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2022春アニメ感想

こんにちは。春アニメについてのなんやかんやを語るのは別記事でということにして、ここでは個々の感想を書いていきたいと思います。

30作品くらい見ているので、その分文字数も多いです。目次を作っているので、ご自身が見たアニメで他の人の反応が気になるアニメの感想を見たりするのに使っていただければと思います。
なお、今期の私的評価はとりあえず以下の目次を参考にしていただければと思います。

では、以下評価の高い順から書いていきます。

S

今回ここに置くアニメはありません。

A+

ヒーラーガール

コレは本当に不思議なアニメだった。今期は今まで見たことのないアニメが他にもあったけど、これはあまり記憶にないタイプのアニメ。類似しているとしたらラブライブ(無印)2期1話の「これまでのラブライブ!」を常時展開しているみたいなネジのはぐれ具合があった。

ただの面白ミュージカルアニメというだけで終わらなかったのも、このアニメの持つ不思議な魅力にあると思う。シンプルに主要キャラのキャラクターがかなり立っていたと思うし、キャラクターは萌えだったし、急に歌う展開の裏で話も1話1話綺麗にまとまっていたという風に記憶している。例えば9話とかは、このアニメの一応の本題である音声医学を最強キャラの師匠を通して改めて見るという回だったけど、音声医学が具体的にどういうものなのか、師匠はいかに凄い人なのか、3人はどういう立ち位置にいるのか(コレが最終盤の展開への伏線になっていたような)というあたりがビックリ音声医学演出の陰に隠れてまとまっていたと思う。

まあちょっと最後の方はビックリ演出に慣れてきたというのもあるし、そもそも話がちょっと微妙になっちゃったかなあと感じていてA~A-くらいに置こうかと思っていたんですが、最終回は本当に素晴らしかった。私たちが最後に見たい音声医学演出を引っ張りに引っ張って、かつて藤井かなちゃんが師匠に助けられたシチュエーションにおいて、今度は3人が子供を助けるために音声医学をぶち込む展開は感動すら覚えた。あと最後OPを歌ったけど、落ちサビで師匠をぶち込むのおしゃれですよね。SB69のアノカナタリウムを思いだしました。この辺は本当に気持ち良かった。

総じていえばやっぱりいいアニメだったと思う。でも過大評価しちゃっている気がする。今期だとバーディーウィング然り、ちょっと前だとシキザクラとか、あとちょっとノリが近いムテキングとかみたいな刺激の強いアニメを過大評価する癖はちょっと直したい。


であいもん

連続アニメ小説であいもん。これはかなりいいアニメだった。今期の各話平均的な面白さはこのアニメが最も安定していたと思う。月がきれいみたいなあの作風もこのアニメにベストマッチしていたと思う。まあ制作会社は違うんだけど。

「でも一果が好きなだけだよね?」って突っ込まれたらぶっちゃけ否定しづらいところはあるんだけど、一果を抜きにしても話自体が面白かったと思う。一果ちゃんとかいうちょっと重い過去を持つ女の子のちょっと重い話や、元カノと和さんに惚れている子のバチバチに挟まれる一果さんとか、和菓子作り体験に学校に行った話とか、運動会とか、女装回とか、ざっと思いだすだけでも色々な話があって毎週退屈しなかった。

和さんがあんな感じだし、序盤の変な格好して路上ライブして売込みしていたところで脱落する人がいそうな気がするのもわかるんだけど、これ絶対面白いと思うから皆に見てほしい。ちょっと最後気になる終わり方したのは個人的にはちょっと..…って感じだけど。

でもやっぱり「一果が好きなだけだよね?」って言われたら何の反論もできない。ちょっとだけスパイファミリーみたいな感じありますよね。ない?


BIRDIE WING -Golf Girls' Story-

これはもう文句なしの異質アニメだったと思います。これ以上の異質アニメは中々思い浮かばない。それくらい魂を揺さぶられたアニメだった。

やっぱりこのアニメを語るのに欠かせないのは闇ゴルフ編。特にvsローズの所は、僕が今まで見てきたアニメの中でもトップクラスに熱い戦いだったし、馬鹿笑いした瞬間だったし、印象に残るエピソードだった。「最強闇ゴルファーが実は義手でゴルフをしていて、ローズバレットという必殺技を繰り返していたら義手にガタが来て爆発する」っていう展開、あり得ないですよね?思わず翌週からはリアタイすることになってしまった。
で、このアニメのあり得ない所はそのまま片腕を失ったままゴルフを再開するところ。そんなアニメ、今まで見たことない。しかもこのアニメは、しっかりとローズの末路も描いてくれる。ちょっとした感動的な演出も加えて......。
闇ゴルフ編は、笑えるし、シンプルに熱いし、しかもなぜか感動できるという、終わってみれば理想形のスポーツアニメだったみたい。

そして後半は学園編。コレは正直微妙......。というか普通に面白いことは面白いんだけど、どうしても闇ゴルフ編の高まりと比較してしまいます。何故か急に百合アニメになったりしているのがマジで感覚がバグる。このアニメは色々な要素を取り入れまくっているのに、それらが渋滞せず奇跡的な塩梅で出来上がっていると思う。

2期があってこんなに嬉しいのもいつ以来だろうか。MVとかマジで何言ってるか分からないレベルで要素てんこ盛りなんですけど、2023年の楽しみが増えましたね。可能なら2期もVenus Lineで行ってほしいと思います。結局あのOPに出ているのに本編には出てこない人とかいたと思うんだけど、2期で見れるのかな。


A

かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-

3期はようやく会長とかぐやの関係に変化が起きた点はまず良かったなと思います。2期も面白かったと思うんだけど、2期ってどちらかというと体育祭の石上の話がよかったのであって、かぐやと会長の話はマジで印象に残っていないんですよね。1期とかは花火の話がありましたけど。

で、3期はその1期みたいなラブコメ的な面白さが強くて個人的には良かったなあと思う。正直この作品って一生へらへらやって終わりだと思っていたから正直舐めていた。まさかキスまでするとは.....。最終回で1時間も使ったのは確かに納得というレベルの話だったとは思う。ネタバレとか見ないで、何も知らない状態で楽しめて本当に良かった。
個人的には、最終回でもうちょっとストレートにかぐやと会長のラブ要素を見せてほしかったところはある。ナレーションとか、藤原書記たちのノイズがちょっと多かった印象で若干ノリ切れなかった。ウマ娘2期最終回の有馬記念とかもこんな感じ。でもこれって世間にはウケている(…と思う)から仕方ないんだろうな。

コメディパートは面白い時は面白かったという印象。ラップ回とか好き放題やっててメチャクチャ良かったと思う。というかこのアニメは比較的好き放題やっている印象にあったけど、前作までと比較すると3期はより好き放題やっていたような気がする。ゆっくりとかちょっとおかしいでしょ。

続編やるらしいけど、何かこの辺から原作くんたちの印象が微妙だったりしているイメージ。原作一ミリも知らない自分は、ちょっと蛇足になっちゃうんじゃないかなあとか思ったりしている。もうすでに山場を迎えている男女のイチャコラって見ててもあまり面白くないと思っちゃうんだよな。式守とか。


ビルディバイド -#FFFFFF-

メチャクチャなカードゲームアニメ。2期は1期の頃とは違って比較的メチャクチャ要素は少なかったような気がする。まあ樽だの公家だのあったけど、比較対象が水着回とか裏設定がマトリックスとかカード教授とかの1期だからなあ。

2期はとにかく、1期を踏まえた上での作品だったという印象。1期はコードブラック、2期はコードホワイトで真逆のカラーコード。こういうタイトルをつけるだけあって、2期は1期の内容を踏まえつつ立場が色々変わっていたという印象です。
例えば棟梨ひよりとかは1期では可愛らしい元気な後輩(弟子)キャラでしたが、2期では師匠であるテルトさんのようなキャラになっていました。
他にも1期では桜良がテルトの”道”を示していましたが、2期ではひよりが菊花を支えていました。
で、1期はテルトが菊花を助けようとしていましたが、2期ではこれも逆ですよね。
まあドヤ顔で言うことでもないとは思うのですが、こういう構成だったため分割2クールというのは意味があったと思います。

ビルディバイド1期2話
師匠呼びするひよこ
2期3話
菊花様からひよこ呼びされて喜ぶひよこ

こういう、前期でやったカットをちょっとマイナーチェンジする演出で魅せてくるの本当良いアニメですよね。だからこのアニメを嫌いになれない。

最後の方は少し物足りない感はあった。もうちょっと盛り上げられたんじゃないかなあ~とは思う。これはちょっとこっちが期待し過ぎた感は否めない。ただ、女の子3人は良かった。特に咲良は..…良かったね。

今このアニメを見るとなると「なんか一部人間たちが持ち上げているらしい」という少しの先入観が入るから、後追いする人がこのアニメを純粋に楽しめるかはちょっと微妙なところ。リアルタイムで追えてよかったなあと強く実感している。ムテキングとかこんな感じだった。ノリが独特すぎるところも近い。そう考えると2021秋アニメって独特なノリを持つアニメが何個もあって楽しかったな......。


サマータイムレンダ

話がちょっと壮大で、ちょっとファンタジー要素の強いひぐらしのなく頃に。いつひぐらしのなく頃に卒みたいなキチガイになるのかな~と思っていたけど、思ったより早くそんな感じになりました。
ただ最初から「影」という存在がいたため、唐突なファンタジー要素だとは思っていない。まあ潮が戦闘民族というのは流石に面食らったんだけど......。

イントロダクションは本当に最高だったと思う。作中の謎を多く残しつつ、作画もかなり綺麗でワクワク感が強かった。3周目?(くそでかい影が出てきた辺り)まではそんな感じだったと思う。
ただ、8話くらいの急に顔芸やりまくってきた回辺りから作画も内容もぶっ飛びつつある印象にある。それ本当に第1クールでやるのか?というクラスのどんでん返しがあったし(例えば澪の友人の糸目ちゃんが実は......とか、一回相まみえた影の親玉みたいな女の子が...…とか)、この後どういうハチャメチャ展開が待っているのかドキドキしている。
作画に関しては力尽きつつある気がするけど、1クール最終回に当たる12話は良かったと思う。

澪たそのパンツでブヒブヒ言っていたあの頃のサマータイムレンダは、いつか帰ってくるのだろうか。ひぐらしで痛い目に合っているにもかかわらず、やっぱりこういうミステリーアニメには期待してしまう自分がいます。今の所は、まだギリギリ面白いと思います。


A-

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

虹ヶ咲2期の感想はこちらに全部書きました。よろしければどうぞ。


エスタブライフ グレイトエスケープ

これも中々異質なアニメだったと思う。言葉で表すにはちょっと難しいタイプのアニメ。

あと、俺は面白かったと思うんだけど、何が面白かったのかを説明しろと言われると、これもまた難しい。
キャラクターから言うと、エクア先輩、マルテ、フェレスの3人はどれも強い個性を持っていて良かったと思う。マルテの脳内民主主義回はメッチャ印象に残っているし、フェレスさんはすぐ照れる女の子でたまにガチで萌えを感じる瞬間は何度もあった。
エクア先輩は凄い不思議なキャラクターだったと思う。どことなくサイコパス感があったので実は人間じゃないと思っていた。全然そんなことはなかったけど。フェイタルラックが消えてからのエクア先輩は良かった。マルテが一喝するの、結構好き。

ストーリーとしては基本単話完結だったが、どれも癖が強かったと思う。
というか、まず世界観が結構面白かった。ヒプノシスマイクみたいに現実の東京都内の各都市を「クラスタ」と称して、そこから逃げたい人を逃がすという世界。例えば、東西で明らかに文明が異なる池袋を冷戦時の東西ドイツみたいに見立てたのはかなり面白い設定だなと思った。府中は府中刑務所と東京競馬場の合わせ技。アクダマドライブもそうだったけど、現実に妙にリンクするのにちゃんと空想感がある世界観はとても好き。個人的には、「すばらしきこのせかい」とかも結構好きだった。

結構感じていたのはMGSっぽいなということ。MGSっぽいというよりは、小島秀夫作品の影響を受けていそうということ。マルテが分裂した自分と夕日をバックにぶん殴りあうというのはMGS4で似たような展開があったし、何なら逃がし屋という身分も、デスストの運び屋みたいなところを感じる。

谷口悟朗さんと言えば、スケートリーディングスターズやバックアロウで著名ですが、このアニメは結構良かったんじゃないかなと思う。もちろん、結構独特なアニメなので万人には受けないとは思うが、個人的には結構好きなアニメでした。ちょっとこれは贔屓目が混ざっている気もする。


まちカドまぞく 2丁目

ミュークルドリーミーロスを救ってくれるノリを持つアニメ。何ならこのアニメは1期より良い意味での悪ふざけが増えていたような気がする。

このアニメの良い所はおふざけはするけれど、締めるところは最高の形で締めるところにあると思う。1期だと最終回付近がそうでしたが、今期はシャミ子と桃と桜のあれこれの所がそうだと思います。闇堕ち桃の変身バンクのBGMを通常時のマイナーチェンジにしていたのはメチャクチャ良かった。とりあえず一件落着した後に桃が笑顔になったところで1期OPを流すのもスゴイ良い演出でしたよね。原作を知っていても楽しめるアニメは、やっぱり良いアニメだと思う。

ただ、これは原作を知っているからというのもあるんだけど、やっぱり2期はあそこがピークだった感は否めない。まあ個人的にはこのアニメの後半は原作でもそこまで好きじゃない感じだったんだけど、アニメになると思ったより面白く感じるのは不思議な感覚だった。リコくんとか結構原作読んでてきつかった記憶あるんだけど、アニメだとそんな感覚が湧かなかった。

なのでこのアニメはやっぱり良いアニメ化だなと改めて感じた。ふざけるところは独特のノリでふざけて、締めるところはしっかり締める。原作もそうですが、アニメは原作のそういう所を最大限活かしていると思います。


B+

乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です

これも何か面白かった。あまりこういうアニメを面白いって言わないほうがいいとはわかっていながらも......。

前半は貴族5人衆vs主人公、後半は修学旅行でちょっと3人の仲が怪しくなったところに敵の襲来とかなり分かりやすい前後半の構成だったのは良かったと思う。あまり何でもかんでも詰め込もうとすると、例えば失格紋みたいに「え、何していたんだっけ?」ってなるし、ここは褒められるべきだと思う。

個人的にちょっとかわいい女の子が、何となく男の子と仲良くなるけども、男の方がその女の子に5歩くらい距離を置くという話が昔から好き。SS全盛期に「〇〇を無視してみた」っていうジャンルがあったのですが、昔これが本当に好きでPSPのインターネットブラウザでよく見ていた思い出。ここ誰も読んでいないと思うのでCOしちゃいますが、昔このジャンルでSSを書いてました。
話ずれました。なので、後半はマジで楽しかった。何ならリヴィアはアンジェとも仲たがいするうえにちょっと可哀想になるくらいイジメられてましたからね。CV.市ノ瀬加那はひどい目に合えば合うほど輝きます。

個人的には主人公のイキリ具合も好きだったけど、コレは大分好みが分かれると思う。主人公がメッチャイキっているけど何かその主人公を嫌いになれなくて、しかも普通に面白かったアニメ最近あったよなあと思って思いだしてみるとビルディバイドとARIFURETAだった。この2作品もそうだけど、このアニメも大分主人公を受け入れられるか否かが大きいと思う。

作画がゴミなのはKADOKAWAお抱えのENGIなので仕方ない。むしろ、コレくらいの作画だからこそ面白く感じられたとすら思う。こんなアニメはコレくらいの作画で十分だと思います。


パリピ孔明

結構良かったような気はする。良い意味でも悪い意味でも安定した面白さはあったと思う。

結構「失速した」という意見を見ることがあるんだけど、このアニメって別に特別面白い瞬間があったわけでもないと思うし、失速というよりは英子ちゃんメインの話が減ったという理由だけな気がする。孔明が何かするのを楽しむアニメだと思っていたけど、実は英子萌えの豚向けアニメだったのかもしれない。正直に言うと僕も英子萌え~以外の楽しみをしていなかった気もする。

ただ一つだけ言うと、AZALEAの話は少ししょうもなく感じた。英子の歌に感動して自分たちの歌をブチかましたら皆聞いてくれて嬉しかった......。という感じだったけど、本当に突然やって盛り上がるならインディーズの頃に売れても良かったんじゃないかと感じてしまった。まあだからこそ唐澤のプロデュースは必要だったという話にまとめようとしたんだろうけど。まあこんなアニメ、深く考えるだけ無駄な気はする。

処刑少女の中~後半も同じ感じを持ったけど、あまり爆発する瞬間はないものの結構面白かったような気がする感じは何となくこれぞ深夜アニメという感じがして好きだった。このアニメをダークホース扱いしている人を見たことがあるけど、ダークホースという言葉はこのアニメに不適切だと思う。今期のダークホースはバディゴルでしょう。


アオアシ

これはちょっと評価に困った。かなりサッカーにおける戦術とか基礎とか、サッカーに詳しくない僕みたいな人間でもスッと入ってくるような展開・内容でサッカー作品としてはかなり面白いと思う。
原作好きな人が多い印象にあるので、まだここから面白くなれる要素を秘めていると思う。結構楽しみ。

ただ、少しこの作品で自分が中々ハマれないポイントがある。それは、ほとんどのシーンでアオイアシトくんというお馬鹿さんとチームメイトたちがギスっているところ。団体競技な上に、これは学生部活とかじゃなくプロのユースなのでギスギスするのは当然なのかもしれないが、それにしてもそういう展開が多すぎて見ててまいっちゃう。
チームメイト(糸目くんと内山昂輝)のギスギスをアオイアシトくんの成長と共に解消したのは良かったと思う。彼らは、まあアオイアシト個人にイラついていたところもあるんだろうけど原因はサッカーだし、彼らのギスギスをサッカーでちゃんと解消できたのはとても見ててすっきりした。

このままいけばいいんだけど、阿久津さんというデカい糸目先輩がまだいるんですよね。彼も中々キチガイですが、彼と阿久津さんは絶対どこかで一緒になるし、その時またギスると思うんですよね。そのギスギスの原因がサッカーならユースメンバー同様にきれいに消化できると思うんですが、この人との対立はサッカーではないと思います。
このアニメは1話からサッカーとは関係ないところでアオイアシトさんに結構酷いことを言ったり、そこからギスギスしていく展開があるので、多分今後もそういう展開があると思います。そういうスポーツと関係のない所でごちゃごちゃするのは群青のファンファーレとかが示している通りあまり好ましい展開とは言えないと思うので、2クール目からはそういったことがないことを希望します。
それさえなければこのアニメ、僕も結構面白いと思う。


おにぱん!

https://twitter.com/ttomarii/status/1489601097526575105?s=20&t=AWm8LTcUwqBkxY9lL35ipg

これが1クールだったとは考えていなくて、普通に終わったことに衝撃を覚えた。流石に新人声優にユニットを組ませて単独イベントを開いたり、何故かTIFに出たり、WIT STUDIOが個展?でちゃんとおにぱんも取り上げていたし続編はあるとは思うんだけど......。

最初の頃は、この作品の最大の特徴(って言っていいのかわからないけど)である声優の下手さ加減を聞くためだけに見ていたところがあったんだけど、普通にキャラが良いし内容もある程度面白かったような気がする。おにっ子はもちろんだけど、桃園桃ちゃんとか、のりりんとか、サブキャラもしっかりキャラが立っていて良かった。この2人の個人回みたいな回は普通に好き。
個人的には10話のYouTuber擬き回が好きだった。この番組って朝7時のおはスタ内でやっているアニメなのに、あんなホラーオチって大丈夫なのだろうか。ちょっと怖かったんだけど......。

ごくまれに気合いの入れた作画があるのも面白かった。1話とか極悪違法アップロード動画がバズってましたよね。WIT STUDIOを迎え入れたのは伊達じゃないということです。

声優も最初に比べれば上手くなっていたんじゃないだろうか。異世界の門もそうだったけど、やっぱり12話も経てば上手くなりますよね。つつじ役の野崎結愛さんとかはメッチャ上達していたと思う。今期2つアニメに出ていて、1つはOPも担当していたあの人くらいの技量にはなっていると思いますよ。

古見さんは、コミュ症です。

若干食傷気味になった感はあったけど、それでも面白かったと思う。

1期の頃も思ったけど、この作品は結構只野くんに好感が持てるところは良いと思う。ちゃんと童貞っぽいところに好感が持てる。かぐやの面白さはコメディ寄りだと思っているけど、このアニメの面白さは恋愛寄りにあるのかもしれない。バレンタイン回、ホワイトデー回はかなり良かったと思う。その点高木3期にメッチャ似てる。

個人的には修学旅行回がメッチャ微妙だったと思う。修学旅行なんていつものメンバーのワイワイ感を加速させるだけで、特に何の工夫もせずに面白くなるものだと思っていたけど、このアニメは修学旅行編でまさかの新キャラ展開で驚いた。あまりこの新キャラに魅力は感じられなかったのが敗因かも。てっきり尾根峰さんとか、尾鶏さんとかと行くものだと思っていたし、何ならそれでよかったんじゃないかと思っている。まああまり固定化させると他のクラスメイトは?ってなるもんね。ひとりぼっちの〇〇生活みたいに。

結構好きなアニメだったので3期も見たいなと考えている。CMで古見さんと只野くんがメチャクチャ良い雰囲気になっているところも見えるし、それも見たい。
しかしこのアニメは実写ドラマもあるのだが、山井さんはどういう感じになっていたのだろうか......。


B

処刑少女の生きる道

冬アニメの頃からバンバンCMを打っていた印象で、結構気合い入ってそうなイメージがあった本作品。ただ、内容的にも作画的にも案外という感じだったと個人的には感じた。
作画としては、JCだから仕方のないような気もする。俺はとある魔術の禁書目録の3期を忘れない。

内容として一番引っかかっていたのは、何故アカリはメノウちゃんにそこまで執着するのかがよくわからなかったことと、結局メノウちゃんがたまに幻影みたいな感じで見るアカリらしき人物とのイメージの正体。
前者としては、「自分は殺されないといずれパンデモニウムみたいになるから、どうせ殺されるならメノウちゃんが良い」という理解でいいのだろうか。アカリは何度も時を経ているから師匠がメノウを殺そうとしているのは理解しているため、「師匠とメノウの関係を何とかする→メノウに殺される」という図式を何としてでも作り上げないといけないから、仮にパンデモニウムのところに幽閉されても戻ってくる必要があった(じゃないと結局メノウは師匠に殺される)というワケ......。ココまで書いて思ったけど、メッチャ行間を読まないとアカリさんの目的を掴めない上にコレが正しいのかよくわからない構成だったのはどうなのだろうか。これは僕の理解力のなさもあるのかもしれない。
ただ、これが正しいなら師匠は何故メノウを殺そうとしているのかは絶対不明だと思う。これくらいはちょっとヒントを教えてほしかったような気もする。これは後者のイメージもそう。

多分2クールだったら後半で跳ね上がるタイプのアニメだったように見える。あんなにCM打ち込むなら2クール出来たんじゃないか。このアニメ、そこまで人気があるような感じはないし続編はどうなんだろう。普通に続き気になるのがなおムカつくな。次あるならもうちょっと作画と戦闘シーンの演出は何とかしてください。

今リコリスリコイルが人気だけど、処刑少女はああなりたかったんだろうな......と思う。


阿波連さんははかれない

最初は結構見ててきつい所があったんだけど、徐々に脳が慣れてきたのか最終的には結構いいアニメだった印象にある。前も書いたけど、これライドウくんがおかしいアニメだよね。

個人的には恋愛要素も結構良かったのが好印象。恋愛要素では、他人との距離感がはかれない阿波連さんが奥手になって、ライドウくんが攻めていたのはこの作品としてはメッチャ良かったと思う。ライドウくんとか照れるしぐさがあまりなかったし、実はマジでサイコパスなのかもしれない。でもこういうアニメで鈍感系じゃなく、阿波連さんの照れ照れした態度に自分から踏み込める男主人公は良いですよね。

もしかしたらこのアニメってライドウくんを好きじゃないと見れないかもしれない。良くも悪くもライドウくんの作品だった印象は強いです。


薔薇王の葬列

永遠に陰鬱とした雰囲気で構成されているアニメ。このアニメで気持ちが休まる瞬間って本当になかったような気がする。

2クール目はヘンリー(バッキンガム)が途中までメイン。こいつがまた厄介なヤンデレホモ(ホモって言い方が正しいのかはわからないけど…)。彼が病み過ぎてリチャードを軟禁しようとしてから没落していき、最終的には処刑されましたけど、その処刑人がリチャードだったのはマジで声が出た。あれはちょっと辛かったなあ。

このアニメで報われている人ってもしかしたらケイツビーだけなんじゃないかというくらい皆どうしようもないくらい辛い末路を辿っているのがこの作品の特徴かもしれない。アンとかリチャードを純粋に愛していたのに、ちょっとずつ心も体も病んでいったのは悲しかった。その妹も確か毒殺されていましたよね。エドワードくんとかメッチャ良い子だったから救われてほしいけど、救われているのかなあ。

最後は何かよくわからない感じで終わったのが個人的にはあまり......。このジャンヌっていう謎の精神世界のキャラクターって結局何だったんでしょうかね。リチャードの身辺整理が済んでいよいよ死が近づいてくるあの雰囲気はメッチャ好きだった。なんだかんだ2クールも見てきたわけだから、多少なりとも色々なキャラクターに思い入れがあった。
実際の薔薇戦争もこんな感じだったんだろうなあと思う。一生陰鬱としたアニメを見たい人には少しだけオススメ。そんな人いるのか.....?


くノ一ツバキの胸の内

圧巻の女キャラ数。テレビアニメのEDでコレより多いキャスト陣は記憶にない。アニプレックス以外では本気で作れないアニメだったと思う。

内容としてはあまり印象に残るところはなかった。まあこれはキャラクターが多すぎるせいでほとんどキャラ紹介みたいな話だったし、ノリも日常系に近い所があったので仕方のない気もする。

ただちゃんと一部キャラクターが変態だったのがよかった。モクレンは声も服も相まって妙にエロかったし、ヒナギクもベニスモモもサザンカも良かった。こんなにキャラクターがいれば一人くらいは好きになると思うには思うけど、良いキャラクターがちゃんといたのでキャラアニメとしてはとても良かったと思う。制作会社の勝利。

山本先生は何と来期もある。令和の高橋留美子とは言い得て妙だと思う。というか3作品を同時連載してそれぞれの良さがあるのはとてもいい。お体には気をつけてください。


ヒロインたるもの!〜嫌われヒロインと内緒のお仕事〜

コレって何だったんですか?個人的には最後だけはちょっと楽しかった。

私はハニワアニメはこれが初めてだったんですけど、最初の方は凄い薄いアニメに感じていて、自分の抱いているハニワアニメの印象そのままでした。

ただ、やっぱりこのアニメはラストのスキャンダル(?)回が凄かった。まさか本当に早見沙織が黒幕とは..…。ちゅーたんさんのバイトの時の格好が、時々LIP×LIPのライブにいた黛冬優子みたいな格好している女と瓜ふたつだったのもウケた。あれ同一人物ってことでいいんだよね?
しかもちゅーたんさんが想像以上にヤバい人なのも最高。ヘラってLIP×LIPのオタクもやめる、ひよりからもメチャクチャ避けるって感じにしていたのに、ひよりが「実は私こういうもので..…(冷静にコレって煽ってるよね?)」とマネージャー見習いであることをCOしたら、メッチャ態度変わるの現金すぎてヤバいでしょ。まあリアルな人間と言えばそうかな.....。

このアニメが12話かけてやったことって「女オタクはヤバい」ということくらいな気がする。ハニワって女性ファンが多い気がするんですが、それでいいんですかね?

ちなみに5月下旬に書いた中間報告記事ではこう書いています。

基本的には薄味のアニメに感じているので、あまり印象には残っていない。よほどのことが無い限り、多分6月末にも同じことを言っているかも。

よほどのこと、ありましたね。


恋は世界征服のあとで

コレはちょっと何も言えない。デス美さんと3号がエッチだったよね!以外の感想が湧いてこない。

前も書いたけど、やっぱり個人的には既に付き合っている男女のイチャコラって見ていてもあまり面白くは感じられない。もうほとんど付き合っているよねって距離感なら全然面白く感じられるんですけどね。かぐやとか、高木とか、着せ恋とか。

秘密結社要素も黒井津で見たしなあ..…と感じてしまう。あまり印象に残らなかったアニメでした。でもつまらなかったわけではないと思います。何でこれFOD独占なんだろう。


社畜さんは幼女幽霊に癒されたい

これもまあ印象に残らないアニメだった。Cherish/石原夏織はやっぱりいい曲だと思います。

メッチャ気になることがあるとすれば、社畜さんって途中からあまり社畜感なかったですよね。ただの働いている人が幽霊に癒されているだけにしか見えなかった。まあそんなことはどうでもいいんですが.....。
化け猫は周りから見えていて、幽霊ちゃんは周りから見えていないっぽい描写とかなんかよくわからなかった。まあそんなこともどうでもいいんですが.....。

ガチでこのアニメはOPのためだけに見ていたのですが、こういう態度でアニメ見るのって実はよくないのかもしれない。この次の枠も恋せかだったし、1時間何してたんだろうな。


ラブオールプレー

アオアシと被るけど、これもまだ面白くなる余地を残している途中のアニメの印象にある。どちらかというと、まだこっちの方がスポーツアニメという感じはする。アオアシは、何かサッカーアニメというよりはサッカーを真剣にやっている人間ドラマという印象がまだある。こっちは人間ドラマもやりつつバドミントンもやっているイメージ。

ただ面白いかといわれると微妙。作画的にもどうしても前のクールにあったリーマンズクラブという社会人バドミントンアニメの作画と比べてしまう。あっちは結構スムーズに動いていたけど、これは夕方のアニメの作画という印象でそこはちょっと残念。スポーツアニメの作画は良くしてほしい派閥の人間なので、こればかりはちょっと納得できない。

内容としても良く言えば安定している、悪く言えば薄味という印象。どこかで見たことのある内容の組み合わせみたいな感じなので、そこまで新鮮味も感じられない。1年生組だけじゃなく、意外と先輩(横川先輩と遊佐先輩くらいしかいないような気もするけど)との仲も良いのは好き。何となくバクテン感がある。

もうちょっと作画がよかったらバクテン同様に刺さったのかもしれないが、これはもう2クール目で改善しなさそうな気はする。何か面白い展開があったらいいと思うのですが、2クール目はアオアシに食われちゃうんじゃないかなあ。今でさえ見てる人があまりいない印象にあるし。


SPY×FAMILY

児童虐待だろ...…

世間的にはもう2022年のアニメはコレで決まりと言わんばかりの勢いを持つ今期覇権アニメ。そんなアニメをココに置くなんて、怒られそうなので書きたくないのですが......。

このアニメは良くも悪くもアーニャで持っている印象にある。アーニャがメインに据えられた話は面白いような気がするけど、アーニャがメインに据えられていない話とかはちょっと見てて退屈な感情を得た。後者の方で一番印象に残っているのは9話。ロイドさんとヨルさんの虚構のいちゃつきを弟が見て発狂するという話だったけど、虚無すぎて久しぶりにアニメを見ていて寝落ちしてしまった。ちなみに前寝落ちしたアニメは境界戦機です。
退屈と言えばこのアニメは、しばしば使い捨てのヘイト役がいた印象。このアニメは若干なろう的な楽しみ方に近い展開、即ち最強キャラがスカッとヘイト役を懲らしめるという展開が非常に多かった印象にある。学校の役員がメッチャフォージャー家に突っかかってくるとか。
コレが良いとか悪いとかの話は難しいけど、僕個人としてはそういうノリは展開を簡単に読めてしまって退屈に感じるのであまり好きじゃない。コレは別にこの作品に限らない。

またこのアニメは意外とおふざけをしているらしいけど、そのノリも受け付けられなかった。これは5話と10話。
5話は無事受験成功したアーニャへのご褒美として黄昏所属の組織一体となってアーニャへの茶番劇を用意するという話。コレはマジでシンプルに面白いと思えなくてちょっとこのアニメから脱落しようか迷った。土曜23時という絶好枠は切りづらいので結局見たんだけど。アニオリらしいと聞いて、凄い納得した。
10話はドッジボール回。これはどうやらドッジボール協会とのコラボがあるらしいからなのか原作の内容を膨らませたらしいんだけど、これも寝落ちしてしまった。これも原作の内容を膨らませたと聞いて凄い納得。この話だけはスパイファミリーの中でもトップクラスに内容が薄かったと思う。「ステラが貰えるかもとドッジボール頑張ったけどそれはただのウワサでした」ってだけだったし。

なので個人的にはこのくらいの評価に置く内容だったかなあと感じる。対立煽りに使うほどつまらない作品ではなかったと思うが、持ち上げるほど面白いアニメとも感じられなかった。他人の感想とか見る限り、世間人間も内容というよりはキャラクターが好きなんじゃないだろうかと感じる。分割2クールらしいけど、僕は2クール目を見るだろうか......。

こういうアニメを比較的下げて、ビルディバイドとかヒーラーガールみたいなアニメを持ち上げているのって、傍から見たら逆張りガイジですよね。


カッコウの許嫁

こんなアニメに特に感想はない。つまらないわけでもないし、現状面白いわけでもない。設定は非凡に感じるけど、内容は平均的なラブコメという印象にある。

OPだけはどんなアニメにも劣らない素晴らしい曲と映像を持ち合わせていると思う。サビでタイトルロゴを出すアニメと言えば、最近だとARIFURETA2期とかがそうだったけど良い演出ですよね。かなり特殊だと思うので中々見る機会はないですが、かなり印象に残ります。
クオリティの高いOPから繰り広げられる薄い本編。癖になります。

メチャクチャ気になるのは、エリカが事あるごとに謎コスプレをするおにぱん!みたいな設定。アレって何かやる必要あるんですか?

B-

このヒーラー、めんどくさい

何でもアニメ見る人と、ラブライバーしか見ていない謎のアニメ。最初は凄い不快な感情を持っていたんだけど、頭が慣れてしまったのかそんな感情は消えてしまった。まあ面白くなったわけではないので、個人的な評価はこんなもんですが......。

このアニメの最大の弱点は大西亜玖璃の下手さ加減ショートコントみたいなノリのテンポがあまりにも悪すぎることだと思う。多分漫画のほうがいいんだろうなあと思う。これは社畜さんにも言えること。アレは何で急に幽霊ちゃんと化け猫がショートコントみたいなのを始めるのかよくわからないんだけど。
其れスケでも思ったんだけど、こういうショートコントみたいなアニメって笑い声とか勢いとかないとスゴイ滑っている感が出てきてしまうような気がする。魔法陣グルグルとか7割くらいギャグだったけど、勢いが強くて面白かった気がする。
まあ淡々とやるのは、それはそれで味がある気もする。これも其れスケも、そういう楽しみ方をするのが正解なのかも。アイドールズもこんな感じ。

虹ヶ咲の続編は中々考えづらいし、大西亜玖璃さんの声を聴くのは次いつになるだろうか。出せば大西亜玖璃のオタク全員が見るので、数の暴力でちょっとは話題になりそうですが。でも下手すぎて大西亜玖璃の声って虹ヶ咲以外だと浮いちゃうんですよね。虹ヶ咲以外の代表作が、コレとまえせつの大西亜玖璃さんの次回作には要チェック!


CUE!

これも本当凄かった。オタクとこのアニメの話題になった時、「このアニメは一応面白い時もあるから、面白い時はそれはそれでいいし、面白くない時もそれはそれで面白くなるのがずる過ぎる」って意見が出たんだけど、マジでそんな感じ。このアニメ、内容が面白くても面白くなくても、何か面白くなっちゃうから無敵なんです。

例えば、産廃(さんぱい)組の神崎蘭子のなり損ないみたいな女の子が声優として良い感じになってるぞ!という23話「最終回」(このサブタイマジで何なんだよ)は結構良かったような気がする。終わってみればこのアニメはまともに声優をしている話が面白いという、凄い当たり前の内容だった。

でもやっぱりタイムカプセルを掘り返す回とか電車ごっこダンス回とか、メッチャシュールでじわじわ来た。そしてこのアニメの凄い所は、並のアニメならそれくらいで終わると思うのですが、これより凄い話があるんですよね。

1つ目はまさぴーさん初登場回。やはりラジオ組は頭のねじが30本くらい外れていることを実感した最高の回でした。文字面で面白い自動翻訳をテレビアニメで音声的な面白さに昇華させるのは結構凄いことをしていると思う。こういうことをした作品は、実はあまり無い気がする。
2つ目は茶葉を捨てる回。これとかもうやる意味が分からなかった。タイムカプセルを掘り返す回とかまさぴーとかは、脚本とか演出がおかしいだけで意味が分からないというわけではないと思うんです。でも、茶葉を捨てる回はマジでよくわからなかった。この茶葉を捨てた理由って明らかになってないから、普通に人からのもらい物を即日捨てるキチガイということになるんですよね。ただキャラをsageただけ。もう脚本がCUEのアンチでしょ。そうでもないとこんな脚本作らないと思う。

で、このアニメの最大の異質性はこんな頭のおかしい内容をやりながら最後は感動的なBGMをつけて、感動的な話にしようとするところ。俺は騙されないんだけど、こんなアニメに騙される人はいるのか?
このアニメを見たら、何でCUE!がサービス休止したのかがよくわかる。こんなアニメサービス止まって当然だろ......。

たんもしと同じで、これを面白いと評価していいのかはちょっとわからない。なのでココに置きます。


可愛いだけじゃない式守さん

和泉くんさえいなければ結構いいアニメだったような気がする。そんなアニメだった。

例えば10話の体育祭回なんかはかなり良かったと思う。はちみつの個人回にあたる回だったが、和泉ー式守の余計なノイズもほとんどなく、このアニメの中ではトップクラスにスッキリ見れて面白かったと思う。この前の話の、猫崎さんと狼谷さんが仲良くなる回とかも良かった。

けど基本的には和泉さんと式守さんのイチャコラを見せつけられるだけだし、この和泉さんが中々見ていてキツかったので、必然的にこのアニメを見るときは気絶しながら見ることになった。このアニメ、実はいわゆる女性向けのアニメのような気がする。和泉さんを受け入れられるのは、どちらかと言えば女性だろう。わからないけど。

あと展開も適当すぎると思う。文化祭で狼谷さんが負けヒロイン扱いになっていたけど、こんなポッと出の知らない女の子が実は和泉好きで...…とか言われても何の感情もわかない。というかこんな始まる前から付き合っている男女カップル作品で負けヒロインと言われても何も胸に響かない。何かスパイスを入れようとしたのは理解できるけど......。

これも良くも悪くも和泉くんの作品だったと思う。やはりラブコメ作品は男を受け入れられるかが大きいと思う。


C+

史上最強の大魔王、村人Aに転生する

コレはマジでビックリするくらい面白くなかった。何となく何やっているかはわかるんだけど、全然世界に入り込めずボケーっと見ていたら終わってた。

4話?辺りで先生が実はまぞくで村人Aさんの最強具合見せるぞ!って回はビックリ面白系アニメとして面白かったと思う。Fateのなり損ないみたいな感じ。
というか後半に特異点みたいなところでアードさんが、違う世界線のアードさんと戦うみたいな展開ありましたけど、これFGOですよね。メッチャ既視感あった。作者は何となくFateシリーズが好きなのかなあと感じた。

一瞬ミスイリーナもサキュバスも萌えかと思わせて、あんまりそんな感じもなかったと個人的には思った。ミスイリーナは空気だし、サキュバスは何かありえないくらいイキってるし、~のだわ!は特に感想が無いし......。アードさんが昔手に掛けちゃって、今度は救うか救わないべきか悩んでいた親友的な女性も特に感想はなかった。こういうアニメで女キャラに魅力を感じなかったら終わりなんだな。主人公の声優繋がりで言うと、ARIFURETAは結構女キャラに魅力があったと思う。

ただ、骸骨騎士とかも続けて見ていたら同じ感想を持っていたと思う。たまたまこっちはリアタイできちゃって、RPG不動産だけ見るのも変だな......と思って見続けちゃった俺も悪い。冷静にRPGとコレ続いていたのヤバいだろ。


RPG不動産

これはどうだったんだろう。僕個人としては、きららアニメの中でワーストクラスのアニメだったと思う。

まず最悪だったポイントはギャグをやりたいのか、シリアスをやりたいのか凄い中途半端だったところにあると思う。ファーが連行されるときとかがそうだったような気がするんだけど、展開的にはいよいよシリアスになるのかという内容に見えるのに、4コマ漫画を意識してなのか変にギャグを挟むから、ガンガンに暖房をつけた部屋でキンキンに冷えたビールを飲まされるようなチグハグな感情をこのアニメでは抱いた。

そして、そのチグハグな内容に引っ張られてキャラクターが犠牲になっていたのも最悪ポイントだったと思う。一番はルフリアさん。ファーを密告したのもこの人だったような気がするし、ファーがマジでドラゴンになった時「あれはファーじゃない、逃げるぞ!」って言っちゃうし、後半の方はメチャクチャなキャラになっていたと思う。多分現実を見るキャラとしての役割を果たしたに過ぎないんだろうけど、結構悪目立ちしていた印象。最後ファーか琴音に謝っていたけど、そんなフォローでいいのか。

シリアスが無い時はエロかったよね、以外あまりポジティブな感想が湧かないアニメだった。無理やりシリアスな展開を作ることで他のきららアニメとは一線を画そうとしていたのかもしれないけど、各キャラクターは殺さないでほしかった。


C

群青のファンファーレ

今期ワーストは満場一致でコレだと思っている。何もかもが最悪で、俺の外れ馬券がこんなうんこに使われているのかと思うとむなしくなる。

前半はアイドルくんが主役。コレは本当に最悪だった。騎手学校では常にヒリついているし、アイドルくんのアイドル要素を無理やり掘り下げるから競馬アニメとしてのアイデンティティも消えていくし、普通に面白くなかった。やっぱりこういうスポーツアニメで、スポーツとは関係のない人間関係を掘り下げるのはダメなアニメの特徴な気がする。フットサルボーイズとかは一生パスを出さないのが最悪だっただけで、一応そのスポーツ特有のアレだったから悪くなかったのかな......。いや、あれも良くないですよね。
このアニメを売り込むのにJO1を使うから、アイドル要素は入れざるを得なかったのかもしれない。それならそれで、著名アーティストを無理やりねじ込む作品はやっぱり駄目だなという別の認識を強くするだけなんだよな。

後半は馬の声が聞こえるスピリチュアルくんが主役。このトレセン編は、前半に比べれば騎手アニメとしての本領を出してきていて全然良かったと思う。まあそれでもスピリチュアルパワーとか、キスケくんの予後不良(脚部不安で雨なら引退レースだからって無理やり出すのはひどいと思う)とかツッコミどころはあったんだけど。
特に良かったと思ったのは、「俺はパシリじゃない!」と叫んでいただけの人が突然騎手として覚醒していた回。まあこれもツッコミどころなんだけど、もうそこは置いといて、美浦所属だから勝たないといけないという焦りとかは実際リアルでもあるんだろうなと感じたし、重要な発言だったようにも思える。現実でも騎手は明確に栗東(関西)>美浦(関東)になってしまっているし、こういう話をJRAがやるとは思っていなかったからちょっと驚いた。

で、意外とこのアニメも悪くないのかもな~と感じていたらガチでヤバい最終回が来てしまった。これ本当に最悪すぎる最終回だったと思う。何で騎手アニメで「許せサスケ......コレで最後だ」みたいなシーンを見ないといけないんだ。ある意味群青のファンファーレらしい最終回と言えばそうなるけど。

やっぱり無駄に気合いの入ってそうなアニメは疑ってかかるべきかもしれない。JRAがウマ娘と正式にコラボする時は来るのだろうか。その時はこのアニメを捨てたってことになるけどね。


おわりに

以上。19000文字も書いてしまった。春アニメからは社会人になるし、見る本数も減るかと思ったが、あんまり変わらなかった。

切ってしまったアニメは骸骨騎士と黎明期と勇者やめますの3つ。最初から見れなかったのはトモダチゲーム。平時だったら黎明期以外見ていたと思うし、これは社会人になった弊害だと思う。いや、弊害か?どう考えても得だろ......。

今回はここまでです。

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