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【おとり物件】やけに内見させてくれないと思ったら…

先日の続きのお話です。

あまりにも不在票が続いてクロネコヤマトさんに申し訳なくなり、宅配ボックス付き物件を探していた時でした。

今のお部屋よりも都会の立地で駅近5分、宅配ボックスやエレベーター有でペット可で南向きで築浅で洋室8畳以上あるのに、家賃が今と大差ない良物件を見付けました。

早速不動産会社に連絡を入れ、内見をお願いしたく店舗を訪れました。

しかし、物件よりずっと離れた店舗では何故か内見用の鍵を事前に用意されず、違う高額な物件ばかり勧められたんです。

高額物件は高級で素敵でしたが、家賃が払えなければ意味がありません。
なのに、「この家賃のお部屋を見せて下さい」と頼んでも不動産屋の店員は誤魔化すばかり。

仕方なく、用意できる初期費用を少なめに告げて貧乏をアピールすると、手の平を返したように「またお越し下さい」と帰されました。

直後、別の口コミ高評価な不動産会社を訪れた所、例のお部屋は飛び降り自殺のあった事故物件だと判明したのです。

更には家賃がお得な例の部屋は、実は空く予定がなく、内見しようにも既に住人がいらっしゃって、本当に募集しているのは同物件内でも高層に位置する2万円も賃料が高いお部屋でした。

曰く、私が見付けたのは店舗へ来させるための「おとり物件」であり、内見も契約もできるはずがありません。

もちろん事故物件との説明もなく、その日は肝を冷やす思いで帰りました。

これらは通称「おとり物件」「おとり広告」「釣り物件」などと呼ばれています。

言葉の通り「おとり」で、実在しない架空の物件のことです。

実在しないと言っても、その建物が実在しないという訳ではなく、その契約条件(賃料や、実際には空いていない)などの物件を指します。

来店率・成約率を上げるために一部の不動産会社が行なっているようですが、「宅建業法違反」なので要注意です!

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