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内なる批評家への向き合い方

本当は、こんな夢があった。
とか、
実はこう思っていたんだけど、言えない…
とか、
チャレンジしてみたけど、途中でやめちゃった
…などなど。
日々の生活の中のちょっとしたことから、人生の大きな決断まで、私達は皆、小さな決断と選択の連続をしながら、時を過ごしています。

その決断や選択が、できなかったり、続かなかったり、あるいは考えないようにしたりして避けたりすることは、ありませんか?
そして、どこかがっかりした気持ちになっていたり、苦しかったり、痛みや、後ろめたさがある自分に気づいていたりしませんか?

「あの人はいいよね、ついてて。何かやるにも時間もあるしさ。上司から好かれてるし。私なんて…」
と、ほかの人と比べてしまう、羨ましいという気持ちなんかもあったりして。

秋も夜長。時には、そんなもやもやした自分の内面を見つめてみるのもいいかもしれません。
今日は、実際にどのように見つめるといいのか?1つの選択肢を書いてみようと思います。

コーチングの中では、何かにチャレンジしたり行動を取ろうとするとき、自分の考えやアイディア、行動を抑制する、“自分の一部の声”のことを「内なる批評家」と呼んだりします。内なる批評家は、こんなことを囁きます。

・どうせできっこないよ
・無理しないでいいじゃない
・今でなくてもいいじゃない!
・自分は何様のつもり?
・まだできる材料が揃ってないのだから、様子みようよ
・◯◯が犠牲になるよ
・忙しさに拍車がかかるよ

こういう声、聞いたことないですか?そして、その主張はごもっともなこともあり、採用されがちです。
でも、気をつけてください、もしこの声を考えなしに採用し、考えや行動を「止める」選択をしたなら、あなたの創造性は明らかにそこで止まります。

創造は、創造してみた先がどうであれ、常に行動と学習、実験を続けないとできていかないからです。

ただ、「内なる批評家」たちは、結構曲者だったりします。小さい頃のトラウマや、人間関係の紆余曲折の出来事、自分にとって大切な人に言われた言葉や態度から来ていることも大いにあるからです。

(´ω`) 巧妙なんです、言い方とか。

少しお伝えしておきたいのは、この声は、決して悪者ではないのです。そうなの?と思う方、
もうちょっとこの声・存在に好奇心を向けてみてみましょう。
この声は例えばなにかを守っていたり、自分の一部の大切なところを尊重しようとしてくれていたりもします。

たとえば
“自分の主張をすると、どうしても嫌われるのではないかと思ってしまう。。”
という気持ちを、見つめてみると…
・傷つきたくない
・人に嫌われると自分の価値が下がるようなきがする
・自分に自信がない。自分を認められない。

そこには、自分を大切にしたいという気持ちや、価値を下げたくない!という負けず嫌いな感じも伝わってきます。もしかすると、皆が仲良く平和な世界観を願ってやまないのかもしれません。

でもそこから、
・自分を大切にするというのは、どういうことか?
・自分の守りたい価値ってなんなのか?

・自分の価値は、どのように決まるのがあなたが1番望むことなのか?
・もし、自信があって認められたら逆にどんな世界が待っているのか?

そんな風に、気持ちを捉え直すこともできます。

傷つきたくないという一心で考えが止まるということは、そこにメリットというか、動機があるはずなのですよね。事実ではなくて、思い込みですから。

さて、ここまでをおさらいしてみると、なにか行動してみることが止まってるな、と思ったら

①行動が止まる時にどんな気持ちや、意識(内なる批評家の声)があるのかを観察する
②内なる批評家の声のバリエーションを意識してみる
③意識ができたら、そこから、その根っこや裏にある、内なる批評家を尊重している理由やメリットを考えてみる

そこまでできたら、かなりしめたものです。次に行きましょう。

「その内なる批評家の声を大切に生きていくかい?」

と問うてほしいのです。(どちらがいいとか悪いとかではないのです)そして、

「いまこれから、自分の本当に大切にしていきたいこと、価値観、気持ちはなあに?」

とも。
この辺りを周りの方と話してみたりして想像を膨らましてみるといいと思うのです。

選択肢を多く持って眺めてみれることは、人に余裕をもたらします。また、その中から意識して選択“してみる”ことが、人生の学習への切符となるでしょう。

わたしも学習真っ只中!(笑)

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