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国語 ないた赤おに すぐできそう!なクラスデザイン #118

国語で、「ないた赤おに」の物語文を読んでいます。この物語文を読む際は、2年生で読んできた「きつねのおきゃくさま」で身に付けた読み方を生かして読むことができるようにします。
これまで、登場人物や中心人物という概念や、会話と地の文の違いに気をつけて読んできていますので、これらの読み方を意識して読んでいきます。

最近は、音読を宿題にするのをやめたので、授業の中での音読の頻度を多くしています。教室という環境の中で、即時評価されながら読み方を身に付けていく、そんなことも最近田中光夫先生から学んだところですので、意識して実践しています。

今回、この作品を読んでいて、最後まで読み進めた後、赤おにと青おにはどんな鬼か?という発問をして、子どもたちに考えてもらいました。赤おには、村人たちに受け入れてもらえるように、立て札を立てたり、青おにに演技をしてもらって優しい鬼であることをわかってもらおうと努力をしている姿が書かれています。でも、これは自分のためにやっていることです。

それに対して、青鬼は、赤鬼のことを考え、演技をした後で、自ら姿を消し、赤鬼が嘘つきにならないようにしているわけです。

子どもたちの読みは、どちらも優しい鬼、ということでした。作品の解釈は、読み手によっていろいろあると思いますが、文章の叙述を元に考えていくわけです。ただ、2年生の子どもたちには、純粋にどちらも優しく映った、ということなのだと思います。

それぞれの鬼の性格を話し合った後で、このお話はどんなお話?と発問しました。その流れの中で、赤鬼の心情曲線を書いて話し合いました。物語文の重要な要素である山場(クライマックス)について学ぶ良い機会と捉え、心情曲線をもとに出来事と山場の関係についても捉えました。

本当はもっとじっくり読みたいところですが、今回はここまでとしました。

お読みいただき、ありがとうございました。ご参考になれば幸いです。

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