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#041【放射線治療終了19日目】人の身体は回復するようにできている

2019年6月3日

6月に入ってからいろいろと良い方向に向かいつつある。まずは口内炎だが、ほぼ8割〜9割がた治まってきた。口腔内の口内炎はほぼ消滅して、あとは左側の鼻腔と喉の間、のどちんこの奥のあたりに白く化膿している部分が残っている。ちょうど癌があった場所だ。やはり患部そのものには一番放射線が当たっていたであろうから、一番治りが遅いのかもしれない。

同じくらいに治りが遅い場所がもう一つあって、左側の舌の付け根から側部にかけて。これもまた治りが遅い。左の奥歯の一つが銀歯なのだけど、ちょうどそこに密接している部分だ。
放射線技師曰く、銀歯は放射線を乱反射するので銀歯のある人はその周囲にかけて口内炎がひどくなりやすいとのこと。やはりその分治りが遅いのだろうか。舌の付け根というのはなかなか厄介で、口の中で無意識に舌を動かした時にズキッと痛みが走ることが多い。特に今回のケースだと左側に炎症が起きている訳で、右に舌を伸ばそうとすると患部が引っ張られてなかなかの痛みが走ることになる。右側で咀嚼して、右の歯茎と唇の間に挟まった食べ物を舌で取ろうとするとズキッとくる。ついつい無意識にやってしまうのだけれどこれが地味に辛い。しかし口内炎が治ってきてくれたおかげで、これでもかなり楽になった方だ。おそらく来週までにはほぼ問題なくなるのではないだろうか。淡い期待だ、実現してくれるといいのだけれど。

味覚も少しずつ回復しているような気がする。相変わらず物の味はよく分からないのだけれど、前回書いた物の味がわかる範囲が広がってきたように思う。駄目元で口にしてみたら意外とイケた、というパターンが増えてきた。これは素直に嬉しい。一時期は食事を取るのが嫌で嫌でしょうがなかったのだけれど、ようやく食べる楽しみを取り戻しつつある。しかし調子に乗って注文したり購入したりして、口に入れたとたんに後悔したり落ち込んだりすることもまだ多い。まだまだ油断できないな。

味覚の回復には亜鉛がいいという話を聞いて、現在は亜鉛のサプリを定期的に摂っている。それに加えて放射線技師からオススメされたのが、昆布水でうがいをするというもの。昆布の旨味成分が味覚を感じる味蕾細胞を活性化するらしく、医学的根拠はないですけど意外とオススメですよ、とのこと。単純に切り刻んだ昆布を水と一緒にペットボトルに入れてシャカシャカ振って一晩置いて、それでうがいをするだけ。初めは半信半疑でやり始めてみたのだけど、意外なことにすごく昆布の味がはっきりと分かってビックリした。やはり旨味成分はひと味違うのか?これならなんだかイケる気がする!

亜鉛と昆布のどちらが効いてるのかはよく分からないのだけれど、そんなこんなで順調に(と言っていいのか?)身体は回復しつつあるようだ。やはり人の身体って素晴らしい。抗ガン剤やら放射線やらであれだけ痛めつけても、ちゃんと回復するようにできているというか、元に戻す力は発揮されるのだ。焦ることなくしっかり戻していこう。頑張ろう。


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美味しい食べ物とか、子供達へのおみやげとか、少しでもハッピーな気持ちで治療を受ける足しにできれば嬉しいです。

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野田 力(Chikara Noda)

2児の父。産前産後の女性の身体を整えたり、整え方を教えたりするのがおしごと。2019年2月に中咽頭がんの告知を受ける。自分を見つめ直しながら癌を乗り越え、克服していく過程を綴っていけたらいいなと思います。

治療終了後

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