一列に並んで指導する すぐできそう!なクラスデザイン #152
音楽会が終わり、通常の音楽の授業に戻りました。音楽専科の授業が1時間、自分が担当する時間が1時間ですので、内容について相談しながら進めているのですが、今回は鍵盤ハーモニカの練習を行うことになりました。
「小ぎつね」という曲の練習をしたのですが、右手の指番号が移動するということで、子どもたちにとっては難度が高い曲になります。
まずは歌詞で、しっかり歌えるようにすることをやりました。歌えるようになることで、リズム感が掴めると思います。2〜3回歌うことで、だいぶ掴んできました。
その後、階名唱に取り組みました。階名と鍵盤ハーモニカが結びついている子は、その移行がしやすいと思いますが、苦手な子にとっては、階名をしっかり覚えることも、演奏につながるのだと思います。
ここまでやった後で、いよいよ鍵盤ハーモニカを使って練習するのですが、一番難しい「ラファドラソ」のところだけ全体で練習をしました。その後、個人練習に入り、一人ひとり確認することにしました。
体育の技能と同じで、鍵盤ハーモニカの技能も、どれだけ練習量を確保するかだと思いますので、全体で何度もやるよりも、早く個人で取り組むように時間を確保していくべきだと考えています。
個人練習で机間指導をするのもいいですが、子どもたちに並んでもらって一人ひとり演奏してもらいながらフィードバックをしていきました。
一段ずつ聞いていくので、一人につき5秒程度で終わります。目の前で見ているので、指番号の間違いや、タンギング、ブレスなど、細かいところもすぐに気づくことができます。
一列に並んで一人ずつ指導する機会、低学年だと結構あると思いますが、学年が上がるにつれて少なくなってくるのではないかと思いますが、確実に個別で指導ができることと、その指導の様子を周りの子も聞いているので、自分が言われているように感じて気がつくことができる良さもあると思います
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お読みいただき、ありがとうございました。ご参考になれば幸いです。
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