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#019 【ガンとお金の話】放射線治療2日目:あらためて日本の国民皆保険制度に感謝する

2019年3月26日

放射線治療2日目。今日も朝から満員電車に揺られて病院へ。

昨日と同様、受付〜検温〜治療の流れ。本日は特に問題なく終了した。マスクは相変わらず苦しいが、なんとなく少しずつ慣れてきた気はする。施術後の体調の変化なども特になし。

毎週火曜日は治療後に先生の診察がある。診察といってもまだ2日目で、特に体調にも変化はないので当たり障りのない会話で終了する。個人差はあれどだいたい10回目くらいから体調に影響が出てくるらしく、不調が出るのはおそらく再来週くらいからでしょう、とのこと。来週いっぱいくらいまでは普段通りに過ごせるのかな。でも明後日から抗がん剤の治療もスタートするので、それの副作用次第でもっと早くから体調は悪化するのかもしれない。まあやってみなければわからないわけだし、今は少しでも体調維持に努めていけたらと思う。

ちなみに、放射線治療の一階の料金はこちら。

3割負担でこの金額。明細書を思わず二度見してしまった。

もちろんこれは1回分のお値段。合計35回の治療を行うわけだから、放射線治療だけで軽自動車くらい買えるんじゃないかというくらいの金額になる。これに抗がん剤を計3回、そのための入院費やら検査費用やらあれやこりゃで、今のところ総額どれくらいかかるのか、想像もつかない。

あらためて自分の病気はガンなんだな、これだけの費用が掛かるような治療を受けているんだなと思い知る数字だ。金額で病気のレベルを計るのは如何なものかと思うが、悲しいかな、それが一番分かりやすい。

もちろん高額医療費限度額制度があるので、実際の支払いはもっと安く済む。あらためて日本の国民皆保健制度には感謝感激だ。日々支払う保険料は決して安いとは思わないし、普段全くと言っていいほど病院にかかることのなかった俺にとっては単に払い損だと悪態をついていたくらいだけど、此処一番ではやはり有り難いものなんだなあとしみじみ。まあ出産とか、子供達の医療費が無料だったりとか、今までもしっかり恩恵は受けていたのだけどね。鈍い俺が気づかなかっただけのことだ。


明後日からはいよいよ入院だ。帰宅したら注文していたポケットWi-Fiが届いていた。ガン治療が終わるまでの短期レンタルをお願いしていたもので、こいつがあれば入院中も記事の更新くらいはできるし、退屈しのぎにもなるだろう。まあ入院中にPCをいじる体力と気力があればの話だけど。

美味しい食べ物とか、子供達へのおみやげとか、少しでもハッピーな気持ちで治療を受ける足しにできれば嬉しいです。