先送りにしていた夢と突然見つかった本【ゆるゆる日記】

【出来事】
・本を読もうとして読めなかった。
・頑張れば歩ける距離のショッピングモールに行った。往復で6キロ強だった。
・父から借りた本をめくる。
・会社説明会に2社参加。そこで不安を解消するために質問していたら社員さんに不思議がられた。
・突然森絵都さんの「風に舞いあがるビニールシート」をめくった。そこで私は探していたフレーズと出会った。
「今の若い子たちはね、なにかをやって有名になるんじゃなくて、まずは有名になってから何かをしようと考えるんですって」
「自分には関係ない、と目をそむけばすむ誰かやなにかのために、私はこれまでなにをしたことがあるだろう?」
(犬の散歩)
・店についてからは本屋で本を読みまくった。

【感想】
・本になかなか集中できない。改めて本って借りるのに読めないよなあ、と思う。
名前を残すことについてを「読書室ラジオ」で話してからというもの、ずっと探していたフレーズだ。「かけん」さんという方の無名人インタビューの記事を読んでいた時に「名前を残す」ことを考える機会ができた。
名前を残すのは手段になってもいいけど目的になってはいけないと思うというようなことを今も当時も思い続けている。
この本は2006年の本なので当時の若者はもう若くないと思うが何か行動をしようとする若者批判として書かれている。
若者批判というよりは何も行動をしていないのに、勝手に批判する人達が使う「お決まりフレーズ」なのかもしれない。
こういう「お決まりフレーズ」を耳にして「目を背ければ当事者にならずに済む。」という気持ちと「本当にその問題に直面する当事者にならなくて良いの?」という気持ちで揺れる主人公。それが今の私と強く重なった。
・本のフレーズに励まされてボロボロ泣いた。それから家を飛び出してただひたすら歩いた。考え事をし過ぎて、脚の疲れも忘れてひたすらひたすら歩いていた。そのせいで初めて日記を当日中に上げることができずに眠りについた。
・歩いていたら今就活でやりたいと思っていたことは高校時代から密かに抱いていた夢だと思い出した。高校時代はその夢があまりにもぼんやりとし過ぎていて、飽きっぽい私には大学でそのために学ぶのは無理だと思った。
大学に入ってからもその分野への興味は全く変わらない。
現場は問題が山積みで避ける人が多いのは知っていたけどこれ以上先延ばしにはできない。転職してという選択肢もあるけれど、人はいつ死ぬか分からないのにこれ以上先延ばしにして良いの?歩きながら、「犬の散歩」のフレーズがよみがえって泣いた。私が就活で迷っていたのは父からの疑問に答えられなかったから。身体を壊して働けなくなったらどうするの?
本当にその通りだ。


親に反対されてもやりたいことはやる。
でも親だって反対する理由はきちんとある。だったらそれにこたえられるくらいやりたいことを伝えないとだめだ。
父が言ったのは事実だ。だけど、他の会社でもその可能性はある。一事例だけを持ち出して反対するのは根拠に欠ける。
転職するかもという可能性のために色々やりながら、まずは今興味のあることに進むのはダメなのか。丈夫な身体があってもできるかは分からない。でも今良くないところばかり挙げても仕方がない。興味はないけれど、やれそうな仕事を探すことに疲れてしまった。新しく業界を広げることがこの業界に進まない理由探しのようでしんどい。

【今日の読書】
風に舞い上がるビニールシート/森絵都
【今日の運動】
ラジオ体操第一、第二


※昨日、この文章を投稿する前にねてしまったので「今日の」とあるのは全部昨日のものです。

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