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社会参画に関する教育④ 開発教育

開発教育協会によると、開発教育とは、私たちひとりひとりが、開発をめぐるさまざまな問題を理解し、望ましい開発のあり方を考え、共に生きることのできる公正で持続可能な地球社会づくりに参加することをねらいとした教育活動とされています。

 同協会によると、開発教育の目標として、次の5つが掲げられています。

①世界の多様性
②開発問題の現状と原因
③グローバルな課題の関連性
④開発問題とわたしたちの関わり
⑤私たちの参画

 これらの考え方は、社会参画へとつながる社会科の学習とも大きな関わりがあると思います。開発教育の実践は、総合的な学習の時間で行われることが多いようです。その大きな特長は、シミュレーションなどの参加型学習を取り入れているということだと思います。

 以前の記事(何のために社会科はあるのか)で述べてきたように、社会科は知識を覚えることが目的ではなく、今ある社会をより良いものにしていく力を身につけることが目的です。

 そのためには、学んだことを生かす実践の場をつくり、実践力を高めていくことが重要だと思います。

 その実践の場として、シミュレーションは授業で取り入れることのできる絶好の場になると考えています。

 私はあくまで社会科で考えているので、社会科の年間指導計画の中にうまくシミュレーションなどの参加型学習を取り入れて、今ある時間の中で実践力を高めていければと思います。


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