徳川家康の貶めキャンペーン! 妻子を殺した残虐さ・凡人無能を強調
日本における文化大革命が止まりません。
今年は大河ドラマで「文革吊るし上げ」ターゲットとなっている徳川家康について、全報道局を使った貶め洗脳キャンペーンが遂行されています。
これは中国における文化大革命のコピーですので、中華史に対応させて考えれば法則が読み取りやすくなるでしょう。
〔この記事は本体ブログからの転載です〕
あばれる君、左翼学者・本郷和人氏による文化大革命をお手伝い
まず本日たまたま見かけた番組について。
フジテレビ『世界の何だコレ!?ミステリー』にて、不自然に挿入された歴史ミステリーで非道な歴史歪曲が行われていました。
筆者tweet https://twitter.com/shoku1800/status/1663901944161738753より転載:
※「永久に呪われる」は霊魂を信じる人に対して言えば脅迫と受け取られかねない表現。しかし左翼などの唯物思想家たちに対して言う場合、脅迫罪は成立しないと考えられます。何故なら「呪い」などは唯物思想家にとって存在しないものであり、恐怖を惹き起こす文言ではないからです。ただし現実に呪いが実現するかどうかは知りません。
中華の文化大革命との対応
以前にも書いた通り、日本の左翼は中国における文化大革命を模倣して日本で再現しようとしています。
文革を再現するためには中国の歴史人物と日本の歴史人物とを対応させねばなりません。
近年の左翼の言動から、概ね次のように対応させるよう命令が下されていることが分かります。
【中華史】 【日本史】
(上げ)始皇帝・曹操 ⇔ 北条家・織田信長
(上げ)武則天 ⇔ 北条政子
(下げ)漢王朝の劉氏 ⇔ 天皇家
(下げ)諸葛孔明 ⇔ 源義経+徳川家康
この法則の根拠はお分かりでしょうか?
復習としてここでも一応解説しておきます。必要ない方は読み飛ばしてください。
【始皇帝・曹操】
独裁的で専制的。暴力至上。
都合の悪い政敵は粛清するのが当然と考え、邪魔な国民はいつでも気軽にジェノサイドした。
一党独裁の全体主義、国民をいつでも殺すことができる体制を目指す共産主義にとって崇めるに都合の良い人物である。
なお始皇帝・曹操は儒教を弾圧した“功績”からも左翼の崇拝対象となっている。「革命家」としての自負に酔う左翼自身の投影でもある。
日本史でこの残虐な独裁者に相当する人物を探すのは難しい――日本史では民衆を好んで殺した始皇帝・曹操レベルの虐殺王が見当たらない――が、かろうじて源頼朝と北条家、織田信長などが似ていると判断されたらしい。
【武則天】
中華史唯一の女帝。政敵を残虐な手法で粛清し続けた、言わずと知れた悪女。
【別サイト参照】子供を殺して頂点を極めた悪女の一生
(毛沢東がこの悪名高い悪女を善人へ修正したのは“善悪反転”の教義に基づく。また我が子を殺した彼女の史実は、家族愛を憎悪する共産主義者にとっては称賛ポイント。家族虐殺の狂気こそが共産主義では美徳となる)
やはり日本で武則天に相当する悪女を探すのは不可能だったが、北条政子が“悪女”と呼ばれることもあったので対応させられたらしい。
【漢王朝の劉氏】
中国には日本のように古代から変わらず皇位を継承する、天皇のような一族はいない。
しかし中華民族の心のなかに“永遠の皇室”として刻まれているのは、初めて中華を安定的に統治した漢王朝の劉氏だと思われる。自ら漢民族と名乗り、“漢王朝復興”などと唱えた近代の華人たち(孫文等)の発言参照。
グローバリズムの一種である共産主義にとってこのような民族意識・帝国意識は排除すべき「悪い思想」であるため、文化大革命時代には徹底して叩かれた。
また民からの人気が高かった漢代の劉氏(特に劉備)には民主主義のイメージがあり、この点からも全体主義を掲げる共産党にとっては敵であり貶めの対象となる。
そのような文革における漢室に日本で対応するのは、言うまでもなく日本皇室である。左翼革命を果たすためにも皇室打倒は第一目標として掲げられるため、皇室への誹謗中傷は大声で叫ばれている。
【諸葛孔明】
伝統主義、儒家としてのイメージ。同情を買う判官びいきの人気者。インテリ。
諸葛亮の人物像の全ての要素が、共産主義的な教条から憎しみの対象となるらしい。
諸葛亮を策略家と見た毛沢東は彼を「善人(一般の人間の感性では悪人のこと)」へ振り分けたが、上で書いた通り共産主義の教義に照らせば“敵”となるため、現実の文化大革命で諸葛亮は貶めの対象となった。
現代の日本では特殊事情もあり、安倍晋三氏なみに左翼・パヨクの憎悪を集中的に浴びているのが諸葛亮である。
復習:
そんな左翼にとっての吊るし上げドール・諸葛亮に対応する日本史人物は、どうやら要素によって分けられていて
同情を買う人気者 … 源義経
儒家、インテリ … 徳川家康
と決まったらしい。
現在の大河に伴う歴史歪曲キャンペーンで、徳川家康に対する貶めワードが諸葛亮に対する中傷用語の使いまわしであること要注目。
「泣き虫弱虫」「凡人」「無能」…これは諸葛亮に対して長年投げつけられてきた渾身の悪口。
現実に泣き上戸だった諸葛亮に対してならともかく、あの世界史上最高の天才政治家・徳川家康へ「泣き虫の無能」とレッテル貼りしていることは狂気の沙汰と言える。誰の目から見ても事実と異なるだろう。
さらに現在、“徳川家康は自分の権力のために妻子を殺したサイコパスだった”というイメージ操作のキャンペーンが行われているが、これも諸葛亮の“馬謖を斬ったサイコパス”との誹謗中傷を対応させたもの。※
さすが思考停止ロボットの集まり、脳力低下による手抜きが甚だしい。
※徳川家康に独特な貶めポイントとしては、「妻子の命より“家”を取った悪魔」というレッテルがあるらしい。これは日本の“お家制度”という伝統そのものを中傷し、破壊するためのテーゼ。目下、欧米で行われている「家族制度を廃止して社会を壊せ!」「結婚制度を廃止して絆を壊せ!」という左翼暴力革命のスローガンから来ている。
テレ朝 謎解きミステリー感想
ついでに3月に放送された文化大革命番組、『謎解きミステリー』感想tweetも転載しておきます。
徳川家康に対する貶め手法は今回の番組と全く同じでしたね。
ただし今回より酷かった点は「家康自身が積極的に妻子を殺したいと考えて、信長に妻子殺害の許可を下すよう申し出た」というサイコな作り話をしていたことでした。
いかにも親が子を殺して食べ、子が親を殺して食べるという人肉食地獄をユートピアだと考えている左翼らしい発想です。
普通の人間には理解が及ばないことですが、左翼はこのような親子が殺し合う物語にしびれる幸福感を覚えるようです(自分たちの欲求を投影させているからなのでしょう)。そう言えば去年の大河ドラマ、粛清パーティ物語にも左翼たちが大はしゃぎしていて気持ち悪かったですね。非人間が好むドラマは全く共鳴できません。
https://twitter.com/shoku1800/status/1641049479645396993より転載:
*アイキャッチ画像出典:不明 - 『新編 安城市史1 通史編 原始・古代・中世』 勝蓮寺所蔵, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=49170892による