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ねこのこと

毎年恒例、鹿児島のギャラリー白樺さんでの企画展「猫展」に寄せて作品を描いている。
初めて出品させていただいたのが2018年なので今年で6年目。
今年は2点新作を描いた。

定番パターン
珍しく色つき

ところで人には人生の中で死にかけの猫と遭遇するタイプの人間としないタイプの人間がいる。私は遭遇するタイプの人間で、人生で2度死にかけの猫を拾った。
家族から大ブーイング。(自分の世話もままならないので)

一度目は高校生の時。キジトラのことら♂
気が立つと足の裏ばかり狙って噛む可愛いやつだった。2014年に永眠。


そして今我が家には3年前に保護した三毛猫のきなこ♀がいる。
3年前出勤途中の道路のど真ん中で毛玉がうずくまっていた。朝だから頭がよく働いてない私は、すぐに車を近くのコンビニに止めて毛玉を保護。顔が血だらけだったのでそのまま仕事を休んで毛玉を動物病院に連れて行った。正直どういう感情で自分がそんな行動を起こしたのか覚えていなくて怖い。特別情が深い人間でない自覚があるので。

保護した責任として避妊手術ののち、一緒に生活している。うちのファミリーは寛大なので、一通り罵倒された後は猫ちゃんを受け入れてくれました🐈

2回も猫を拾ってきた私は猫好きなのかというと実のところはそうでもなかったりする...猫ちゃん可愛いけど、もしこういう出会いでなかったら、わざわざ買ったり、譲り受けたりして飼うかというとそんなことはしない気がする。
猫が飼いたかったから助けた訳じゃない。助けた責任があるから一緒に暮らしいている。
ようするに私の方から求めて猫を助けたというより、猫に助けさせられた???引き寄せられた???のだと思う。
猫のことに限らず人生にはたまにこういうことがある。自分の意思というより、他の何かの意思に巻き取られた感じ。相手の意思方が強くて、なんとなくその流れに乗っちゃった、みたいな。
(私の場合は結婚がそうだった。この話は気が向いたら書くかもしれない。)
たぶんこういうのを縁があった、というのだと思う。縁だからしゃーないのだ。
そして特別猫好きじゃないといっても普通に猫は可愛いのだ。

あと知り合いにやたら保護猫と暮らしてる方が多い。類友なのだね。


白樺さんでの猫展は
2/17-3/5まで(水曜定休日)

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