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2023春アニメ感想

こんにちは。今期はプロ野球が始まってしまい、オフシーズン時と比べて複数本のアニメから逃げてしまったことを最初に懺悔します。少数精鋭ということで許してください。

目次を作っているので、ご自身が見たアニメで他の人の反応が気になるアニメの感想を見たりするのに使っていただければと思います。
なお、今期の私的評価はこんな感じです。

32作品。今期6本くらい脱落したアニメがあると考えると、今期ってマックス40本もアニメ見てたのか......。資格の勉強とか転職の準備とかしたほうがいいだろ。

では、以下評価の高い順から書いていきます。


S

僕の心のヤバいやつ

非常にストライクな作品だった。まず山田がエロいのは当然良いとして、市川君も萌えだったし、何よりくだらないイチャつき具合が刺さった。これほど2期決定が嬉しいアニメも中々ない。

恋愛アニメにおいて一番大事なのはヒロインという言葉には同意ですが、同時に男性側も重要であるというのが僕の考えです。今期だとおとなりに銀河の久我さんとか、インソムニアの中見とかも良かったけど、市川君も良いキャラだった。中学生らしく下品な側面もあれば、私たちのような陰キャラの側面もあり中々惹かれた。何より女装が似合いそうなガワがいいですよね。男キャラは女装が似合うくらいのビジュアルで良いと思います。響裕太くん、只野くんみたいな。

後見ていて面白いと思ったのは最後数分の魅せ方。コレは公式が各話最後の5分を公開していることからも明らかですが、相当気合い入れてたんだろうなと見えました。「何でこんなところで区切るんだよ」みたいなアニメがあるけど(今期なら🐻)、最後まで中身があるアニメは見ていて気持ちがいいです。サブタイの出し方もいいですよね。

こういうアニメを見ると、ああ中学生っていいね......としみじみ。最後に市川と山田が人気のない場所でいちゃつく質感が良いですね(まあ現実では人混みでああいうことする成人カップルもいますが…)。


君は放課後インソムニア

1話見たときは眠れない2人が夜歩きする、「よふかしのうた」からファンタジー要素を無くすアニメなのかなと思っていたのですが、あれよあれよという間に天体観測をする恋愛アニメになっていました。その内容も非常に見ごたえがあり、作画の不安定性に目を瞑りこの評価としました。

特に合宿編がよかったです。駆け落ちって展開、とても令和のアニメがすることではないですよね。不真面目ではない中見くんがそれを提案するという、彼自身の変化が感じ取られて良かったです。また告白と、それをごまかす曲ちゃんの距離感も良かった。「自分の今の幸せな表情を撮ってほしい」と曲が言った後たしか画面が暗転したのですが、その時映った僕の表情はメチャクチャキモかったです。

サブキャラが良かったのも良い点です。特に戸松遥演じる天文部の先輩の萌え具合は良いですよね。まさか1クールの間に2個も「すけこまし」というフレーズを使うアニメが現れるとは。不思議なこともあるものです。

このアニメ見ると流石に石川県に行きたくなります。良いアニメでした。


A+

スキップとローファー

こうも眩しい高校生生活を見せられると、惨めになるという気持ちより親目線で見てしまいます。一番キモいですね。
明日ちゃんの頃も思いましたが、キャラクターそれぞれが脚本の犠牲にならず、各キャラの性格を基に自由に動いている感じが非常に青春群像劇としてレベルが高いように見えます。
特にあの4人が気づいたらお泊り会なんかしちゃってるの、マジでよくないですか?各キャラ性格も個性も全く接点のない中で、気づいたらあんなに仲良しになっているナチュラルな感じ、良いですよね。

本当は一個上において最上評価や!と思っていたのですが、途中に懸念していたモデルちゃんが......。あの要素だけメチャクチャ浮いているように思えたし、何なら最後まで浮いていたような気がする。志摩くんと話して一定のケリはついたように見えたけど、綺麗さっぱり丸く収まったわけでもなくモヤつく感じ。ここだけはちょっとどう見ても評価できないかなと思ってしまった。

とは言え後は非常に見ていて気持ちのいいアニメだった。その他のシーンはどれも眩しいくらい良かったし、そこがしっかりしているからこそ少し毒っぽいモデルちゃんの要素も最悪とまではいかなかったかなとも思う。その辺の話が月日を経てどういう結末を迎えるのかは普通に気になるので、一刻も早く2期をやりましょう。DMMさん、アルスの巨獣みたいなクソに金出すのやめてこういう評判の高い漫画原作に金ぶちこみましょう。

ちなみにOPでは「眩しくて僕は目をそらしてしまう」という印象的なフレーズがありますが、これが本編において志摩くんの心情とリンクしているの凄い良いですよね。
あのサビでありえないくらい楽しそうに踊るOP映像は、監督でもある出合小都美さんによるコンテ。こちらはかげきしょうじょOPを手掛けた方でもあります。う~ん、納得。


A

王様ランキング 勇気の宝箱

10話も見せてくれる質の良いOVAという感じでよかった。一番良かったのは散々1期では色々と苦しめられたオウケンの過去をじっくり24分もやってくれたこと。何故オウケンはぶっ壊れたのかという過程を見せてくれたことで、冥府の3兄弟の深掘りにもなったし、とにかく悲しい話で見ててきつかった。王様ランキングという、絵本っぽさのあるキャラのタッチから繰り広げられるややダークなお話の極致にあるような話で好印象。

また、存在していたのかも怪しかった「王様ランキング要素」を最終話に出してくれたのも良かった。オウケンの復活が思ったよりあっさりだったのはややズッコケだったけど、まともになったオウケンはカッコよかった。
また9話ではBOYを流しながら、終わり方は1期前半EDを思わせる映像を作りだしたり、とにかくこの作品ってアニメスタッフに愛されているんだなあとしみじみ。

ここからノイタミナはるろうに剣心が2クール放送され、多分次はうる星やつらになるのかな。王様ランキングや約束のネバーランド、バクテンのように質の良いノイタミナ新規アニメを見る機会は減るのだろうかと思うと少し悲しいかも。


BIRDIE WING -Golf Girls' Story-

1クール目ほどの爆発力はなかったものの、イヴと葵のダブル主人公の話をギリギリいいバランスで書き切れていたと思う。

当然敵キャラの案外な感じとか、最終話までとにかく大急ぎという内容で尺は本当にギリギリで2クールアニメ特有の余裕さとかが無かったのは残念な要素ではあった。結局1クール目の頃からOPに出ていた黒人も、アイーシャも、日本の賞金女王さんもかませ犬感が強く物足りなさはあった。

とはいえ振り返れば2クール目は、イヴと葵の実父の話、イヴの新技の話、葵の病気の話、全英オープンなどかなり怒涛の展開だった。どれも作品上必要な話だったとは思うし、コレをよく1クールでまとめ上げられたなと感心する。中盤以降は目を離せない展開の連続だったし、やっぱり見ていて楽しいアニメだったと思う。

闇ゴルフ編のように爆発力のある展開を見せられるとどうしても弱く感じてはしまうけど、少し変な設定がある百合ゴルフアニメとしては100点の出来だったと思う。本当に良いアニメだっただけに、ゲームがクソゲーオブザイヤー級のゴミらしいというのは何とも悲しい話。


東京ミュウミュウ にゅ~♡

前半の個人回は1クール目よりもパンチの利いた話が多かった印象。みんとがお兄様の施設に勝手に乗り込んだ挙句結果的にメチャクチャにする回とか、れたすが突然別世界に行くとか、ざくろお姉様の撮影回とか、後半のシリアス展開が嘘のように変な話が多かったような気がする(ぷりんだけ何で感動回だったんだよ)。

結構驚いたのはディープブルー周りの話。青山君が何故環境の話になると急に怖くなるのかという理由の判明だったり、れたすが行った異世界が実は現実にあった宇宙人の地球逃亡の過去と繋がっていたり、思ったより設定がちゃんとしているアニメだったんだと変な納得。そもそもが環境破壊へのアンチテーゼを持ったアニメだし、そういう所を意外とちゃんと描き切っているのは良いことですよね。コレって子供向けだったのか......。

2クールあるアニメの特権であるエピローグも良かったです。突然ミュウミュウのあいつ等が忍者の格好をしていちごを目隠し拉致するの面白すぎる。2クール目はギャグとシリアスの緩急がしっかりとしていて、しかもシリアスの内容も中々見ごたえある形で届けられており、不満な点がない最高のアニメでした。キッシュも最後までキモかったし。アレ良いキャラだよなあ。


江戸前エルフ

「今時尾崎由香主人公とかありえないだろ、いいとこアニマエールレベルの微妙なアニメやろなあw」とアニメ放送前は思っていたのですが、上質な日常系アニメに思わず涙。恒久的な命を持つエルフと小糸・小柚子の人間の生命の限界を、母親の話を絡めてほんの少しだけ書きつつ、本筋としては日常系アニメを見せてくれた倫理観の高さに感謝です。

スカイツリーの回や母親の過去をビデオデッキで見るという回などはエルダと小糸が必ずしも一生一緒にいられるわけではないということを暗示していたと思うのですが、こういうのメチャクチャ好みなんですよね。メイドラゴン2期最終話とか。
このアニメの良い所は、それこそメイドラみたいに変にシリアスになり過ぎず、日常系アニメとしてのギャグっぽい話とか高耳神社以外の話とか、基本的に見てて面白い・楽しい話で構成されていたところだと思います。日常系アニメのバランスってコレくらいでいいですよね。

またこのアニメの本当に好きなところは実写・アニメ融合のEDです。

本編に出てきたレッドブルやビーバー、エルダの使っている赤いノーパソなどなど何回見ても飽きがこないほど色々なこだわりを感じる名EDです。今期のEDはワンターンキル姉さんが最も優れていると思うのですが、このアニメも秀逸なEDです。ディレクターの向純平さんは便利屋斎藤さんのEDも担当していたとか。今後のC2C作品のEDが楽しみですね。
またこのEDが、当作品のシリアスな所に合う儚げな歌詞になっているのも好きです。全てが揃ったEDでしょう。

ここ最近はチェンソーマンに代表されるようにEDに力を入れるアニメが気持ち増えてきた気がします。映画ではエンドロール後に何かを挿し込むという技法が当たり前になってきましたが、アニメもEDに力を入れてくれると嬉しい。ED見てると面白い発見とかありますしね。ヤマノススメの異常数の協力とか、転校生がグイグイ来るやつで日本シャンメリー協会が協力していたりとか。


おとなりに銀河

五色しおりさん萌え萌えアニメーションなのですが、良い恋愛アニメでした。妹ちゃんも良いキャラをしていたし、何より久我さんが見ていて気持ちの良い、悪意を感じない青年なのが良かったと思います。

制作会社:旭プロダクションの文字を見て何となく嫌な予感はあったのですが、原作を淡々とアニメに落とし込んでいるあまり良くないアニメ化感があるのは残念。どこかで盛り上がるところが正念場になるのではないでしょうか。

これは5月に書いた僕の感想。演出面に不満があるのは10話くらいまでそうだったと思っているんですが、11話の刺抜き回、12話の妹回なんかは見事にハマっていたと思う。盛り上がるところはしっかりと魅せてくれて非常に満足。刺抜きした後、久我さんの恋ゴコロも消えてしまったんじゃないかと不安になる五色さんの表情、巧い演出でしたよね。Do It Yourself!でもそうだったけど、アニメのキャラの表情って大事です。

結構グッと来たのは最終回に妹の回を見せてきたこと。長女という立場で一歩引いた目線を持ちながらも中身はまだ子供である、という側面を見せてくれたのは良かった。4話の占いする回の妹ちゃんも良かったけど、最終話でも妹ちゃんを見せてくれたのは「ほんわかハートフルラブコメディ」のキャッチフレーズの名はまさにという感じ。

EDの可愛らしい絵も好きだった。ああいうED絵は加藤監督っぽいというか、アイカツEDっぽいですよね。刺抜き回で変わったのが非常に印象的。確かにあそこはこの作品において最大の山場だし、良い演出だったと思います。

正直途中まではやや間延びした感じがあったため微妙に感じていた(どうやら最初は原作から見てスローペースだったらしいと聞いて納得)。しかし五色さんと久我さんのイチャコラは見ててニチャれたし、妹ちゃんは本当に良いキャラをしていたし、何よりラスト2話は求めていた全てを見せてくれて最終的に好きなアニメになっていた。実は今期1番楽しみにしていたアニメはコレだったので、満足度の高いアニメになってくれてよかった。
旭プロダクションのアニメで初めて良いと思ったアニメでした(参考:wave!、ピーチボーイリバーサイド、ドールズフロントライン、アルスの巨獣)(どういうラインナップ?)。


マイホームヒーロー

まさかこんな手に汗握るようなアニメになるなんて思っていなかった。100万太郎作者の原作だからといってちょっと舐めていたかもしれない。

果たして三木眞一郎vs鳥栖哲雄までアニメ化にする必要はあったのかなと思いつつ、この不穏な感じで終わるのもアリかなとも思う。結局は鳥栖哲雄が延人を殺したとばれてしまったわけだが、まさか延人パパまで殺しちゃうとは......(厳密には殺してないけど)。平和な時間とヤバい時間の反復横跳びをしている忙しないアニメだったけど、こういうアニメは見ていて飽きが来ることは基本無いので好きです。

勿論スゴイ続きが気になる終わり方だったし続編ほしいなあと思うのですが、原作読んでいる人曰くちょっと違う作品になっちゃうとか......。でもこの作品が常時鳥栖哲雄vs組織(間島など)の面白さを見せてくれるのであれば、もっとこの作品って話題になってますよね。
つまらなくなることは無いんじゃないかなあと思いつつ、多分ココからは延人隠蔽時の繰り返しになりそうだしもう一度面白くなることは確かに難しい気もします。100万も2クール目は死ぬほど面白くなかったし。

こういう作品を見ちゃうと、何か親になる自信を無くしちゃいます。大事に育てた一人娘が、半グレヤンキー(しかも以前に女を殺してる)につかまっちゃってしかもエグイDVされてるなんて知ったら......。考えただけで冷や汗止まらん。
やっぱり子供はアニメに限りますよ。俺には櫻井桃華という可愛いドーターマミーワイフがいるんで......。


Re:STARS

全編字幕の深夜アニメは初めてだったと思うけど中々新鮮だった。というかただでさえ中国語しか聞こえない字幕アニメなのに、中身も姉弟の入れ替わりから始まるてんやわんやと割とぶっ飛んでいるアニメでした。

コレが意外と面白かった。ノリがやや古い日本のアニメっぽかった(こち亀とかにありそうな感じ)のも面白かったけど、意外と本筋も面白かったと思う。チンヤーは弟と入れ替わっていたことがバレて没落、チンザーは天才歌唱少年だったのが歌えなくなり没落。そこから再びスターを目指すというのは、まさに「Re:STARS」。中々感心しました。ちなみに原題は「SUPERSTAR」。ReSTARSは日本独自のタイトルなんですね。巧かったと思います。

ジーミーというガチの萌えキャラがいたのも萌え豚的にはポイント高いです。最後は報われて良かったね。
落ち目先輩、ヤバい芸能記者、チンヤーの後輩アイドル、チンヤー所属事務所の元社長、成り上がった眼鏡社長、チンザーの同僚のチンヤーオタクや女装癖のあるやつ、オーディション編では助けてくれた男女、そして金持ちのアイツなどなど…そこまで詰め込む?というくらいサブキャラに魅力があったのも見てて飽きない要素だったと思います。「チンヤーは実は弟と入れ替わっていた!」というニュースを見た同僚のオタクが

って反応するのポジティブすぎてウケます。

ちなみに「iQIYI」という中国のTVerみたいなアプリではこのアニメ(原題は「Super Star」)の2期を日本語字幕で見ることが可能となっています。ブシロードが好き放題やっている映画はどうやら総集編っぽいので、続きが見たい人はここでいち早く見るのもアリかもしれません。
でもリアルタイムで見たいところもあるので、すとぷりのオタクは是非私たちのためにReSTARSにお金を落としてください。


神無き世界のカミサマ活動

榎木淳弥さんの最もハマった役はこのアニメかもしれない。声優陣がとにかく好き放題やっており、演出もかなり好き放題やっていた怪作でした。あえて決まったOP・ED映像を作らないことでどこでOP・EDを流してもいいようにするのは結構新しいように感じました。
惜しむらくは作画がかなり終わっていたこと。2回の延期はモザイク付け忘れとも噂されていましたが(それもありえる)、シンプルに放送を落としたほうがもっとありえるんじゃないかなというくらいには作画が残念なことになっていた。このアニメをより良い作画で見れていたらもっといいアニメになっていたんじゃないだろうか。惜しい。

内容自体も結構良かった。悠木碧を味方につけロキとの対立構造が明らかになるところ(ベルトランがおかしくなるところ)、ダキニ編(あまりにもエロ過ぎ)は特に見ていて面白かった。ガイア編が少しだけ微妙に感じたが、勢いは好きだった。神・宗教を扱っているアニメらしく、家族・共同体を大事にする描写が何回かあり、こんなバカアニメのくせにちゃんと考えられているギャップが面白い。同じくバカアニメの転生貴族との違いはこの辺でしょうか。

ココを書いている時にはすでに夏アニメが始まって1週間ですが、こういうアニメはなさそう。ここ最近は同じく榎木淳弥さんが主人公を務めていた2作品や転生貴族、シュートと言ったバカアニメが1クールに1つ2つはあったため少し恋しくなっています。完全に脳が破壊されましたね。


A-

天国大魔境

僕がアニメでレイプ展開を見たのは「回復術士のやり直し」以来なんですが(絶対嘘)、こちらのレイプ描写はアニメ放映時間が土曜22時というガキがまだ起きている時間にもかかわらず割とガッツリ書いていて感心した。しかもディズニープラス独占。ディズニーってこういうのアリなんだ。
上の画像はレイプされた時の絵。これはトマトの裂け目から中身が染み出ているところより処女喪失を表していると思うのですが、トマトで処女喪失を描くとはなかなかオシャレな演出に感じます。オシャレか?

あの2人サイドと、学園サイドの両方の話を同時並行に進めていくのは面白いと思った。廃墟を歩き回るのは少女終末旅行みたいな感じで興味深かったし、ロビンとの出会いも良かったと思う。学園の話も考える価値のある謎をちりばめていて良かった。

ですが、「ついに交差するぞ!」という辺りで終わったので消化不良感は強い。おそらくミミヒメや高橋李依に代表される学園で育てられていた孤児?は、現在あの2人とたまに会う人食いの何らかの基になっていて、最終話に都会に降り立った後何らかの要因で覚醒して世界が崩壊して現在に至るって感じなのかなあと推察しますが、もうちょっとそういった核心に触れてほしかった。突然新しい設定を出した挙句に特別編で投げやりエンドを迎えたあのクソアニメを評価できないように、これでは天国大魔境も評価しづらい。12話もやるならそれくらいできないかという気もあるし、ディズニープラス独占なら最初から2クールでやればよくない?という不満の方が大きくなってしまった。

でもやっぱり私はこういう考えがいのあるアニメ好きなので、見ていて楽しかったです。ごちゃついているように見えて案外スッキリしている設定だったと思いますし、結構見やすかったと思います。
それにしても、脳だけ女性の体に移植された元・男の子が、あこがれの男性に「今レイプされているのはお前かな?元の体の子かな?w」って囁かれながらレイプされるってとんでもない性癖ですね。世界は広い。


青のオーケストラ

秋音律子ちゃんとかいうマジで良いキャラクターの過去が実は小桜ハルちゃんと繋がっていたわけですが、いくら何でも重すぎるだろ...…と絶望。あそこでG線上のアリアというクラシック音楽で2人の友情を印象付けるのは流石にオーケストラを題材にしたアニメと言えます。
NHK制作ということもあり、音楽方面はガチで来ていて、各キャラに専属のバイオリン奏者がいて、そのガチ演奏によって例えばオーディションの青野君の発表は説得力があってよかった。

ただのオーケストラアニメではなく、部活動アニメとしても見ていて楽しい点も良い。実際オーケストラとか吹奏楽とかみたいな、明らかに男女の数に差がある部活動ってこういうラッキースケベってあるんですかね?青野くんと佐伯の距離感も良かったし、Lynnのキャラも結構好きだったりする。部活って人数多くなると1人くらいこういう息苦しい人いますよね。

ただ非常に残念なのは、あまりにも作画が終わっていること。面白いアニメの作画が終わっているのって普通に悲しくなっちゃいます。TBSは日5を復活させていますが、何故このアニメをそこにぶつけてきたのかも疑問。中身は面白いし、NHKのおかげでオーケストラ演奏も良いためアニメで見る価値はありますが、そのほかが致命的に悪すぎる。勿体ないアニメです。


アイドルマスターシンデレラガールズU149

ロリアイドルの娘たちが頑張るぞ!という作品かと思って視聴したら、極端に言えばプロデューサーと愉快な上司たち(ついでにアイドル)みたいな感じになっていたのは本当に残念だった。アイドルマスターは元からそういう作品だと言われればそうですが......。

みりあ回も、千枝回が特にそうだったけど「大人が何かする(大体失敗)」というヒューマンエラーのようなスタートが基本で、1クールアニメなのにプリキュアみたいなワンパターンアニメになっていたのは擁護が出来ない。僕が今まで見たアイドルアニメの中で最も「大人」のノイズが大きかったアニメは「Wake Up, Girls!」だが、このアニメはWUGレベルのノイズがあった(WUGは最初の””敏腕プロデューサー””がキツい)。
アイドルマスターを好きな層はこういうのが好きそうなので良いかもしれないが、僕のようにロリ目当てで見に来た人は、ロリを見せてくれると思ったら大人の仕事姿を見せられるという一番最悪なパネマジを受けたわけだ。

僕は恥ずかしいことにロリコンに近い人間なので、ただロリキャラが活躍しているだけで一つ評価を挙げている。コレが普通の女の子だったら一つ下の評価に置いていた。それくらい内容は少し残念。桃華の回は良かったんだけど。

内容には全く関係ないが、最終回で西武ドームらしきところでライブをしていて当初予定は開演20時になっていたけどコレいくら何でも無理がありますよね。仮に2時間半ライブとして終演は22時30分。千葉県民が帰るのは終電か翌日になりそうです。西武ドームで実際に20時開演なんてやるライブあったら誰か行くんですかね。


B+

転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~

流石はシュートを作り上げた監督といったところ。「カインくんが何かする→また僕何かやっちゃいました?^^;→カイ~~~~ン!!!」という超ワンパターンアニメにもかかわらず最後の最後まで楽しめたのは間違いなくアニメスタッフの成果と言えるでしょう。

楽しかったと言えば楽しかったんだけど、やっぱり元はよくあるなろう作品なのでこの評価か、一個上が限度かなと思っています。面白アニメを目指し過ぎてワンパターン感が余計強まっていたし(周りのオーバーリアクションとか)、ヒロインの没個性感はあったし、アニメ化というのも限界はあるというのをこのアニメで改めて考えさせられた。
特に初代様と修行する回はかなり退屈で、おそらくこのアニメの本来の姿はコレなんだろうと感じた。

それでもスタッフが頑張ればアニメをここまで昇華できるんだなあと感心もした。OPEDの意味わからんカットってどういう精神構造で思いついたんですかね。

ちなみにこのアニメの原作本スレでは、アニメへの否定的な意見が多いらしいです。例えば上の画像にあるお約束となっていた土下座シーンなんかは当然原作に無いらしいのですが、スレ民曰く「土下座シーンを作ろうとして意味わからんアニメになってる」「ウケ狙いすぎて滑ってる」みたいな書き込みを見ました。
よくあるなろうアニメを面白演出マシマシのやりすぎアニメ化をして、原作ファンには不評ながら実況民系アニメオタクにウケているのは、まだ本スレ民にはナイショなのです。


絆のアリル

今時キズナアイ憧れ系Vtuber達の話か......と思いながらぼーっと眺めていたわけですが、コレが思っていたより面白くなってくれた。ミラクもノエルもクリスも、とても良いキャラをしていたと思います。雰囲気的にはアイカツのような「割とちゃんと活動に真剣に取り組む所」と「取り組む過程が若干おかしい所」を兼ね備えていたセカンド・アイカツのような作品に映りました。アイカツを好きな人が絆のアリルを好きになるかは微妙ですが、このアニメを好きな人は99%アイカツも好きになると思います。

しかしややオチが弱いように感じた。コレも何だかアイカツっぽい。アイカツっぽいというか、アイカツフレンズとかこのくらいの面白さだと思うんですよね。
ミラクがリズに「お前は周りに頼り過ぎだ」と言われて距離を取って再迷走するという過程は好きだったんですが、何かあっさり解決したような。どう終わったかあまり記憶に残っていないのでそのくらいのオチだったと思うのですが、割とこの本編はそんな感じだったと思います。
一番はクオンの話。多分自分の存在でミラクに批判の声が行くのが嫌だからマルマルからクオンになったんだと思っているんですが、あんなに閉じこもっていた上にそもそもマルマルとして出ることに皆納得していたのにネットのしょうもない意見にマジ切れして突然人間になるというのはどうなんだろう。ココももうちょっと欲しかったです。

それぞれの歌詞で書いたあの曲を披露する時のCGの出来はお世辞にも良いとは言えなかったんですが(というかVtuberパートの使いまわし)、突然作中のキズナアイレベルのMV見せてくるのヤバくなかったですか?

ここ普通に感動しちゃったんですよね......。あの低予算ゆらゆら3DCG見てから突然コレ。やっぱりキズナアイさん率いるアニメは格が違いますね。

何故月曜日の深夜2時に放送しているのか疑問なほど女児向けアニメみたいな雰囲気があるので、今までそういうアニメを見てきた人には少しオススメしたい。逆にこのアニメを面白いと思えた人は絶対アイカツもプリパラもプリチャンも面白いと思えるでしょう。
全然関係ないんですけど、ほんへ(Cパート)普通に面白くなかったですか?2本立ての時とか、クリスがアリについて語る時とか、何なら本編より面白かったかも。2期マジで楽しみだなあ。


機動戦士ガンダム 水星の魔女

グエルくんの地球での話からうすうす「コレって最後収集つかなくなっちゃうんじゃないか?」と思っていたのですが、案の定最後はとにかく勢いで全てを片付けていた印象。これに良い印象を抱く人がいるのもわかるが、私は以前、同じく終盤に怒涛の展開で片づけたリコリス・リコイルを低評価したのでこのアニメも少し評価するのが難しい。

例えば終盤。ただでさえ、「宇宙・地球の対立構造」「プロスペラ・スレッタとゆかいな仲間たちの対立構造(ここに議会連合も入る)」などというのはほんの一例で、およそ1クールで全てを片付けるのは難しいような勢力図が2クール目では敷かれていた。かなり駆け足に片づけていた印象にあり、正直終盤に印象に残るシーンがあんまりなかった。この辺は少し惜しく感じる。もっとスッキリしていれば個人的にはもっとハマれたのかなと思ったり。
特に、絶対これはいらなかっただろうと強く言えるのはグエルくんの弟が突然ミオリネにブチギレるところ。何気にこれは2話に跨いだ大きな話だったわけだが、兄を殺しそうになってヤバいとなったところ謎の物体でグエルが爆発四散しなくて済んだ......という顛末。茶番も甚だしく、正直何でこんなのに時間割いたのだろうと思ってしまった。しかもメチャクチャあっさり弟君は落ち着く。極端な話、水星の魔女2クール目はこのようにキャラが脚本の犠牲になっていた感は強く感じた。

このアニメに関しては「あまりいらなかったんじゃない?」と思うシーンや「この設定って何だったの?」という所も多くの考察勢がツイートをしてくれているおかげで、設定が変だとは思わなかった。しかし何でもかんでも手を広げ過ぎてぐちゃぐちゃになりかけたのを「祝福」で誤魔化したという感はあったと思う。
とにかくアニメでの設定補完が不十分で、原案者のツイートでそれを埋めていた作品として「Vivy」という作品があるけど、何となくそんな印象がこのアニメの2クール目だった。

ガンダムのオタク的には戦闘シーンが不満らしい。コレは確かに分かって、ロボアニメなのに解決法が殴り合いではなく謎のパワーで浄化するみたいな魔法少女的終焉はズッコケた。バックアロウよりはましだけど......。実際この辺はどうなんでしょう。
正直もうガンダムは見ないかもしれません。シンプルに体がロボットアニメに合わないんでしょうね。境界戦機も死ぬほど面白くなかったし。


事情を知らない転校生がグイグイくる。

最初の方は「おい!死神と一緒にいるとよくないぞ」というモブクラスメートたちからのからかいをサイコパス高田が自慢のレスバトル能力で話を無かったことにする…という話しかなかったが、4話(おばあちゃんの家に行ったら偶然2人が会った回)で実は西村さんの母親が亡くなっていたことが明らかになり、今まで死神って呼ばれているのをカッコいいと思っていた高田君が号泣した辺りからこのアニメの流れが変わったなと思った。

その後は5話「死神って呼んで」、7話「遠足と味玉の魔法」、9話「走れ!叫べ!運動会」、10話「初めてのおもてなし」といった良い回が連続して続いてくれて完全に良いアニメとして認識しました。こういう系のアニメ(いわゆる高木さんのようなアニメ)で中々印象に残るような話が1クールに何個もあるなんてありえないと思っているので、この辺はレベルの高いアニメだったように感じる。
11話・12話のクリスマス回も良かった。何ならこの2話は最終回でもそん色ない程の話だったし、逆にこれを最終回にしないでゴキブリ爆弾とかいうくだらないガキの遊びを最終回にするのはこのアニメらしいというか、なんというか。

ルッキズムの私はあまり西村さんに強い萌えを感じられなかったこと・そうは言ってもほとんど陰湿ないじめで話が始まることから評価はココに置いたが、これより上に置く人がいても不思議ではない。何ならちょっと過小評価しているかも?それくらい良いアニメだったと思います。
同じTwitter漫画(コレTwitter漫画ですよね?)だと、喋れない女の子と仲良くなるみたいなのがあってちょっと好きだったんだけど、あれもそのうちアニメ化するのかな。


B

私の百合はお仕事です!

恐喝で強制労働させられる、高校生の2人が小学生時代の話で百合を広げようとする、自我を出せない子が突然クラスで作らされた看板をぶっ壊すなどなど......ギャグみたいな展開を、さも高尚な百合作品としてドヤ顔で放送しているアンバランス加減が非常に面白かった。とは言え真面目に見ると変なアニメだったと思う。山田くんと同じ感じです。

とは言え、矢野の話はともかく、メガネちゃんの話はギャグとして見てもシリアスとして見ても結構面白かったと思う。過去に助けられて、しかも本当の自分をさらけ出してくれる女の子を好きになるというのは王道感あってよかったし、その後不良先輩に独白することで一定の解決を収める。案外まとまった話で見ていて楽しめた。

最終話は突然今までなかった気がするギャグパートっぽい雰囲気を出してきたのが印象的。今までこのアニメって「おっぱいでっか!」とか「えろすぎ!」という僕ヤバみたいな下品なところってなかった気がするから結構驚いた。アニオリだったりするんでしょうか。
サブタイが「ようこそ!夏のリーベ女学園へ!」みたいな感じだったから、連続2クールなのかと思ってマジで焦った。ギリギリ面白く感じたが、果たしてこの先の話はどういう展開が見れるのかビジョンが見えないので続編はどうなんだろう。というかヒメもカナコも、こんな謎の意識高いコンカフェなんて逃げちゃえばいいのにね。コンカフェの店長ということは、やっぱり田村ゆかり店長は半グレの一味なのかな。


逃走中 グレートミッション

大体こんな感じです。ハンターに追いかけられるスリルを味わいたいなら本編でも見とけ!という感じで、謎の怪獣シブラーとスリリングな戦闘、今はバケモンになった織田信長とバトルしているという割と意味わからないアニメ。確かに本編では「逃走中のゲームにおいて命の保証はなく、参加する者はその旨に同意するものとする」というようなことを言っていたけど、何かおかしいですよね。

「逃走中のアニメ」として見たらどうなんだろうと思いつつ、変なアニメとして見たら結構面白かったりします。しかも声優が謎に豪華。噂によると、打ち切りになった前番組(デジモン)から声優を流入させているとかなんとか。フジテレビ9時のアニメって生まれて初めて見たんですが、意外と予算あるんですかね。作画は結構悪いですが......。

最低でも2クールアニメなのウケますよね。ニチアサ勢は仮面ライダーを見るでしょうし、わざわざこのアニメを朝起きてみる人は変な人だし、このアニメは果たしてどういう層が見ているのでしょうか......。


山田くんとLv999の恋をする

序盤は茜っちのキチガイ具合がヤバかったり、謎ストーカーメガネ君の話などなど......とにかく死ぬほど面白くなかったと思っているんですが、山田と茜っちと負けメガネヒロインの三つ巴恋愛を真面目に書き出した後半はかなり良いアニメだったと思います。やっぱりアニメは最後まで見ないとわからなかったりしますね。

前半からは考えられないほど、真面目さとコミカルさの両方を兼ね備えたちょうどいい恋愛描写を描いてくれた点は非常に好感です。最終話のメガネちゃんの負けっぷりは本当に良かった。茜っちが「私のこと好きなの?」と聞いて「ばれたか」と答える死ぬほど爽やかな山田も良かった。とてもじゃないですけど、前半見ていてこんな良い恋愛アニメになるとは思えなかったです。

とは言え、やっぱり前半はどうも酷かったと思う。5月に書いたブログではマジデスと同格に置いているくらいキツかったし、どんなに高く置いてもこの評価か一個上の評価になるかなあと。良いアニメだったんですけどね。大体わたゆりと同じ面白さだったと思っています。


異世界ワンターンキル姉さん

主人公が無敵姉さんとその他萌えキャラに助けられるだけのアニメ…と思っていたら意外と主人公もガッツを見せていたし、なろう系にありがちな終盤に飽きが来るという感覚もなかった。今期大活躍のエルダ様2も良いキャラしていたし、嫌いなアニメではありませんでした。

このアニメの7割はEDにあると思っています。上の記事で書いたのでよろしければ。後の2割はキルマリアです。


ワールドダイスター

こういうあまり印象に残らない、女がいっぱい出てくる萌え豚向けアニメってありますよね。真面目なCUEとかこんな感じだったのかもしれない。

1つ気になったのが、このアニメの演劇パート。作画は劇場版アイドルマスターのあのシーン(映画アイマス例のシーンで検索したら出てきます)を彷彿とさせるような凄い違和感のあるヌルヌル作画、本気の演技する時の声優の演技は大体声を低めて凄んでいるだけと色々違和感があった。

内容としてもカトリナはかませ通り越して空気になっていたのが非常に残念だった。この作品はIDOLY PRIDEの監督が手掛ける作品だったが、そういえばIDOLY PRIDEも幽霊とマネージャーの話に注力し過ぎた結果アイドルたちに全く焦点が当たらないという面白いアイドルアニメだったんですけど、この作品もここなと静香に焦点が当たった結果、特にカトリナが割を食らっていたという印象です。まあメインキャラ(生命アリ)の話をしていただけマシか。
ここなと静香の話もイマイチわからず、最後までハマり切れないまま終盤に入ってた。

とはいえオペラ座の怪人は面白かった。どこまで脚色したのかわからないんだけどああいう話なんですね。結構興味湧きました。
ワールドダイスター級の役者は舞台を動かせるみたいなことを言っていたような気がするんですが、とんでもない能力ですね。


彼女が公爵邸に行った理由

今期最も萌えだったキャラとは。色々いると思いますが、私はこちらのレリアナ=マクミランさんが候補に挙げられます。やっぱり「私はこんなイケメンには屈しない!」という女の子が普通に屈する姿は良いですね。

内容としては、主人公が出てくるか~?となったところ(花火を小舟から見るところ)がピークで後は特に印象に残るような所はなかったと思う。特に石田彰が出てきた辺りの話はビックリするくらい中身が入ってこなかった。

最終話でノアがレリアナにキス…をしたように見えるシーン。アレってネタバレCMで500回くらい見せられたシーンなんですよね。「そのシーンか!」と勝手に興奮していました。こういうのはリアタイしているからこその感動です。
実はこのアニメって韓国の作品が原作らしいですが、異世界転生ものなのに俗っぽい(サルでもわかる○○みたいな)本とかが出てきていたのは不思議な感覚だった。日本の異世界モノだとこういうのが出てくる記憶ないし新鮮だった。


異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する

割と前からCMでやっていて、「コレは絶対最高のクソアニメになるぞ!」と一人で楽しんでいたのですが、かなり満足のいくクソアニメでいっそすがすがしさすら感じました。過大評価は否定できませんが、転生貴族の一つ下という感覚です。

異世界編は基本全く面白くなかったのですが(特に謎の兎が出てくるところ)、現実編は1周回って面白かった。球技大会をやるとなって世紀末みたいな絵になるアニメ、クソ面白くないですか?すべてがくだらないアニメって、いっそ面白くなっちゃうんですよね。同じ球技大会でもスキローとは大違いです。

個人的には校外学習編が最高でした。まず野草を取ってBBQみたいなことをするという中々ハードなことをしているのも面白いですが、その野草が本当に大丈夫なのかを精査するのが高校の先生っての、クソ面白くないですか?高校の先生は全知全能なのか。
そして突然現れるクマさんと相撲をする優夜くん。もう本当に爆笑しちゃったんですよね。

まるで白鵬だな

まあ一番最高の回は暴走続編ですね。何で暴走族が突然現れるのか、何で兄妹は暴走族と付き合いがあるのかとかは置いといて。その後平然と授業を再開するの意味わからないんですよね。このアニメは完全に狙っていると思うのですが、私は完全にその狙いにロックオンされてしまいました。やっぱり優夜さんなんですよ。キリト超えた


贄姫と獣の王

王様の人間の姿があまり出てこないのは不満だが、概ね良いアニメだと思います。前期にあったノケモノたちの夜より2人の距離感、サブキャラとの距離感が良い具合に作られていて結構好きです。

王様は一見サリフィを守っているように見えるが、正直権力を利用して人間の妻を持つことを是とする暴君に見えてしまうのはもう仕方のないことなのだろうか。この辺のバランスはイマイチ慣れない。

2クール目もかなりゆっくりと話を進めている印象だが、果たしてこのアニメがどういう終わりを迎えるのかイマイチ想像がつかない。12話で大胆な告白をされたサリフィの萌え具合は非常に強力だったので、今後もよろしくお願いします。これは花澤香菜が一番はまるタイプの役かもしれませんね。


ぐんまちゃん

1クール目と言えばまるで麻薬をやっているような話があったり、子供を競艇場・競輪場に連れて行く「おじさん」が大暴れして怒られたりしていました(ただし、怒られて当然の内容です)。しかし2クール目はそういう話は鳴りを潜め、やや凡庸なアニメになってしまっていたのが少し残念です。

コレはいわゆる「表現の自由」を侵害?された結果と捉われるかもしれませんが、1クール目の頃にはあまり感じなかった冷笑風の話(というかやや説教臭く感じる話)が増えていたように見えたのが原因のような気もします。残念ながらおじさんはあまり大暴れはしなかったのもあり、そこまで評価は出来ないアニメになってしまったのはやや残念です。

3期の可能性はかなり薄いのかなあと思います。好きなアニメなので見たいんですが、EDが2番になっていたり、最終回でこれまでのダイジェスト映像を流していたあたり、少なくとも現時点で3期が作られている可能性は皆無だろうなと思います。ふるさと納税でBDを買えるので、社会人のオタクは要検討です。


B-

くまクマ熊ベアーぱーんち!

1期もかなり虚無だったが、2期は輪をかけて虚無だった。ユナさんのイキリっぷりは多少軟化していたくらいが1期と2期の差だろうか。
当然のように出てくる謎のキャラが1期からいたのか、実は新キャラなのかを見極めるところが見どころ。認知症対策にちょうどいいアニメです。2chの実況では「このキャラが1期にいたか、いたならどういう場面にいたのか」という知識マウントが起きていました。


勇者が死んだ!

最初はテンポ感良くて見やすいなあと思っていたのですが、回を追うごとに「テンポが良い」ではなく「原作の切りの良い所を最終話に持って行くために急いで作っている」だけに見えた。高速展開故に、ギャグっぽい所の演出はかなり死んでいるように見えたし、シリアスっぽいところは会話中心でキャラだけで盛り上がっていた印象。僕の見方が悪いのかな。

惹かれるところがあまりに無かったというのが正直な感想。原作あるアニメはこういうところが難しいですね。


アリス・ギア・アイギス Expansion

おそらくゲームをやっているor元ネタを分かる人は楽しめるのかなという気がする。僕は藤岡探検隊(やらせの探検をする話)と吉田豪(帽子被ったキャラ、最終話にもいました)だけわかったけど、この元ネタから考えるとこのコンテンツってどういう年齢層が推しているんでしょうか。

基本ハイテンションギャグアニメでしたが、最後はギャグアニメあるある「終盤の謎シリアス」もありました。これ自体が面白かったとは思いませんでしたが、最後はのどからしい形(鼻血噴射)で終了したのは良かったと思います。

まあギャグパートも基本面白いとは思えなかったし、ココが限度でしょう。一番面白かったのはキャラ呼称ミスが明らかになったこと。


女神のカフェテラス

ハーレム寄りのラブコメアニメだと思うのですが、1期を見る限り桜花と青が東大くんに惚れるビジョンがないの面白いです。ラブコメアニメとして見ればある程度面白いかな~と思っているのですが、時折挟むシリアス要素がかなりノイズに映りました。白菊の過去(東大くんとちょっと繋がりがあった)、流星の過去(子役をしていた)、紅葉の話(跡取り問題)などなど。特に紅葉の話は、親がコーヒー飲んであっさり解決してて笑ってしまった。そんな簡単な話で良いんだ......。

残念ながら2期が決まってしまったこのアニメですが、ラブコメの利点はこれでもまだ上がり目があるということです。最後はおっさんになった東大くんと、彼とヒロインとの間に出来た娘と思しき女の子が出てきましたが、ぶっちゃけ白菊も流星も紅葉も完全なる負けヒロインムーブだし(強いて言えば白菊がマシか)、桜花と青が突然勝ちヒロインになるようにも見えない(五等分の四葉はそのまま勝ちましたが…)。どういうオチがつくのかは気になります。


C+

今回ココに置くアニメはありません。


C

魔法少女マジカルデストロイヤーズ

始めに言っておくと、全く以って酷いアニメだったという評価ではないと書いておきたい。今まで次回予告のような何かになっていた絵コンテが実は…(今思えばあの時喋っていたのは楠木ともり=オリジンだった)とか、覚醒した3人こそが「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」だった(そしてドヤ顔のロゴドーン)とかが明らかになった10話11話辺りの話は良かったと思う。いかにもな演出+もうこのアニメから心が離れている人しかいないからか、この演出も全く評価されていないと思うしそこはちょっと悲しい。俺は好きなものを好きなだけ好きと言う人だからココだけははっきりと書いておきます。

ですが、良いと言える点はそれだけで後は全ての要素がノイズになる、ある意味奇跡みたいな作品でした。特に最終回は2023年ワーストとも言えるエピソードだったかもしれない。オタクヒーローが(´・ω・`)に殺されるビターエンドみたいな感じはともかく、第2のオタクヒーローが現れて魔法少女マジカルデストロイヤーズに対峙するってのは最早これまでの12話は何だったんだと言いたくなる。しかもおれたたエンド。バックアロウ以来に最終回でブチギレそうになりました。しかも(´・ω・`)はメチャクチャ狼狽していたのも疑問。もし(´・ω・`)も2代目とかならわかるけど、オタクヒーローを殺した時って結構イキってた気がするし何であんな狼狽させていたんだろう。

そもそも1話からシリアス展開になる話までのギャグパートも死ぬほど面白くなかった。ここはアリスギアアイギスと同じだが、アリスギアアイギスと違う所は高幡のどかちゃんという癒しがいない所か......。正直このアニメを好きな人は日本にいるのだろうか。別にキャラが可愛いわけでもない。私たちは12話、何を見ていたのだろうか。

明確なクソアニメとしてウケていたのは事実で、そういう風潮に救われていた側面はあるのかもしれない。(´・ω・`)様の動機は、ブルアカのゲーム開発部みたいに作ったゲームが「オタク」に叩かれていて発狂したから。(´・ω・`)の作る世界にオタクが洗脳されず反乱分子になっていたのは、(´・ω・`)の作るゲームにオタクはハマれなかったから......。何だかこのアニメみたいでウケますよね。
ゲームもサ終。魔法少女マジカルデストロイヤーズの設定は現実になりました。私たちオタクも、いつかこの作品に深く携わった人に殺される日が来るかもしれません。


おわりに

今回はアニサマ2023の予想ブログも書かないといけない+そもそも書くモチベがあまり上がらなかったこともあり、あんまり書かないかなと思っていたのですが、気づいたら19000文字も書いてしまった。知り合いの大学生が卒論18000文字で苦しんでいるの、笑いますよね。いや俺のはスーパー駄文だしな......。

夏アニメは、そもそもアニメのモチベが上がらず、2020年秋から11クール連続で書いてきたこのブログもそろそろ畳む時が来たかもしれません。書かなくなる時はサイレントに消えていく予定です。今のうちに別れの挨拶を書いておきます。

それでは、ごきげんよう。

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