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「もう1回付き合って」と言われた話

元彼はアスペルガー、
私は元うつ病。

5年半付き合って今年3月末に破局、4月上旬には私が家を出る形で完全に決別。

6月末、その元彼から唐突にLINEが送られて来て「お金の話かな?」と思ってご飯に応じたら、なんと「別れて気付いたこともあるし、後悔している」と言われたでござる。

・・・という経緯を、前回の記事に書いていた。

🔽詳しくはこちら

でね。

実はこの時、「もう1回付き合って」って言われたんだ。

今日はそれについて私がどう思ったのか、脈略なく書いてみる。


あのご飯を食べた日、私は彼のことは完全に過去として、はっきり一線引いて話してた。

古い友人に会ってる感覚というか。

最近の恋愛事情も、全く気兼ねなく話した(笑)。

なんだけど、帰る時に彼が不意に頭をポンポンしてくれて、私はそれが想定外すぎてフリーズしてしまったんだ。

だって別れるまで、もう何年もハグさえ彼に拒まれるような関係だったから。

で、彼が話を切り出してきた。


彼「あのさ」
私「・・・(フリーズ中)」

彼「もう1回付き合って」
私「・・・は?」

彼「・・・」
私「・・・」


そして沈黙が続く(笑)。


私の気持ちとしては、

・「嬉しい」少々
・「びっくり」
・「何で今さら(怒り)」
・「よく言えるなー」
・「怖い」
・「無理」

がごっちゃになったような気持ちだったかな。


・・・。

別れる前の数ヶ月間、私は彼から愛情が返ってこない事がしんどくて、生まれて初めて真剣に外で浮気をしようとまで思い詰めていた。

体の関係がある浮気をしたかった訳じゃない。

ただ誰かと愛情を交換しあって、心を繋げてみたかった。

お互いに「好き」って思える相手と手を繋いだり、ハグして寄り添ったり、ただ静かにお話出来たら嬉しいなって。

・・・それを泣くほど求めてしまうくらい、あの頃の私は「繋がり」そのものに飢えていた。


彼が生まれつき共感力が低くて、そういう事を苦手としているのは知っていた。

でも「存在を大切にされていない」というのは敏感に伝わってくるもので、苦手なら苦手なりに大切にしてくれたら、きっとあそこまで悩まなかった気がする。

我慢が出来なくなって「辛い」「苦しい」が増えていって、それが彼に対する「好き」を上回っていった。

いっぱい悩んで、いっぱい泣いた。

それでも「一生このままなんて絶対嫌だ!」って思ったから、必死の思いで彼の側から離脱したんだ。


「もう1回付き合って」と言われた時、あの時の葛藤や辛さが一瞬で頭を過った。


付き合って、またあれを繰り返すのか?
また罪悪感を持ちながら浮気願望と戦うのか?
それでまた必死に彼のそばを離脱するのか?


・・・って。

もう二度と、あんなに頑張れないと思った。

アスペルガーの彼のために伝わる話し方を選び続けることも、彼なりの不器用な愛情に満足しようすることも、浮気願望を押しとどめることも、別れることも。

もう二度と、あんなに頑張れない。


それでやっと口から出た言葉は、

「・・・今すぐ考えられない」

だった。

彼は「じゃあゆっくり考えて」って言ってくれた。


・・・6年前、彼と最初に付き合い出した時も、実はこんなやり取りをしたんだ。

私が「今すぐ考えられない」って言ったら、彼が「時間はたくさんあるから、たくさん話してゆっくり考えていこう」って言ってくれた。

そしてその言葉通り、一切答えを急かすことなくずーっと待っててくれた。

そんな事を思い出して、その日は泣きながら家に帰りました(苦笑)。


・・・つづく!(かも)


*番外編*

ちなみにこの事を友達に話したら、反応が男女で真っ二つだったよ!


🔽男性
「いい彼じゃん」
「彼はあなたの事が大好きなんだね」
「ゆっくり考えたらいいよ」

🔽女性
「はーーー??」
「あー可能性を残しちゃったのね」
「今さら遅いよねー!」
「なんか腹たつ〜!」


・・・( ^ω^ ; )

女性っていいよね、サッパリ(?)してて!

私もせっかく女性に生まれたから、これからはサッパリ明るく生きたいな〜!笑


いつも読んでくださりありがとうございます!直近でいただいたサポートは、引っ越し先で使う新しいカーテンと木の食器のために、大切に使わせていただきます(2019年3月末現在)。