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オラクルカードのお清め

オラクルカードをお清めした。
久しぶりにしっかりオラクルカードを使う機会があり、しばらく手入れしていなかったことを思い出したためだ。

タロットにしてもオラクルにしても、カードは様々な念が入りやすい。他者はもちろん、自分の念もまた然りである。

マハーカーラのお像を安置しているからか、長年愛用している『日本の神様カード』を無作為に引くと大国主神のカードが出やすい。マハーカーラとは大黒天であり、大黒天は大国主神との神仏習合が有名だ。もっとも、マハーカーラのお姿自体は大国主神との習合前の鬼神として造形されている。ただ、マハーカーラについて調べると様々な点で大国主の伝説と共通性があり、二神が習合した所以は民間信仰で「ダイコク」の音が一致したから、という説明以上の深い何かを感じる。

話を『日本の神様カード』に戻す。
カードの意味合い自体は使い込んだことで大体覚えているのだが、そのために解説書を長らく読んでいなかった。ふと気になって大国主神の解説を読んだら「水を感謝と共に飲みましょう。できれば湧き水が良いです」と文末に書かれていた。
毎日コンビニで2リットルの天然水を買って飲んでいるので、こうして水を飲めることに感謝しながら塩をひとつまみ口に含んで飲んでみた。ただ、これはそのことだけのメッセージではないなと思い、カードのお清めに至った次第。

カードは気づいた時ベースでお香の煙に燻らせていたが、今回は「水」というワードが気になったので天然水+粗塩に無印良品のフレグランス(今はユーカリの香油を使っている)を垂らした自室用のお清めスプレーを使って一枚ずつ拭いた。水をスプレーして拭き取る際は観音経の一節「樹甘露法雨 滅除煩悩焔」を唱えながらやってみた。様々な「念」の浄化にぴったりな文言であること、マハーカーラのお像を見ていて浮かんできた言葉であることに加えて、信行寺のお上人が以前自宅で読経してくださった際に仏花の菊の葉をちぎって供えてある水に漬け、この文言を唱えながら位牌にかけていたのを取り入れてみた。

気持ちの問題かもしれないが、久しぶりの手入れだったこともあり、拭き終わったカードは清々しげである。


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