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彼らを知って13年。ようやく三代目JSBのライブへ!

※ツアーのネタバレたくさんあります!

「三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2023 “STARS” ~Land of Promise~」のさいたまスーパーアリーナ公演2日目に行ってきました。
とにかく楽しかったのですが、単独ライブを現地で見たのは初めてでした。実は三代目のボーカルを決めるオーディション(VBA2)をリアルタイムで見ていたし、そこそこの期間LDHを好きなのですが……。

そもそも私とLDHの出会いは小学校時代、EXILEとの出会いから始まるのですが、詳しくは以下を読んでいただいて。

要は
EXILEと出会う
HIROさんのファンになる
HIROさん勇退&私が体調崩して追えなくなる
コロナ禍でファンタ(FANTASTICS)と出会い、LDH熱復活

という流れでした。
そして三代目との出会いは先に書いた通りVBA2を見ていたことなのですが、何故こんな長期間ライブへ行くのを寝かしていたのか?というと……

①VBA2で1番好きだったペアが落ちた
②単純に学生時代に追いきれなかった
③社会人になっていろいろ見てみようという機運が自分の中で高まった
④RISING SOUNDを見た
⑤STARSのCLのライブのキャス配信を見た&セットリストが好みだった
からです。

オーディションには合格する人がいれば、当然落ちる人がいます。
私がVBA2で応援していたのは宮田さんと多田さん。最終審査まで残り、2人で歌った「Point of No Return」で凄まじい化学反応を起こして私の心をガッチリつかんでいた……のですが、結果はご存知の通り敗北。
(今思うと三代目のボーカルと考えると、たしかにØMIさんと隆二さんの2人だったと思っています)
さらにそもそも大好きだった二代目のJ Soul BrothersがEXILEに吸収合併されて無くなり、「JSB」というものに未練や悔しさを感じていました。
いろいろな気持ちが重なり、当時高校生だった私はただただ悲しくて悔しくて、正直三代目のデビューを素直に喜ぶことはできませんでした。

でもVBA2を見ていて隆二さんも好きだったし、EXILEで二代目のNAOTOさんとNAOKIさん(当時の表記)もいるし、やっぱり良いし……と「MIRACLE」までの3枚のアルバムと、「めちゃめちゃかっこいいやんけ!!」となった「S.A.K.U.R.A.」のシングルは買っていました。
武道館で開催されたVBSや2014年の合同は見に行ったので、歌声を聞いたりパフォーマンスを見たりはしていましたが、EXILEと、宮田さんと多田さんで結成されたBREATHEの応援に勤しんでいた私には、三代目の単独に行くほどの余裕はありませんでした。
そのまま一度LDHから離れたので、さらに数年のブランクができることになります。

再びLDH熱が復活し、映画館でライブを見るの面白いなと思い「RISING SOUND」を見て、
「やっぱり三代目ってかっこいいよな?」
と興味を示し始めます。
そんな中始まったSTARSツアー初日のCLのライブキャスを見ていて、「Kiss You Tonight」のイントロが流れた瞬間懐かしい選曲に驚き、更にこの曲をチャキチャキとかっこよく、でもどこか余裕のあるように踊る山下健二郎さんに心が激しくときめいてしまったのです。

「いやいや、いやいや、健二郎さんかっこよかったけど、チケット取ってないし、いやせっかくだし、何やってるかセトリ見てみよ……」
と軽い気持ちで調べてみました。

「……S.A.K.U.R.A.やってる……!!!??」

「え、マジか、思わずシングル買ったほどお気に入りのS.A.K.U.R.A.やってるやん、しかも大好きなSO RIGHTもやってるやん、ってか連続でやってる、え、それ以外にもお気に入り曲いっぱいやってる……え???」
「ドームツアーやるだろうしそれまで待とうとか思ってたけど……やるのか?このセトリを?ドームで?」
「……いや、やらんだろ!!!!」

と慌ててチケットを探し始めます。
大激戦の横アリは案の定取れず……と思っていたところに追加公演のお知らせ、しかもさいたまスーパーアリーナもある……

「よし、行こう!!!!!」
と無事チケットを入手し、そわそわとしながら当日を待ちました。

その間に健二郎さん……健二郎さん……と言いながら三代目のMVやらCLの番組やらを漁っていました。ゼロべは澤本夏輝さんのファンなのでちょくちょく聞いてたため言及は割愛。平日だったからと山フェス行き損ねたのはとても後悔。
あれ、健二郎さんが今までよりすごくキラキラして見える……ずっと知ってたのに……。
特に「RISING SOUL」のMVでステッキを華麗に操る健二郎さんがいて”終わり”になっていました。いやかっこよ過ぎか。


そんなこんなで迎えた参戦当日。
持っていたミントグリーンのシャツを着て、爪も黒と緑にして、これはどこから見ても健二郎さんのファン。
いや、いやいや、まだ生で見てませんし??
そんな、そんな。あなたと決めたわけでは。

開演前に撮っていた写真。大変ノリノリである。

席は200レベルの真ん中ちょっと前、正面からはだいぶずれているものの、花道が真正面に。近い。
ということで開演!
1曲目は「この宇宙の片隅で」でしっとりとスタート。ガラスのような透明感のØMIさんと、シルクのような艶やかな隆二さん、2人の歌声が響き渡ります。
「知ってはいたけど、歌、うま……美しい……。」
からの映像……と思っていたら、各花道の先にメンバーが登場し、一斉に狼煙を上げ!そして「STARS」が!
「三代目の皆さんでっか!!!!!」
とまず思ったほど、たった7人でアリーナのステージに立っているのに迫力がすごかったです。実際皆さん体格良いんですけれども。

全部感想書くと軽い論文レベルになるので、ピックアップして感想をば。

Ⅶ CROWNS〜Lose Control

「三代目 J SOUL BROTHERS、めーーーーーっちゃかっこいいーーー!!??」
と思わず叫びそうになった曲。え、本当に7人の王様たちじゃん。強い。全員が総じて等しく強い。個人的にパフォーマー見たい派なので、ボーカルはそこまで視線が向かないことが多いのですが、ボーカルも見たい。7つの重力が私の視線を奪い合っていました。
そりゃ皆この人たち見たいわ。めちゃくちゃかっこいいもん。からのLose Controlで
「セクシーなのもできますよ?知ってるよね?」
と言わんばかりのパフォーマンス。うわ、かっこいいー……。
三代目って派手な動きでもよさそうなところを、わざと抑えているような動きをするところがオシャレでかっこいいなと思っています。でもその内に秘めた熱い気持ちは伝わる。情熱の炎をガラスの中に閉じ込めてはいるけど、その燃えさかる様子と熱だけは感じる……みたいな。
どれだけアガる曲で煽っても、本人たちのクールさは失わないところがかっこいい。魂を燃やして爆発させ、真っ赤な炎を纏うEXILEとはまた違ったかっこよさ。だから三代目って青いんですねと。この冒頭の振り幅の違った2曲で感じました。

SO RIGHT

調べたら2013年の曲でした。10年前ってマジか。
隆二さんの歌声が闇を貫く光のようで大好きな曲で、荘厳というか、ピアノとストリングスの音が入っていて、「On Your Mark〜ヒカリのキセキ〜」と並んで個人的に「初期の三代目らしさ」を感じる曲です。
(この初期の三代目らしさが私はすごく好きだったりする)

恋愛の曲だと思っているので本来のニュアンスとしては異なると思いますが、

君の代わりに誰もなれない

https://www.uta-net.com/song/156207/

と歌う隆二さんの声に何度力をもらったことか。
そしてここを生で聞いた瞬間目頭が一気に熱くなっていました。
そしてさらに、真正面で、力強くしなやかに、健二郎さんが踊っている……!!
「大事な時に正面来てくれるやん!!」
と余計にうるうる。
この曲の時に感情を完全に持っていかれていました。
この曲を歌ってくれてありがとう。思い出すだけで泣きそうです。

S.A.K.U.R.A.

「SO RIGHT」の直後に来ることは分かっていたのですが、この曲のイントロが流れた瞬間思わず声が出ました。その上
「この曲のパフォーマンスを、今の三代目で見られる!!」
とテンションが爆上がりしました。

ものすごく個人的な意見というか感覚ですが、MVを見ていた時からこの曲はNAOTOさんの印象が非常に強かったです。バッタバッタとなぎ倒していくスピードスターNAOTOさん、かっこいいですよね。
……って思ってたら、ご本人が真正面にやってきてバキバキ踊ってくれました。そんなことある!?めちゃくちゃかっこいいんですけど!?NAOTOさん本当にかっこいい……。全員のパワーがずっとすごい……。

桜の花吹雪が上昇気流に乗って吹き荒れるような、美しさと力強さのあるイメージの曲なのですが、ペンライトの光でピンクに染まる会場と真ん中で踊る三代目の面々の図がとてもイメージ通りで、会場を見ていて感動しました。自動制御ペンライトすごいですね。これも本当に見られて良かった!

Feel So Alive

BARの大人っぽいパートが続く中、ELLYさんのラップが始まり、
「これ……Feel So Aliveじゃん!!!???でも曲全然違くない!?アレンジめちゃめちゃされてる!」
とある意味1番のサプライズな曲だったと思います。何でもできるんですね。面白い!原曲はゴリゴリした治安悪めの曲ですが、大人っぽくアレンジされていて全然印象が違って、見ていてとても面白かったです。
この曲だったかでカウンター上にいるELLYさんが下で踊っているNAOTOさんにスポッとハットを被せ、しばらく踊った後にハットをカウンターに戻す流れがかっこよかったです。ハットは武器。

Eeny, meeny, miny, moe!

大人っぽいパートが続き、直前の「TONIGHT」のラストからマイクスタンドが用意されはじめたので、この曲が来ると察知しました。曲もMVも好きでMVたくさん見てましたからね。このMVでステッキ使っている健二郎さんがとにかくかっこいい(ステッキに弱い)。

「うわ〜あの音だ〜嬉し……アレンジされてるなんて聞いていないが!!!!????」

New Jack Swing風になっていませんでしたか??もともとかっこいい曲だし、また違った雰囲気になっていて最高でした。そしてNew Jack Swingを得意とする健二郎さんのかっこよさが光るのなんの。あのビートを乗りこなす健二郎さんが光輝いていました。そしてこの曲で健二郎さんが先ほどNAOTOさんが置いたハットをかぶっていましたね。そこで回収されるんですね。ちょっとは手加減していただけませんか?
7人のクールなかっこよさを存分に堪能できて、とても良かったです。

最後のサクラ

ボーカルパートのうちの1曲。バラードを歌うとどこか儚さがあり、淡い色合いの印象の2人の歌声と桜の相性って抜群ですね。
じっくりと歌の世界に浸ることができ、この2人の相性の良さが際立っていたと思います。パフォーマーがいなくても会場を掌握して包み込むことができる力を持っているのが素晴らしいです。
ボーカル2人はガラスとシルクという表現をしましたが、2人の歌声が折り重なった時にお互いを邪魔せず、互いの美しさを引き立て合っているようなハーモニーの素晴らしさよ。聞いていて気持ちがふわ〜っとしました。

Kiss You Tonight

山下健二郎さん(初恋のすがた)を生で見ました。見ちゃいましたね……!!
健二郎さんがサビで正面に来ることがなくてほぼ背中だったのでギリギリ耐えましたが、変わらずチャキチャキと踊り軽やかにステップを踏み、それでもどこか余裕のあるお兄さんな健二郎さんを認識して、ああ、背中でもかっこいい……!!
あのノリで

どうしたの?だなんて聞かないでよ

https://www.uta-net.com/song/133447/

って踊るのは、ずるいです。好きです。健二郎さんのステップ大好き。からのちょっとゆったりになる緩急もずるいです。
ピュアな歌詞なので、大人になっている三代目の面々がこの曲を歌い踊るのがちょっとギャップがあって、それが良かったですね。キュンキュンしました。今後も思い出したようにやっていただきたい曲です。

Summer Madness feat. Afrojack

がっつりEDM系は積極的に聞くことはあまりないのですが、どこか爽やかでエモーショナル感があるのが大好きな曲なので、生のパフォーマンスが見られて嬉しかった曲です。
この時は正面に岩ちゃんが!サビの飛行機ダンスでピッと敬礼をする姿がとてもかっこよかったです。見惚れながらも一緒にたくさん踊らせていただきました。これにより私の中で「Summer Madness=岩ちゃん」が成立しました。それぐらい印象的でかっこよかったです。
三代目だと最年少なので、踊っているとやんちゃな感じが隠しきれず、伸び伸びとしている岩ちゃんはかわいくてかっこよかったです。「皆の憧れ・岩田剛典」な岩ちゃんも好きですけどね。

O.R.I.O.N.〜R.Y.U.S.E.I.

「R.Y.U.S.E.I.」聞かなきゃ三代目のライブから帰れない!
そして個人的に春夏秋冬シリーズは「S.A.K.U.R.A.」と「O.R.I.O.N.」が好きなので、「O.R.I.O.N.」も聞けて嬉しかったです。
コーレス曲が連続でぶち上げての本編終了は熱かったですね。特に「R.Y.U.S.E.I.」は3/4ほど客席にマイクが向けられていて、皆の合唱で会場が1つになり、会場内にエナジーが満ち満ちていたように思います。
三代目のメンバーからMATE(三代目のファンネーム)への愛、MATEから三代目への愛が合わさって、まさに

交じり合ってひとつになる

https://www.uta-net.com/song/165885/

でした。
アリーナという距離の近い空間で、しっかりと想いを交換しているようで、ここで13年の時の厚さを実感しました。そしてしばらく単独ライブがなかったからこそ、しっかりと、丁寧に接していたような。
積み重ねてきた信頼関係は伊達じゃないですね。三代目とMATEの皆さんの関係性も美しくて感動しました。

STARS(2回目)

この曲は本編2曲目でも歌っていましたが、アンコールラストに再び歌われました。再び客席にマイクを向け、歌うように煽っていたので、本編ラストに歌った「R.Y.U.S.E.I.」で

人生一度きり DREAM 掴みたいから今

https://www.uta-net.com/song/165885/

と歌ったことで本当にスターダムへ駆け上がって行った彼らが、今伝えたいメッセージはやはり「STARS」の

人生一度きりじゃない
何度やり直しても
Fine, that's right
自由を奪えない

https://www.uta-net.com/song/331700/

といった内容なんだと深く理解したセットリストでした。

Me and you, we are the stars

https://www.uta-net.com/song/331700/

と最後に聞いて、
「またよろしくね、これからも一緒に行こう」
と言われたような気持ちでした。そんなん好きになってしまうに決まってる!

終演後には、
「三代目の皆さん、本当にごめんね、そしてありがとう。」
という思いを抱いて、会場を後にしました。


かっこいいのは知っていたけれど、素直に向き合うことができずに単独ライブを見に来るまでにこれだけの時間がかかってしまったことを、今とても悔いています。
土曜日に行って、火曜日にこの文章を書いていますが、本当にずっと三代目の曲を聴いています。MVを見ています。
ふとライブを思い出しては幸せな気持ちに包まれます。

7人がそれぞれ1人のエンターテイナーとして「自分」を確立していながら、7人揃ったら最強。全員が頂点で激しく光輝いていながらも、7人全員が絆で確かに繋がっていて、パフォーマンス時のそれぞれのパワーバランスのようなものもちょうどよく安定感があり、皆が良いから皆を見たくなるような。
普段ドームで戦っている7人だからか、アリーナという小さな会場でライブをした時に、派手な演出やバックダンサーがなくても全然パワーが会場内に収まっていなかったので、
「ドームで見たらどうなっちゃうんだろう……」
と、もはや恐れ慄いています。もしドームツアーが決まったらぜひ見に行きたいです。

何より私の心をがっちり掴んでくれた健二郎さん。
生で見た健二郎さんは本当にキラキラしていて、大人のお兄さん感もあって、太陽のようでとても眩しかったです。力強さもしなやかさも軽やかさもあって、本当にかっこいいパフォーマーでした。健二郎さんのかっこよさに気づけてよかった……。

JSBの名を継ぐ、最高で最強な7人。
走り続けてくれて、本当にありがとう!!ぜひまたライブで会いたいです。


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