ベッド女性

「別れて気付く事もある」と言われた話

元彼に会って来ました!

あなたは、別れた恋人に会えますか??

私は実は「会わない派」です。

彼より前に付き合ってた人たちとは全員音信不通で、SNSでも繋がってないし、近況も知らない。

別に知りたいとも思わない(薄情)。

じゃあなんでアスペな元彼には会ってしまったのかと言うと、伝えてないことがあって、その一点だけ後悔していたからなんだ。

会ってみてどうだったのか。
どんな話になったのか。

今日はそんな話を書いてみようと思います!


別れて3ヶ月、
引っ越して2ヶ月半。

私が家を出てから一度も連絡を取っていなかったんだけど、唐突に彼からLINEが送られてきた。

彼「よかったら今日夕食一緒にどうですか?今〇〇駅にいるので」
私「久しぶりー!どうした??今日は駄目なので、よかったら来週どうかな?」
彼「来週OK!好きな時間教えてー。今日会えなくて残念だよ。会うの楽しみにしてるー」

・・・。

好きな時間教えて。
会えなくて残念。
会うの楽しみにしてる。

・・・。

・・・あんた誰?

と思った。まじで。


私の知ってる彼は、こんな言葉を使う人じゃない。

棒読みで言葉が足りなくて、「言わなくても分かるでしょ」がデフォだったじゃないか。

それで私は、絶対お金の話に違いないと思った。

彼が打算なしにこんなLINEを送ってくるとは考えにくい。

前回の引っ越し代を多めに出してもらった分を請求されるに違いない。うん、8割の確率でそうに決まってる(爆)。

って、本気で思った。

・・・そう思ってしまうだけの色々が、実は付き合ってた5年半で積み重なっていたんだよね。


それでも今回は会おうと思った理由は、彼に一言もお礼を言わずに別れたことを、少しだけ後悔していたから。

私はとにかく「辛い」「苦しい」でいっぱいいっぱいで、1分1秒でも早く彼のそばを離脱することしか考えてなかった。

だけど5年半付き合ってきて、彼から学ばせてもらったことはたくさんあるし、今の私がいるのも彼のおかげ。

確かに大部分は「辛い」と「苦しい」ばかりだったけど(爆)、でも楽しいことも嬉しいことも、たくさんあった。

5年半という時間を共有していたのに、私はそのお礼を一言も伝えていなかった。

だからそのお礼だけは、ちゃんと伝えて来たいって思ったんだ。


で、当日。

近況報告から会話は始まった。

お金の話じゃないみたいだった。

そして。


彼「別れてから後悔とかした?」
私「一切してないw」

彼「一切?ほんとに少しも?」
私「全く少しも後悔してない。私はやるだけやったって思ってるし」

彼「・・・ごめん」
私「謝らないでwww」


さらに。


彼「別れてから色々気づくことも多くて。僕ほんと酷いことしたよね。ごめんね」
私「そんなことないよ。いやちょっとあるけどw」

彼「いなくなって寂しいって気付いた」
私「私は一緒にいた時の方が寂しかったw」

彼「そうだよね、ごめん」


・・・。

・・・あんた誰??(2回め)


本当、何度彼の口から「ごめんね」という言葉を聞いただろう。

私がお礼を言いたくて彼に会ったように、彼はきっと「ごめんね」と言いたくて私に会ったのかもしれないと思った。


前は誕生日ですら一円単位で割り勘するのが当然だったのに、彼がご飯をご馳走してくれた。

いつも私が聞き役に徹していたのに、「僕ばっかり話してごめんね、もっと話して」って言って、私の話をたくさん聞いてくれた。

私は途中まで頑張って「www」みたいな軽いノリで話していたけど、だんだんそれが出来なくなった。

なんというか、不思議な気持ちになった。

悲しかったのか、
嬉しかったのか。

「なんで今さら?」って思ったのか。

一緒にご飯を食べてお礼を言って、明るくサッパリバイバイして来るはずだったのに、彼が真面目なので話がどんどんシリアスになっていく。


泣きそうになるのを堪えてたら、彼が言った。


彼「僕が釣った魚にエサをやらなかっただけで、あなたが魅力的なお魚であることに変わりはないと思う」
私「魅力的なお魚!!!(爆笑)」


・・・彼の面白い日本語は健在だった。

よりによってここでその日本語を突っ込んで来るセンスも(笑)。

昔から彼の日本語に私が大笑いして、彼が「そんなに面白い?」って言うまでがお決まりだったっけなー。


私は、別れたことは1ミリも後悔してない。

私が出来ることは全部やったと思ってるから。

またあの日常に戻るなんて考えられない。

だけど嫌いになって別れた訳じゃないし、また友達として仲良くできればいいなって思って会ったけど、やっぱり5年半って短いようでそれなりに重い。

彼は「後悔してるし、別れてから色々気付いた」って言った。

後悔するほど相手のことが好きで、大切に思ってるはずなのに、どうして一番近くにいる時にそれに気付けないんだろうね。

あなたはどうですか??


・・・つづく(かも)

いつも読んでくださりありがとうございます!直近でいただいたサポートは、引っ越し先で使う新しいカーテンと木の食器のために、大切に使わせていただきます(2019年3月末現在)。