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絵の具を使おう! すぐできそう!なクラスデザイン#31

7月に、校内で作品展があります。

作品展に向けて、作品づくりを行なっていくのですが、2年生ということもあり、初めて絵の具セットを使った制作に取り組みます。

絵の具セット自体は1年生の最初に購入しているのですが、教科書では共同絵の具の使用が想定されているので、絵の具セットとして使うことはこれまでありませんでした。

筆を使うときに個人の筆を使ったり、紙粘土に絵の具をまぜて色をつける際に使ったっきりでした。

今回初めて絵の具を使う際に指導したことを書いていきたいと思います。

1 伸び伸びと制作を行うために

今回は図工室で授業を行いましたが、教室で行うにせよ、図工室で行うにせよ、十分な作業スペースを確保して制作を行うことで、伸び伸びと描くことができると思います。

図工室では、本校は大型の机を使用しているので、班で向かい合って座ることができます。

向かい合って座ることで、お互いの作業の様子を見ることができ、安心して自分の制作を進めることができます。

私自身、図工がとっても苦手でした。

今も、絵を描いたり工作をしたりするのが得意ではありません。

見本があったり、まねをして良かったりすることは、安心して制作を進める大事なポイントだと思います。

新聞紙を敷いておくことも、はみ出しを気にせずダイナミックに制作を行う上で効果的だと思います。

2 パレットや水洗いの使い方

パレットは、絵の具を出しておく小さな部屋と、色を混ぜる大きな部屋に分かれています。

絵の具を出すときには、小指の爪の大きさぐらい出すことを伝えました。

また、しばらく使っていない絵の具は、中で成分が分離していることがあります。

蓋をして、よく振ってから使うように伝えました。

大きな部屋を使うときには、最初なので、一つの部屋で一色に絞りました。

慣れてくれば、一つの部屋でいくつもの色を作ることもあると思いますが、混色の指導もまだしていないので、最初は、適量の水と混ぜて塗りやすくすることを伝えました。

水洗いは、大きなところと小さなところに分かれています。

大きいところは、ジャブジャブ池、小さいところは、スイスイ池と、透明色の絵の具と名付けました。

筆を洗うときは、まずジャブジャブ池で洗い、一度雑巾で拭いた後、スイスイ池ですすぎ洗いをします。

透明色の絵の具は、色を薄くするときに使うんだよ、という話をしました。

3 塗り方について

はじめは、インターネットでダウンロードできる、絵の具練習用のワークシートをダウンロードして練習しました。

絵の中が何個にも分かれていて、隣同士が同じ色にならないように塗り分けていきます。

一つ一つの部屋を塗るときは、色鉛筆やクレヨンで塗る時と同じように、縁を塗ってから中を塗るようにします。


ここまで、45分程度で指導しました。

ご参考になれば幸いです。

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