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ハンサムウーマンへの道

箱入りおばさんの自立日記
 エピソード5 動物病院の廃業

動物病院の開業は犬好きの少女の夢でした。
獣医大学に入り夢を実現してくれる少年に出会い、少女は夢を支える立場になりました。

そして25年 紆余曲折を繰り返し守り続けた夢の象徴のランディングを担当

様々な医療機器、薬、備品、書類、リース契約、家具、看板、顧客データ
全てスケルトンにするには莫大な費用がかかります。
限られた時間での決断と実行
相談したい人は天国

色々考えお世話になった愛護団体に無償譲渡の交渉

人生初めての交渉がなんとか成立し、低コストで廃業する事が出来ました。
税理士さんにサポート頂き法人解散までこぎつけます。

最期の仕事は取り引きしていた信用金庫の口座解約
売り上げの入金に院長が毎週訪れた銀行
副支店長さんがカウンターから出てこられごあいさつ
胸がじーんと熱くなり

生真面目な夫の25年間を想います。

夢を叶えてくれた動物病院
家族を支えてくれた動物病院
維持する事が大変だった動物病院

重い荷物を降ろした感覚と
寂しさと
いろんな想いが交錯

ちゃんとランディング出来て
良かったと

夕暮れの空を見つめ
天国の夫に報告

色々 ありがとう。
そして お疲れ様でした。

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