雨音夏、

雨のように泣いている君の隣に寄り添う 太陽のように誰かを照らせるような人間になりたい。…

雨音夏、

雨のように泣いている君の隣に寄り添う 太陽のように誰かを照らせるような人間になりたい。 真実を写せない写真/ 本と本当のこと/君と映画 誰でもない何処にもない君だけの光と影

最近の記事

還る。

おばあちゃんが亡くなったよ。 はじめは理解できなかったが、すぐに理解できたようで襖で仕切られただけの部屋に駆け込み、近くに人がいるのも気にせず泣いて、泣きながら荷物を纏めはじめた。 そうしていると、実家から荷物が届いた。 母からはじめての仕送りだった。 それは、おばあちゃんが送ってくるものと似ていて、実際おばあちゃんから送られてきたものをそのまま詰めたものもあったらしい。 子供の日だったのもあり、おばあちゃんが作った団子が入っていた。5日にはお礼の電話をしたらしい。最後

    • 田舎暮らし

      山口に来て、山と田んぼに囲まれ、 朝は鳥のさえずり、夜は蛙の大合唱。🐸 空気が良くて涼しくて気持ち良いです。 ここの人達は優しくて親切でお節介なほど世話焼きで、だからといってそこまで干渉してこない、ある意味ほったらかし。 不思議な距離感があって、それぞれがしっかり認め合い助け合いながら生きてる感じがして、笑顔がとても印象的。 GWにな、鯉のぼりを122匹あげるお手伝いをしました。小さい子供から地元の小中学生、お年寄りまでたくさんの人が参加していて、おっちゃんからは「竹持っ

      • これから

        大学を半年間休学して5月1日からの3ヶ月間、山口県のスイカ農家さんのところへ行ってきます。 援農という制度があり、忙しい時期にお手伝いをする制度です。全国でも色んな場所でやっているそうで、お世話になる農家さんだけではなくて、役場を通しての申し込みだったのでしっかりしているみたいです。 今回、空き家を1軒貸してもらって参加者の女子3人でシェアハウスをして生活をします。 私は農家になりたいというわけでも特別農業に興味がある訳でも田舎に憧れているという訳でもなかったのですが、お

        • たにくたちに

          どーん!!! カット苗を植えて2ヶ月でここまで大きくなりました!! かなり大きくなってどんどん増えてきてます。 特にこの時期は増えるみたい。 埋もれてしまってますが、葉が落ちて芽が出てきてる子とかもいます。 毎日観察するのが楽しい!

          写真のこと

          私は写真が好きだ。 写真を学べる学校に通い、写真を始めてからちょうど3年が経つ。 どんな事でもやってみれば案外できるものなのかもしれないけれど、音楽が作れるわけではないし、絵が描けるわけでもなかった。 その点、写真はカメラさえあれば誰でもできるという気軽さから私でもできそうだと思った。 今でも自分にもできそうな表現は写真ぐらいじゃないかと思っているし、やってみた結果、自分に合っていた。当時はそんな事は考えずただ興味があってやってみたいと思ったのと直感だった。やはりその直感は合

          写真のこと

          くぬぎマン

          今日は妹の入学式だった。妹が二人いて、下の妹とはかなり年の差がある。 ひと月前に卒業式にも出席し、私もこの前この学校 を卒業したばかりなのにあっという間に妹の番。 妹は私たちのおさがりの制服とカバンを身に纏って、式には家族総出で出席した。 担任の先生はとても若く、私とあまり年が変わらないのにしっかりしていて(イケメンで)感心してしまった。 はじめてのHRが終わると三姉妹で学校を探検もした。懐かしいにおいから蘇る思い出たち。 当時から知っている先生はほとんどおらず、他の学校に赴

          くぬぎマン

          目に見えない障害。

          周りに生きづらさを感じている人が結構いる。 私もその中の一人だ。 小さい頃は、周りの意見に合わせないと話についていけない、仲間に入れてもらえない。と思い込んで人の顔を伺いながら合わせるのに必死だった。 しかし、年を重ねるにつれて自分の意見を持つようになり、人と合わせることに違和感を感じおかしいと思えてくるようになった。 出来ないことがあるのはいけないことで、テストの点数や成績を数値化され、できないと否定された感じがする。 前髪の長さ、スカートの長さ、下着の色、カバンに

          目に見えない障害。

          未来への手紙

          18歳の時に高校を卒業した頃に書いた手紙が押入れの中から出てきた。 普通、こういう手紙には、何してますか?とか夢は叶いましたか?とか書かれてあるイメージがあったけれど、予想とは全く違っていた。 その時の自分の言葉に凄く勇気づけられた。 鳥肌がたったし、気付いたら泣いてしまっていた。 大人というものが何なのかわからず、自分がどんな大人になっているかなんてもっとわからず、結局自分はいつまで経っても自分なのだとわかっていたんだろう。 確かに自分が書いたことには間違いないが、今より

          未来への手紙

          たにくたち

          2月12日 カット苗を植えた頃。 2月27日 それから2週間経った頃。 根づき始める。 3月26日 またそれから1ヶ月後。 成長が早い! 埋もれて見えなくなる子もいるほど育つ。 はじめはちっちゃな赤ちゃんでも、みるみる育ち、毎日、成長を見るのが楽しみです。 もっと大きくなったら、またカットして増やして寄せ植えを作ったりしてみたいと思います。 新入りのグリーンネックレス、念願のハオルチア! 可愛い😆 あまり手間のかからないエアプランツでさえ、枯らしてしまうこともあっ

          たにくたち

          しあわせの味。

          女子2人ヒッチハイク旅、続きです。 この旅は一年前ということもあって、細かい部分の記憶が曖昧になってきていて淡々と綴っているので読んでも対して面白い文章ではないなぁ、と我ながら思っているのですが、お付き合い頂けると嬉しいです。(誰も見てなくても記録として残しておきたい) 広島の親戚のおじちゃんおばちゃんにサービスエリアまで送ってもらい、倉敷美観地区方面と書いたスケッチブックを手にここまで来ると、弱音は言ってられない、もうやるしかない!みたいな変な自信が湧いていました。 最

          しあわせの味。

          はじめての女子ふたりヒッチハイク旅

          順番無視していますが、豊島のことを書いたので、少し去年(一年前)の旅の記憶の記録を。 女子ふたりでヒッチハイク旅をしました。 私も友人もはじめてでしたが、まず何故、旅をすることになったのか、出会いと経緯を。 私は写真が趣味で、彼女は被写体活動をやっていて、共通の知り合いからオススメされ、SNSでお互いをフォローしていてその前からも活動、存在自体は作品を通して知っていました。 ちょうど、旅をする一ヶ月前に自分が写真展をやっていて、そこに足を運んでくれたのがはじめましてでした

          はじめての女子ふたりヒッチハイク旅

          心臓の音。

          約一年前に訪れた、豊島。 四国にある香川県、3年に一度開催される、瀬戸内国際芸術祭が行われる島の一つ。 今年は開催年。 素敵な場所で素敵な出会いがあった。 その時の話をしたい。 女の子ふたりで九州からヒッチハイクをしていた。 その話はまた今度。 泊まっていたゲストハウスから港までは距離があり、船に乗るためには時間があまりなかった。 スケッチブックも雨で出せなかった為、近くのコンビニで男の人に声をかけ、港まで乗せていってもらえることになった。 高松港から、小さな船に乗っ

          心臓の音。

          せかい。

          何もしたいことがないから、世界一周がしたい。 船で海の上をゆっくりと進む。 目の前に写るものだけ考える。将来のことは考えない。 生きているという実感を心から感じたい。 自分が今、やりたいことはそれだけ。 空と海と私。

          せかい。

          あるく。

          愛犬といっしょに散歩に行く。 車通りが多い坂道を下っていくとそこには 田んぼが広がっていて、とても落ち着く。 何も無い公園で犬とはしる。 疲れて座っていると近寄ってくる。 その距離感がわたしには有り難く、信頼の証。 山と山のあいだ、木と木のあいだに月。 赤と青の空のグラデーションも綺麗。 この場所だけ空気も澄んでいるような気がする。 都会にいると、便利だけれど、発展しすぎた建物、乗り物、時間に追われ急いでいる人、雑踏に紛れると疲れてしまうので田舎っていいなと思ってしまいま

          あるく。

          エンパス

          本が好きで、たまに図書館に行く。大人になってしまってからは、あの空間が自分にはあまり合っていないと思った。静かにしなくちゃいけないし、神経を使う。 急かされるように借りる本を決めたら追い出されるように出ていく。 きっとカフェくらいでちょうといいのかもしれない。カフェのガチャガチャ感も好きではなくてあまり行かないのだけれど。 それは人がいる場所ではゆっくり出来ない体質だからだ。 どうやら私はエンパス基質、というものらしい。 私の場合は、物や場所で感じる。 人が多い場所へ行くと

          エンパス

          小さな毒。

          私は煙草が死ぬ程嫌いだった。 そんな私が一ヶ月くらい前から煙草を吸いはじめた。 男が煙草を始めるきっかけは、多分、プライド。 女が煙草を始めるきっかけなんて大体は男だろうと思う。煙草を吸っている人に理由を聞いても対した答えは返ってこないので期待するようなストーリーなんてない、煙草を吸ってみても何も始まらない。変わらない。変われない。 はじめて煙草を吸った時、あまりの衝撃に咳込んでしまい、花火の煙を吸い込んでしまったかのようだと思った。やっぱり煙草は嫌いで吸いたくない。と思っ

          小さな毒。