、損をしない)」ように行動し、状況によって、その「対応」を変えているということがわかりました。

投資家の皆さんは、
投資対象の「価格が落ちそう」という見込みがたったときには、それ以上の「損」が出ないように、早めに判断して「売買を確定」させ、自分の「損」を最小限に抑えるように動きます。

これを、「損切り」と言います。

この「損切り」は、
どんな投資家の方でも当たり前にすることだし、とっても大切なことなので、決して「損切り」自体が悪いということではありません。

ただ、ぼくは、この「損切り」の判断を少し早めにしがちな投資家の方も、
「超短期勢」に当てはまるだろうなと考えています。


■想定される4つの論点について

ここで、この「ペーパー・ハンド」、「ダイヤモンド・ハンド」、「超短期勢」について認識があったところで、改めて、冒頭に述べた「4つの論点」について書いてみます。

[想定される4つの論点]

  1. 「短期投資家」に、「優先購入権(AL)を配布」することはいいことなのか?

  2. 「ガチ保(がっちり保有)」してもらうことは、いいことなのか?

  3. 「優先購入権(AL)」を、大量に「ばら撒く」ことはいいことなのか?

  4. 「優先購入権(AL)」で、「大量購入」できるようにするのはいいことなのか?

1.「短期投資家」に、「優先購入権(AL)を配布」することはいいことなのか?

この1つ目については、これまで話してきた通り「短期投資家」の方であっても、真剣に自分の「得」を考えて、「大事」に僕たちの作品と向き合っていただける方なら問題なさそうと思っています。

2.「ガチ保(がっちり保有)」してもらうことは、いいことなのか?

もちろん作品を大事に応援して「ガチ保(がっちり保有)」してもらうことが、本当に本当にうれしいです。こういう「ガチ保」していただける方たちにこそ、しっかりとぼくたちの作品をお届けできればと思っています。これは大前提ですね。

ただ一点だけ、未来永劫、永久に保有し続けていただく必要はないかもしれません。どこかのタイミングで、それまでずっと応援してくれた方たちにも、しっかりメリットを享受していただけるような運営をしていけたら最高だなと思っています。(この件については長くなりそうなので、また別の時に書いてみたいと思います)

3. 「優先購入権(AL)」を、大量に「ばら撒く」ことはいいことなのか?

「ばら撒く」ことは、「超短期勢」に「優先購入権(AL)」が行き渡るリスクを無用に広げる行為なので、どうやら、無計画な「ばら撒き」はやらない方がよさそうです。

4.「優先購入権(AL)」で、「大量購入」できるようにするのはいいことなのか?

これも無用な「リスク」を大きくしないためには、「一人当たりが購入できる枚数」は「少なめ」の方が良さそうです。

これは、潜在的な「超短期勢」は、どこにでもいる可能性があるので、潜在的なリスクを低くするためにも、「一人当たり」が購入できる枚数は、できるだけ少なく設計した方がよさそうということです。

これらの4つのポイントは、このnoteを読んでくれていて、本当にMy Cool HEROESを応援してくれている皆さんには、よくご理解いただけるところじゃないかなと思います。

■後発的な「超短期勢」を減らすための努力も必要


そして、ぼくが今一番、「自分たち(運営側)」がしっかり頑張っていかなきゃいけない部分だと感じていることは、後発的に「超短期勢」に変わってしまう方についてです。

これは、せっかく「作品を大事」に思ってくれていた方の中でも、後発的に、「損切り」を早めざるを得ないとケースがあるんだろうな、ということです。

そして、そうなってしまうのは、「運営側」にも、一部問題がありそうだなぁと思いました。

最初から「超短期勢」の気質がある方を除けば、
「作品の価値」がしっかり伝わっていないから、「損切り」の判断を早めざるを得ないケースもあるんじゃないかなと思ったんですよね。

そういうケースに対しては、運営側として、自分たちの作品の「正しい価値」と「魅力」を、しっかりと伝えて続けていくことが大切で、
そのためには、
地道に時間をかけて、しっかり1つ1つの営業活動(ドブ板営業)を続けて、着実に、信頼と応援を積み重ねていくしかなさそうだなぁと感じました。

そして、自分達の大事な作品に対して、
この後発的な「超短期勢」の方達を減らす努力をし続けることが、「自分達が、真剣に取り組まないといけない課題」になってくるんだろうなと、最近強く感じるようになってきています。

■今回のまとめ

ということで、今日はこれで4700文字近くになってきたので、この辺で終わりにしようと思います。

直近の第3話目第4話目と合わせて、「NFT投資家」に関する話から始まり、今回は「NFTコレクション」を運営するにあたって、「気をつけていかないといけない、最近わかってきたこと」として、

  • 「超短期勢」には気をつけよう

  • 運営として「価値の発信」を地道に積みかさねていくべし

という2点を、書かせていただきましたが、いかがだったでしょうか。

(実は元々は、今回の「最近わかってきた、気をつけるべきこと」を書き始めてみたところ、長くなりすぎたので、3回分に分けてみたという背景がありました)

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