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見開きはヤバい

 今日は絵の練習はできてない。この。わたしが。練習を。していない!
 「今月末までに10P作成する!」と目標をかかげてしまったので、マジヤバゾーンに入ってしまいました。マジヤバゾーンとはマジでヤバいゾーンです。

 わたしは自分の遅さを知っています。完成予定の10P中に見開きがある! 扉絵がある! これだけででっかい死亡フラグです。誰だ扉絵なんて小粋に挟もうと思ったやつ!! こういうのは絵が上手いやつだけやればいいんだ!!!

 見開きはあれです。漫画のロマンです。縦読み漫画にはない、ジャパニーズ漫画の真骨頂です! メリハリでいうところのメリです! 漫画という媒体の必殺技です! …って思ってるから万力込めてフルスロットルで描くのが礼儀だと思ってます。

 こいつが過去に一番死ぬかと思った見開き。↓上のコマ描くだけで3日くらいかかったよ。

神社で北海道物産展をしてほしいという変な漫画

 とにかく埋めても埋めても絵を書かないといけない。写真を見て屋台を研究し、北海道のリアル有名店を調べピックアップ、わかるひとにはわかるロゴを捏造作成、夜間の明かり表現を勉強し、写真を見て群衆の服装見て、不慣れなパース定規を当ててみて…ラフ描くまで果てしなかった!

 そんで画面がデカいから細かいところまで描けちゃう。永遠に…永遠にモブが描ける…! うれしい悲鳴すぎて断末魔です。

 途中で「わたしって何でこれ描いてるんだっけ?」と我に帰ること数回。「これが本当に伝えたいことだっけ?」と疑問に思うこと数十回。「読む時0.3秒なのにな…」と不貞腐れること数百回。永遠かと思った。

 でもやっぱ、読み返すと「下手だなー!」ってのはもちろんあるんだけど「情熱注いでるなーー!!」っていうのが見て取れて嫌いじゃない。そう、見開きに悪いやついない。下手なやつの真摯な愛とか情熱が好きなんだ。

 時間がかかるのは技術不足、つまりどんどんやれってことですよ。
 ハハッ。
 というわけで、今回の漫画もそんな見開きが待っています。マジヤバゾーン。こいつに時間が割かれるのを逆算して、日程調整してます。

 いや〜それより怖いのは、我に帰っちゃうタイミングよな〜。常にうちなる自分が最大の敵よ…。目の前の作画に集中<<<<<弱音だからさ…。

 あ、その北海道物産展の見開き漫画、よかったら読んでください。せっかくなので。せっかくなので!

 わたしが外部リンクアレルギーなので、ご無理なさらず!

 さーご飯作ってまたもうひと頑張りだ。

(終わり)


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