いきなりステーキを #マーケティングトレース

今週は「カンブリア宮殿」で特集(?)されていた「いきなりステーキ」を#マーケティングトレース する。

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業界のマクロトレンドは厳しい傾向

いきなりステーキを取り巻くマクロトレンドを考えてみると、「消費増税(Politics)」「外食費の減少(Economics)」「脂身が少ない鶏肉などの健康志向(Society)」といった逆風が多い印象を抱く。(技術面では特に思いつかない)。それに加え、番組でも取り上げられていた通り、類似店舗が増加し、人々の選択肢が増えた。「外食をしたい」「ステーキを食べたい」と人々が想起する回数が減り、その想起に対しての選択肢が増えれば、業績の悪化もやむをえまい。

5 forceを考えてみると、既述の「類似店舗の増加(新規参入)」に加え「吉野家の新メニューなど、”がっつり肉を食べたい”という要求にこたえる手段の多様化(競合製品)」「店舗同士の競争激化(競争業者)」「人々の食ニーズの多様化(健康志向、サク飲みetc...)(買い手の変化)」があげられるだろう。一方、牛肉の卸価格は一定なので、売り手には変化はないようだ(いきなりステーキ特有の事象があるのかもしれないが)。

外食のポジショニングを8セグメントで考える

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