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シェアハウス的家族生活

先週無事退院でき、目下引っ越し後の新しい家の方で自宅安静中である。新しい家といっても元実家なのだけれど。「元」をつけたのは、両親は今この家にはいないからだ。私と夫が引っ越してくるのに合わせ、近くのマンションに住んでくれることになったのである(ありがたや...)。

妊娠して実家に引っ越しますというと、「じゃあ両親と同居されるんですね(するんだね)〜」と言われて、そのあとに「いや、そうではなく...」というと「??」という顔をされ、ごにょごにょ説明する...という、ちょっと長めの会話になる。現時点でのメンバーは私と夫、私の弟ふたり(大学生)、生まれたら子ども、の5人。ここにbooks1016のゲストが泊まりにきたりする。

この、家族以外の人が家にいても平気な感じとか、ライフステージに合わせてフレキシブルに住む場所や一緒に住む人を変えていくというのは、なんだろう、中華圏に住んでいた期間がまあまああるから、抵抗がないというか、自然な感じなのかもしれない。別に直に経験したとか見ていたわけじゃないけれど、親族、血族を頼って渡米する中国人とか、住み込みのハウスキーパーさんと住むのが当たり前という香港人とかを見ていたので、なんとなくそれが普通というか、そういうもんなのかなって思っている節はあると思う。

とまあ、すこうしだけ不思議な組み合わせでの生活が始まった。引っ越した次の日の夜、私と夫と弟たちで話していると、全員20代だからなのかなんだか20代男子が多いからなのかはわからないが、なんかシェアハウスっぽいなあという感じがした。

世帯やお財布は、ゆるやかに重なり合うところもあるものの基本的には別なので、(なのでかはわからないけれど)家事も当番制というか、ゆるやかにルール決めをすることにした。

毎日のお味噌汁は夫で、弟たちはごはんと一品づくり。私は買い出しとか冷蔵庫の中身を管理して、復活したら料理に参戦。掃除分担はまだ決まってないけれど、今のところお掃除ロボットくんがいるからかまあなんとかなっている。

弟たちは目下夏休みで家にいる日もあるので、夫が仕事に出かけてもしゃべる相手がいなくはないというのが、家から出れない今はとても良い感じ。産後も1ヶ月は出れないし、その後もなかなか外出なんてできないだろうから、夫以外の人とも暮らすのは個人的にはプラスに働いてると思う。

妊娠生活を過ごすなかで、つくづく子どもは私ひとり(または夫とふたり)で育てるもんじゃないなあとか、育てたくないなあとか、育てられないなあと思っているんだけど、生まれてくる子どもにはなるべくいろんな人と関わって育っていってもらいたいなと思う。もちろんそれは家族だけに関わらず、地域の人とか、友だちとか、保育園とか幼稚園の先生とかもそうなんだけど。

私ひとりだけじゃ、私の影響が強すぎちゃうというか、イライラしたり余裕なかったり落ち込んだりしたときに、そういうのがダイレクトに子どもに行きすぎちゃうといやだなとか。ひとりだと、そういうネガティブな感情になりやすかったり、なかなか昇華・消化できなかったりすることもあるから。

それでは、また。


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