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2022春アニメ総括+OPEDベスト3

こんにちは。可愛いだけじゃない式守さん最終話をもって、2022年春アニメは終わりを迎えました。

というわけで、今回も性懲りもせずに誰も読まない駄文を書いていこうと思います。とはいえ、別記事にまとめて書いたので、こちらはちょっとしたまとめの記事になります。


評価

今回はこんな感じ。基準にしているアニメをSとかAとかBとかC+とかに置いているので、そのせいで歪な構成になっているかもだけど許してください。今期は特にBに置いたアニメが非常に多くなってしまった。


総評

まず今期一番話題になったアニメはSPY×FAMILYで相違ないと思う。このアニメがどうだったかというのは個人の感想になるが、とりあえずこのアニメを除いて他のアニメをまとめて考えてみる。

僕が3つほど切ってしまったアニメがあるので偉そうに語るのもどうかだが、とりあえず今期は平均値が高い印象にあったと思う。最初から最後まで不快感しかなかったアニメは思い浮かばない。個人的には「群青のファンファーレ」とか「可愛いだけじゃない式守さん」とかは前半そんな感じだったけど、終わってみればそれぞれ良いエピソードもあったので最悪すぎるアニメとは思わなかった。
「平均値が高い」と言えば聞こえはいいけど、悪く言えば「普通」のアニメが多かった印象にある。「つまらないわけではないが、特段面白いとも思えなかったアニメという位置づけ」であるBにおいたアニメが多いのはその証左。これは5月中旬でも同じことを言っていた。

ただ今期は向こう1年は見ることがなさそうな強烈なインパクトを残したアニメもあったのが印象的。例えば「BIRDIE WING」。ビックリ面白スポーツアニメに留まらず、独特のノリで視聴者を惹きつけた異質の作品。これほどぶっ飛んだアニメを見ることは中々ないと思う。「群青のファンファーレ」とかもビックリ面白スポーツアニメだったが、面白さがあったかと言われると難しい。
あと「ヒーラーガール」。会話劇ですら歌にする真正のミュージカルアニメ。アニメ本編中に歌うアニメは今時珍しくもないが、このアニメは本当のミュージカルアニメなので突然歌ってくる。また音声医療という独自の世界観も良かった。このアニメのような作品も中々見ることはないだろう。
カードゲームアニメとしては異様に変な世界観を繰り広げた「ビルディバイド」、声優アニメの代名詞を「それが声優!」から奪っちゃったかもしれないほどバカアニメだった「CUE!」、きららアニメとして「がっこうぐらし!」とはまた違うシリアス展開を繰り広げた「RPG不動産」など特に印象に残るアニメが多かったと思う。

総じていえば、今期も色々なアニメがあって楽しかった。


感想

何と誤って19,000文字も書いてしまったので、別記事です。物好きはどうぞ。


印象に残ったエピソード5選

長くなるのでこちらで。


OPベスト3

🥇凸凹/吉岡聖恵(カッコウの許嫁)

絵コンテ・演出:竹下良平
総作画監督:蔡孟書、渡辺まゆみ、萩原しょう子、槙田一章
作画監督:滝本賢児、黒崎知栄実、大野勉、ふたふさ、波川裕

味気ないのでOPとEDについても語る。まずOPはコレが断トツで一番。
本編と違ってかなり動く作画の良さも当然だが、AメロBメロで主人公と天野エリカの2人の対比を表しながら、サビで2人が交差する(1話のオマージュ)ところでタイトルロゴを出してくるという文句のつけようのない構成は圧巻。

このアニメはあまり面白いとは思わないけど、このOPを見ると不思議と「今週は面白くなるんじゃないか・・・?」と淡い期待をしてしまう。これはOPとして最高の役割を果たしていると思う。

調べて見ると、竹下良平さんは過去に「先輩がうざい後輩の話」OPや「Fairy蘭丸」OP、「エロマンガ先生」EDの絵コンテ・演出を担当していらっしゃるらしい。納得。

🥈ハニージェットコースター/なすお☆(可愛いだけじゃない式守さん)

絵コンテ・演出:猫富ちゃお
総作画監督:菊池愛 山野雅明 渥美智也

これは動画工房の本気を見たと思う。「先輩がうざい後輩の話」も良かったが、このOPは作画の良さに加えて、「このOPを見れば本編の内容も大体思いだせる」という点(言い換えれば1分30秒に無駄な要素が無い)というところが素晴らしいと思う。またそれだけじゃなく、少し作品とは関係のないようなファンタジー感溢れるカットと日常的風景を描くカットの塩梅も良い。この作品に強い愛を持っている人が作ったんだろうなというのが見えてくる。ファンは絶対このOPを好きになると思うし、とても良いアニメ化の例だったのではないだろうか。

絵コンテ・演出の方は「SELECTION PROJECT」の第7話挿入歌「Naked Blue」のライブパートを担当している。強い納得をした。アレもこのOP映像みたいな構成だった。参考までに下記に動画を貼る。
ちなみに「推しの子」で副監督を務めるらしい。OP映像には注目です。


🥉チキチキバンバン/QUEENDOM(パリピ孔明)

OPディレクター・画コンテ:10GAUGE  
総作画監督:関口可奈味    
演出:中西基樹      

これはおふざけとして最高のOP映像だった。パリピ孔明という一見どんなアニメなのか全くわからないアニメのOP映像として、イロモノOPで攻めたのはとてもいい倫理観だと思う。この作品がバズった(…かはわかりませんが)要因の大きな要素がこのOPではないか。

10GAUGEのどなたがこのOP映像の絵コンテを切ったのかはよくわからなかった。この会社と言えば去年「白い砂のアクアトープ」前半OPの絵コンテもココだった。

EDベスト3

🥇小喋日和/FantasticYouth(古見さんはコミュ症です。)

演出・文字コンテ・背景:藤本航己

これは歴史に残るクラスのスゴイEDだったと個人的には思う。中々これほどのED映像は見たことが無い。

モーションアクターという、およそED映像のクレジットとしては3DCGアニメ以外見ることのない文字面がある通り、おそらくこれは各キャラの動きをモーションアクターから形どって、アニメーターや撮影、仕上げの人たちがアニメキャラの動きにしたんだろうと思う。今時ED映像なんて見る人はいないだろうし、しかもこのアニメはネットフリックスというデフォルトでEDを飛ばす動画配信サービスの独占アニメなのに、この気合の入れよう。しかもこの作品は色々なキャラが色々な個性を持っているため、様々なキャラに注目するだけでも12話分足りるかどうか。これほど気合の入れたEDは記憶にない。素晴らしいEDだと思います。


🥈Route BLUE/中島由貴(可愛いだけじゃない式守さん)

制作:Hurray!

OPに負けず劣らず楽しいED映像。まるでリズム天国にありそうな、リズムに合わせて和泉くんを守る式守さんの動きが見ていてとても楽しい。こんなにOPEDが素晴らしいのに、このアニメを好きになれなかったのはとても悔しい。

あまりED映像を外注するって聞いたことは無いかもしれない。古見EDもそうだったが、とても挑戦的な試みだと思うし、こういう流れは良いと思う。


🥉夢が僕らの太陽さ/虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

EDアニメーション:めばち

めばちいるところ、神EDあり......。
めばち先生の描くランジュはとても表情豊かで好き。

でもめばち先生と言えば・・・やっぱり星の名前を有していて、魅力的な女性が出てくる、このアニメEDですよね......。


おわりに

今期見たアニメは前期からの継続含め30本でした(ただしワップリ、デリプリは除く)。社会人って意外とアニメ見る余裕あるんだな......。

しかも春アニメはプリキュア作品を3つ見終えた。大体150話。おかしいなコレ......。

今回はここまでです。


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