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#046【治療終了後62日経過】一難去ってまた振り出しに戻る

2019年7月15日

随分と間の空いた更新。前回行ったCT検査の結果が出たので内容を聞きに病院まで行ったのが先週の木曜日。

検査結果としては、従来あった左中咽頭とリンパ節のガンは現時点においては綺麗に消滅しているとのこと。

これはもちろん喜ばしいことなのだけど、しかし今度は右のリンパ節に1cm大の腫瘍らしき影が発覚。一応エコーで詳細を確認したのだけど、如何せん大きさがまだ小さいので実態がつかめなかった様子。
担当医の見解としては、現時点で悪性の腫瘍が転移してできることは考えにくいとのことで、おそらく良性の腫瘍的な何か、あるいは単にリンパが部分的に腫れてるとか、それくらいのものだと思いますけどねえ、とのこと。

結局次回の診察で再度検査をするのでそれまでしばらく様子を見ましょう、という形に落ち着いたのだけど、なんとも後味の悪い結末でがっかり。

なんというか、従来の癌が消失したというのはもちろん嬉しいニュースなのだけど、振り出しに戻ったというか、癌が見つかってから正式な告知を受けるまでのあの悶々としたやるせない時間をまた繰り返さなければいけないのかと思うと、正直素直に喜べない。喜べないどころかげんなりだ。

悪性だったらどうなるのか。もう放射線は限度いっぱいに浴びているので使えないし、残る手段は抗ガン剤または手術による摘出となる。

抗ガン剤は正直言ってもう嫌だ。あのキツさはちょっとこれ以上は精神的に耐えられる自信がない。かと言って手術で摘出というのも、場所が場所なだけにいわゆるリンパ節郭清術、リンパ節を摘出しなければならない可能性は大いにある。もちろん状況によってはそれ以上、最悪の場合は声帯や嚥下に関する筋肉も取り除かなければいけない。固形物が飲み込めなくなったり、声が出なくなったり、そんな自分は想像もできないし、考えたくもない。

抗ガン剤や放射線治療の理不尽な副作用を散々我慢して、ひたすら耐えて、ようやく少しずつ良くなってきているのに、まだこれからもっと酷いことが起こるのか?もうこれくらいで勘弁してくれてもいいんじゃないのか?

もちろんまだ悪性と決まったわけではないし、むしろ良性の可能性の方がはるかに高いそうなのだけれど、それでも一度はガン治療を経験した身としては十分にビビらされる報告だ。

とりあえず次回の検査は8月15日。それまでずっとこんな気持ちで過ごさなくてはならないんだろうか。参ったね。

美味しい食べ物とか、子供達へのおみやげとか、少しでもハッピーな気持ちで治療を受ける足しにできれば嬉しいです。