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中国の旧正月 iOSアプリ売上高が354.4億円、昨年比40%増加

旧正月中のアプリ売上は増加傾向

米調査会社センサータワー(Sensor Tower)によると、今年の中国の旧正月における、中国iOSユーザーがAppストアで購入した合計金額は、約21億人民元(354.4億円)であった。購入金額は、昨年の旧正月と比べて約40%増加し、アプリダウンロード数は、昨年の1.6億から30%増加の2.1億ダウンロードを記録した。

アプリ売上の内訳

旧正月中の売上高の約21億人民元(354.4億円)のうち、81%にあたる17億人民元(286.9億円)はゲームへの課金であった。ゲームへの課金は、昨年より28%増加している。一方、残りの19%(67.5億円)はゲーム以外のアプリの売上で、昨年から約132%増加した。増加率でみれば、ゲームアプリの売上高をはるかに凌駕している。

非ゲームアプリの成長

中国のiOSユーザーによるアプリダウンロード数は、2.1億ダウンロードであった。 そのうちゲーム以外のアプリのダウンロード数は、昨年から約63%増加し、1億3000万ダウンロードに達した。ゲーム以外のアプリでは特に、動画配信などのエンターテイメント系アプリの増加率が最も著しい。今年の旧正月中、中国Appストアでのエンターテイメント系アプリの売上は、約2億人民元(33.7億円)で、昨年の3倍に増加した。

エンターテイメント系アプリの著しい成長は、動画配信のTOP3企業であるテンセント(Tencent )、iQiYi(爱奇艺)、Youku(优酷)が牽引しているようだ。正月のバラエティ番組を見るにしても、自宅でお気に入りのドラマを見るにしても、アプリで手軽にコンテンツを見れるようになった。今回のデータから見ても、動画配信アプリの需要はかなり高くなってきているといえるだろう。今後も、中国のアプリマーケットに注目していきたい。

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