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自分の体に関心を持たせる すぐできそう!なクラスデザイン #33

6月に入り、学校で行われる健康診断が佳境に入っているところも多いのではないかと思います。

学校で行われる健康診断は、学校教育法や学校保健安全法という法律で実施が定められているものです。

毎年行われるこの健康診断が、クラスデザインとどのような関係があるのかについて考えたことを書いていきたいと思います。

1 自分の健康を知ることで、命を大切にする心を育てる

健康診断は、ただ単に身長や体重を測ったり、医師に診断をしてもらうことだけが目的ではありません。

児童が、自分自身の健康状態を知ることが大切な目的になります。

ですから、各種の検診が行われる際には、ただその場所に行って検診を受けさせるだけでは、本来の目的を達成していないことになります。

事前指導において、どのような検診なのかをしっかりと指導し、その意義を理解した上で受けさせるのが良いと思います。

例えば、私のクラスでは、本日歯科検診が行われたのですが、検診の際に医師が伝えるCや斜線の意味を伝え、自分の歯の健康に関心を持ってもらうようにしました。

こうした事前指導は、担任が行うわけですが、養護教諭との連携も重要になります。

本校では、養護教諭がクラウドを利用して事前指導資料をまとめて一つのフォルダで共有しているので、担任が検診の際に必要な資料を取り出して指導しています。

こうして指導していくことで、自分の体を大切にし、ひいては命を大切にすることへと話を繋げていけると思います。

教室で授業をする際の椅子に座る姿勢だったり、給食で残食が多い時に話したりするのに役立てることができると思います。

2 クラスでの様々な指導に役立てる

一番の基本情報である身長や体重を測る身体測定は、教室の中での様々なことと繋がっています。

席替え、背の順の並び方を決める際には、身長の情報が必要になりますし、体重の情報は、公にはしませんが、給食指導と関連があります。

視力検査や色覚検査によって、黒板に板書する字の大きさや色の使い方の配慮をすることができます。

また、各種検診の結果を保護者と共有して、子どもたちが健全な学校生活を送れるようにしていく必要があります。


このようなことに気をつけながら、健康診断をクラスデザインに役立てていってほしいと思います。


お読みいただきありがとうございました。

ご参考になれば幸いです。

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