見出し画像

絵を描く理由

先週の木曜日、引越をした。
となりのとなりの区。荷ほどきも終わった。
新しい家はシェアアトリエが近い。日曜日にアトリエで制作してお昼ごはんを食べに家へ帰り、また戻って来られるくらい。
大きな公園が近くにある。美味しいコーヒーの焙煎屋さんもある。
仕事場は少し遠くなったけどほとんど在宅勤務なので問題なし。
最寄りのスーパーが安い。夕方になるとお刺身が半額になる。これが何より嬉しい。お刺身とお惣菜とビールを買ってルンルンしている。幸せだ。

さて本題。

絵を描く理由について人から聞かれたりすると、小っ恥ずかしいじゃないですか。自分の根幹に関わるから。なんというか、精神的ポルノみたいな部分がある。頭で明確に言語化しておらずわざとふわっとさせてある。その方が良い事も今まで沢山あったので。
なので適当な事を言ってはぐらかしていた。うまく説明もできなかったし。

最近映像や言語関係の本を読んで少しわかってきた。

なぜ絵を描くかというと、こんなに面白い遊びは他に見つけられないからで、じゃあなぜ面白いと思っているのか。

制作のテーマが記憶(特に幼少期の記憶)で、子どもの頃の記憶が言葉ではないから映像(絵画)表現をしている、というのが近い。言葉より映像は手前にある。言葉は強く、抽象。言葉を多く持たなかった頃の記憶メモをしているのだ。私はこれが楽しい。

あとは、描いているうちに今までの記憶と制作で経っている時間が足され、記憶のレイヤーができる。私の中だけの話だけど、これが面白い。不思議なレイヤー構造のままやわらかく定着する。ゆるいゼリーのよう。ガチガチに固まらず、切り取って貼り付もできる。

これがざっくりとした理由。
やっぱりうまく言葉にできない。
厳密に表現できず人に伝わったかはわからない。
だから人は大事なことを言わないのかもしれない。

でも伝えようとすることを諦めずにおこう。

おしまい!

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?