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Nishikigoi NFTを保有して感じた新たな世界観

メディ太です!記事を読んでいただきありがとうございます。

この記事では、筆者が旧山古志村の発行している錦鯉をシンボルにしたデジタルアート「Nishikigoi NFT」を保有してみて感じた世界観をお届けします。

▶用語の整理

NFTの話をする前に、用語の整理をしてみたいと思います。

今回のメルマガでは、ざっくりと以下のことを覚えていただければ、内容を理解していただきやすいです。

ブロックチェーン:暗号技術を使って、取引履歴を1本の鎖のようにつなげて記録する技術。

スマートコントラクト:デジタルな契約書のような機能。

ビットコイン(BTC):世界初のブロックチェーンを用いて「通貨」として開発された暗号資産。

イーサリアム(ETH):ブロックチェーンとスマートコントラクトの仕組みを備えて「コミュニティありき」で開発されたインフラ機能としても使える暗号資産。

NFT(Non Fungible Token):デジタルだけど複製できない唯一無二を証明できるトークン。

web3:分散化(非中央集権化)が進み、ユーザーを囲い込むプラットフォーマーの力が弱まる一方で、コミュニティの比重が高まる世界。

DAO(Decentralized Applications Organization):分散型自立組織。メンバー全員参加で直接民主主義的に意思決定される新たなガバナンス体制。

DeFi(Decentralized Finance):分散型金融。金融機関を介さずに、無人で金融取引を行う仕組み。

クリプトエコノミー:暗号通貨をベースに、中央集権的な管理者なしで自律的かつ分散的にコミュニティや資産が回っている経済圏。

▶暗号資産がインフラとなってweb3のエコシステムが動いている

暗号資産と聞くと「怪しい話だな~」と感じる人が多数派だと思います。

たしかに詐欺も発生しているので100%安心できる状況ではありませんが、暗号資産がベースとなって、新たな経済圏(エコシステム)が着々と成り立ってきているのも事実です。

代表的な事例は次の4つです。

①DeFi:金融サービスとして、暗号資産のやりとりから今後は保険や融資にも広がっていく。

②NFT:データの購入、保有することによるステータスと会員権的価値が得られる。

DAO:トークンを保有した人がコミュニティで交流したり、民主主義的に意思決定しながら運営する。

④〇〇 to EARN:データを利用した遊び&投機。(ゲームや動くことによってお金を稼ぐ)

このような経済圏が誕生した背景には、2015年に登場したイーサリアム(ETH)の存在があります。

イーサリアムは、スマートコントラクトなどの仕組みを備えることで、さまざまなアプリケーションの開発が可能となり、クリプトエコノミーを生成することができました。

従来は、暗号資産を「購入・売却」が主流でしたが、現在は「購入・保有・参加・利用・売却」というように日々すごいスピードで進化しているのです。

特に、私は「参加」に従来の仕組みとは異なる大きな魅力を感じています。

※ちなみに現在は、イーサリアムの課題(ガス代など)を解決してインフラとして機能するものが複数登場しています。

▶NFTはコミュニティへの「参加」がポイント

NFTは「デジタルだけど複製できない唯一無二を証明できるトークン」と紹介しました。

NFTと聞くと、美術品の絵画のように「買う→保有する→売る」というだけのイメージを抱くかもしれませんが、それはNFTの一側面でしかないと私は認識しています。

それよりも、NFTのポイントは「コミュニティ参加」にあります。

例えば、あるNFTを保有することでDiscord(Slackのようなイメージ)という、保有者が交流したり情報交換するチャットコミュニティに参加する権利が得られます。

Discordに参加すると、会員限定イベント参加、NFTを優先購入、運営支援などの情報が入手でき、NFTの保有がスタート地点となって、そこからさまざまな世界が広がっているのです。

このように、「NFT・暗号資産=金儲け・投機」という文脈だけだったものが、「NFT・暗号資産=経済圏への参加」という新たな意義が出ててきているのです。

▶NFTで地方創生に挑戦する世界初の試み

みなさんは、約人口800人の限界集落"新潟県山古志地域"(旧山古志村)の取り組みが注目され始めているのをご存じでしょうか?

注目されている理由は、自治体公認プロジェクトとして電子住民票を兼ねたNFTを発行し、保有者は"デジタル村民"として地方創生活動に参画することができるのです。

実際のNFTは、山古志が誇る特産の「錦鯉」をシンボルにしたNishikigoi NFTで、販売収益は地域課題の解決、関係人口の創出につなげていくことを表明しています。

すでに実際の村民数を超えるデジタル村民が集まり、村の運営などガバナンスにも参加することができるのです。

この取り組みは、「NFTを使った世界初の事例」「自治体公認プロジェクト」「日本の過疎地が活路を見出すモデルケースになる可能性」の3点から、最近はメディアの取材も増加しています。

2022年7月には、自民党の野田聖子議員が取り組みを視察&意見交換するなど、日々注目度が増しています。

▶Nishikigoi NFTを保有してみて体験した世界観

筆者は山古志の取り組みにとても共感し、Nishikigoi NFTを購入して山古志プロジェクトのDiscordにも参加しています。

もともとNFTを短期売買してお金を稼ぐことに興味がなく、参加や体験価値の得られるNFTを探していたので、Nishikigoi NFTはピッタリでした。

実際、Discordに参加してみると、運営者・住民・デジタル住民がフラットな立場で「山古志をどうすれば魅力的で活気溢れる村にできるか?」を日々真剣に議論されていて驚きました。

村の魅力を伝える手段として、メタバースをはじめとするデジタル技術の検討や、参加者それぞれが得意分野の知識を持ち寄ってアドバイスしているやりとりを見ると、NFTに秘められた可能性を感じずにはいられません。

Nishikigoi NFTは短期で売却する人が少ないと聞いていたのは納得で、私も長期で応援していきたいなと考えています。

▶まとめ:長期で持ち続けたいNFTから始めよう

今回のメルマガでは、NFTに対する私の認識と保有したNFTの体験をつらつらと書いてみました。

NFTや暗号資産は未成熟で詐欺等のリスクもあり、投資とは言えない現状では「万人におすすめできない」という認識です。

一方で、NFTに関心がある人は「金銭的価値は別にして、持ち続けたいと思うNFTだけを保有する」というスタンスでNFTを保有してみてはいかがでしょうか。

私の経験では、書籍やYoutubeで基本的な仕組みと注意点を把握さえできていれば、あとは「体験しながら学ぶ」というスタンスが良いです。

まずは、openseaなどのマーケットでNFTの目的や方針など説明書きを確認し、さらに真偽を確かめるためにTwitterやDiscordを覗いてみると、自分の好みに合う雰囲気かの判断がしやすいですよ。

ちなみに、NFTは誰がどんなコレクションを保有しているかがオープンな世界なので、保有しているNFTでその人の善し悪しを判断されるケースも出てきています。

例えば、お金になりそうなNFTばかり持っている人は欲が強くて「ダサい」、応援や参加に価値を見出しているNFTを持っている人は「クール」と表現されるといったことです。

お金を稼ぐことも魅力の1つなので否定はしませんが、まずは参加する意義や体験価値の権利として、自分の価値観に合うNFTを探してみるようにしましょう。

最後まで読んでいただきありがとうざいました!

ではまた次回もお楽しみに!

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