2022年冬アニメ感想

こんにちは。多分別記事で2022年冬アニメのまとめを書いているはず。もろもろを語るのは向こうでということにして、ここでは個々の感想を書いていこうと思う。

30作品くらい見ているので、その分文字数も多い。目次を作っているので、ご自身が見たアニメで他の人の反応が気になるアニメの感想を見たりするのに使っていただければと思う。

なお、今期の私的評価はとりあえず以下の目次を参考にしていただければと思う。

では、以下評価の高い順から書いていく。

S

明日ちゃんのセーラー服


素晴らしいアニメだった。最初から最後まですべてが面白く、更に最後はオタクが好きな演出の塊で〆にかかるのは倫理観の高さを称えなくてはならない。

まず、ぱっと見女子中学生のフェティシズム作品かと思いきや(いや確かにそれも良い所だと思うけど)それだけではなく明日ちゃんを中心にしながら女子中学生の日常を丁寧に描いていたところがこのアニメの素晴らしい所だと思っている。
特に印象深い話は、ショッピングモールに行く回。こういう話はきんいろモザイクにもある通り、日常アニメとして特別素晴らしいことをしているというわけではないが、特に雨が降っている中を「みんなで走ろう!」というノリが非常に大好きで何か印象に残っている。
雨の中を自らの意思で(傘が無いとかではなく)走る行為って中々大人になると出来ないことで、実際創作でも「雨が降る→雨宿りでストーリーが始まる」というのがよくあることだと思う。だが、彼女たちは女子中学1年生であり、雨の中皆で走るという行為は全然理解できるし青春の一場面としてとても輝いて見える。いつしか雨は止み、そこには虹が架かるわけだが、皆で晴れた空を見上げてからのBatonがスゴい沁みた。そういう感じでとても印象に残った。

他にも水泳回とかチアリーディング回とか色々あるが、こういう名エピソードがいくつも出てくるため、やはり文句なしの神アニメだったと私は思う。CloverWorksも、24区という屍を乗り越えて素晴らしい作画と共に作り上げてくれた。すべてがかみ合った奇跡のような素晴らしいアニメだったと思う。


平家物語

言わば大河アニメとでも言うべきだろうか。言わずもがな超有名な古典を基にしたテレビアニメ。監督は「けいおん!」や「リズと青い鳥」などの監督を務めた山田尚子氏。EDの絵コンテ・演出は彼女でしたが、まさに彼女がコンテを切ってるのが一瞬で分かるのがとても印象的。

まあそれはさておき、コレは本当に素晴らしかった。私たちは全員この作品の結末を知っているわけだが、平家物語を読了したことがある人って少ないと思う。私も口だけで古典を読むのが好きと言っているが、これを読了してみたいと思ったらアニメを先に見てしまった。
しかし、平家もただ滅びただけではなく、彼ら彼女たちも唄を歌ったり宴をしたりと我々と同じように生きていたという事実は、中々平家物語を読まないと視認できない事実だと思う。OPには「最終回のストーリーは初めから決まっていたとしても 今だけはここにあるよ」という歌詞があったが、まさにこのアニメの全てを詰め込んだような最高の歌詞だった。
つまり、平家滅亡だけではなく、平家一門の衰退までの話(清盛死亡まで)をしっかりと見れたのはとても嬉しかったということ。

変に萌えやコメディ展開に走らなかったのも良かったと思う。硬派な人こそ、このアニメを楽しめると思う。この作品の全てを見せようとするスタッフ陣に敬意を示したいくらい素晴らしいアニメだった。

他にも古典作品をアニメで見てみたいと思ったが、例えば源氏物語とかをアニメ化したらとんでもないことになると思う。見てみたいとは思うけど、あれ50巻くらいあったはずなんだよな。まあ内容もヤバいんだけどね。


A+

時光代理人 -LINK CLICK-

いつもの

「過去を問うな、未来を聞くな」という中華アニメ。これは本当~~に見ていて楽しかったなあ。

結構ガバガバなところ(例えば昇竜拳とか、結構過去改変していない...…?とか)はあったと思うんだけど、実はこれが伏線の可能性があるという結末には非常にびっくりした。
...…と、俺は思っているんだけどこの解釈が正しいのかちょっと自信が無いというくらい結構小難しい印象は受けた。最後は「君たち過去に飛んで色々やり過ぎだからワイも色々やっちゃうよ~ん」という謎の第2勢力が下半身不随ニキとリンちゃんに入り込んでいたって理解で良いんですかね?
となると、やっぱりかなり過去改変しちゃっている(=何らかのペナルティが存在)報いみたいな感じなのかなあとなる。やっぱり、結構難しいアニメ。続編を今すぐやるべきだろ。

というのはまあ良くて、このアニメの最大の魅力はアバンで前回の復習+今回の展望を見せてOPに入るのと、「なんか嫌な予感がするぞ~!」と察せるEDの入りが最強でしたね。EDの引きには強いこだわりすら感じた。日本のアニメは最近そんなに意識してないのも増えているから逆に新鮮にすら感じた。
1話とか、1話単体でコンパクトにまとまっているのに、あの引きだと続きも気になっちゃう!という最強の構成だったと思います。こだわりすら感じた引きがあったからこそ、このアニメを全部見たという人もいるんじゃないかな。

地上波だと、このアニメ(21:30~)の次にやるアニメが「錆色のアーマ」なので、何だか日本のアニメって大丈夫なのかと思わなくもないです。


ハコヅメ

いわゆるお仕事アニメ。これもまあ~~~面白かった。

警察官という、おそらく日本に存在する職業の中でトップクラスにブラックで、トップクラスに国民から嫌われている職業にスポットライトを当てるというのがかなりチャレンジングな作品だと思うが、それだけではなく警察官から見る日本の暗い場面を、それでもやや明るい感じでリアルに描いていたのがとても印象的。

でも、ちゃんとシリアスにやるべきところはちゃんとやっていたのも素晴らしかったと思う。特に、赤ちゃんの亡骸を見てトラウマになった川合ちゃんの話とか、レイプ犯の話とかは印象的。

最初、ドラマやっていた作品ということで「本当に面白いのか?」と勝手に考えていたのだが、ふたを開けていれば今期トップクラスの内容を持つアニメだった。
僕は、まあ正直ロリの趣味があるいわゆるロリコンであることは否定できないのだが、あのレイプ犯の片棒を担いでいた妻子持ちみたいにならないように自分を律しようと思った。20数件って、流石にヤリ過ぎですよね。他の話は妙にリアリティがあったし、これも件数は盛ってるにしても本当にあった事例なのかなあ。怖い。


A

スローループ

上でロリコンをCOしてこの画像チョイス!?

おちこぼれフルーツタルトとかいう謎のアニメ以来のきららアニメ新作。このアニメは、すべてのきらら系アニメを詰め合わせた作品という印象を受けた。というわけで一定の面白さはあったと思う。

そもそも放課後ていぼう日誌というアニメ(これは非きららですが)が先に釣りアニメとしてインパクトを残したというのもあるが、やや重い家庭問題を取り入れるのは「ご注文はうさぎですか?」を思い起こすし、最近あまり見なかったきらら主人公がバカというのも何となくステレオタイプなきららアニメっぽかった。「ぼっちざろっく」という新星へ向けた久しぶりのきららアニメがこれだったのは偶然だろうか。

結構このアニメの重い話が賛否両論だったイメージがある。それは当たり前で、きららアニメを見る層がその重い話を望むとは思えない(許容出来てごちうさのチノまで)。結構家族の話するんだな......とは私も思った。これをどう捉えるかでこのアニメの評価は変わると思う。
で、僕はそういう話が結構好きなのでこのアニメは結構良かったと思っている。まあでも、7割くらい吉永恋とかいうガチの萌えキャラが占めているとも思うけどね。


王様ランキング

1クール目はその見た目とはURAHARAに、かなりダークな話をしたり、裏切りがあったり、最高の作画はもちろん、OPEDの最強感があったりと「とんでもない作品が来たな~」と思ったのが印象的。

で、2クール目なのですが、これはハッキリ言ってスゴイ微妙だったと個人的には思っている。どこが微妙だったかというと、ボッス王がダイダを乗っ取ってから段々話がボッスとミランジョを中心にしてきた辺り。あの辺からバトルが始まったかなと思うけど、特にオウケンがキチガイになってボッジ含めて皆が悪戦苦闘していた様はかなりグダグダ感があって中だるみしていた印象にある。
その最たる存在がカゲ。「ボッジが何かする→カゲが解説みたいにべらべら喋る→オウケン健在→そんなぁ~!」って展開が何回かあった気がする。ナルトとかもこんな感じでアニメは退屈だったこともあったけど、バトルアニメの運命なのか、大体そんな感じで2クールは占められていた気がするのでそれは凄い微妙に感じた。

全く面白くなかったわけではなく、普通に面白かったとも同時に思う。ただ1クール目から期待を以って見ると、ちょっと個人的にはズッコケちゃった。これは俺が期待し過ぎたのが悪いのかな。こういうこともあります。


オンエアできない!

ショートアニメはこういう時入れるか迷っているが、これは凄い良いアニメだったのでこれだけちょっと書く。
これはADをやっている女性の視点からテレビ局の酸いも甘いも書いていくという、いわばお仕事アニメの一種なのだが、これがまあ~面白かった。

私たちが通常生きていたら経験できないかもしれない仕事をテレビアニメという創作を通して、しかし妙なリアリティを持っているのがお仕事アニメの理想だと思っている。オンエアできない!はそれを明確にしていたと思う。テレビ番組って私たちの生活で絶対に触れたことがあるコンテンツだけど、思えば就活でテレビ局とかを見ていない限りADなどの方々が何をしているのかってあまり見たこと・考えたことがないと思う。そういった点でも新しい視点の作品だった。

また5分アニメなので非常にテンポよく見ることが出来るのも最高。ショートアニメの中でもトップクラスのアニメだと思うので、オススメしたい作品です。


ヴァニタスの手記

2クール目。前半はCV.釘宮理恵のクロエちゃんの話で、ヴァンピール絶対許さないマンやジャンヌなどの深掘りも進められ、後半はCV.小松未可子のミハエルちゃんくんの話で、ヴァニタスの過去が掘り下げられた。

特にこの前半がとんでもないくらい異常レベルに面白かった。そもそもこのアニメって、ノエとヴァニタスのややBLチックなところを売り込んでいるような印象を持ちながら、少なくとも男の俺が面白いと思ったのは主にジャンヌさんが好き放題やっているところだった(デート回とかトレンド入りしていたような気がする)。
このジャンヌさんのやりたい放題があるおかげで、おそらく本題であろうヴァニタスやノエ周りの話も映えるし、全体的にそれなりに面白かったというのが、1クール目の印象。

そんな2クール目のメインヒロインは1クール目最後に出てきたCV.釘宮理恵のクロエちゃん。まあ、ジャンヌの話が面白かったのと同様にこのクロエの話もかなり面白かった。このアニメはやっぱり、男の話より女の話の方が面白く感じる不思議なアニメだと改めて感じた。

後半はちょっといつものヴァニタスだなと思った。それはつまらないわけではなく、まあ普通に面白かったかなという感じ。前半A+~S、後半B+~A-で2クール目は間を取ってこの評価にした。ぱっと見女性向けに見えるけど、むしろ男にこそ薦めたい。いのりまち町民は全員見ろ!


その着せ替え人形は恋をする

ドスケベすぎたので、そこはまず最高だった点だと思う。今期かなり、というか一番目立った作品だったと思うし、確かにそれは分かる。

恥ずかしながら、実はこの作品をそこまで面白い作品だとは思っていなかった。喜多川さんのキャラがメチャクチャ薄っぺらく感じたし、一応ちゃんとコスプレ要素のあるエロアニメという風に僕の目には映って、そこまで高い評価には置かないでおこうかな~と思っていた。あと、ジュジュ様辺りの話がシンプルに面白くなかった気がする。

という風に思っていたんだけど、お互いが恋愛感情(五条君はそうでもないのかな?)を抱くようになってラブコメっぽくなってからはかなり良かったと思う。特に最終回は夏祭りというベタな展開ではあるけども、この作品の一つの題材である喜多川さんと五条くんのイチャイチャを楽しむ時間が、余計な雑音抜き(エロ要素とか、まあ最終回もあった気がするけど)に最大級に活かされていた回だったと思う。

まあこうやって硬派ぶってはいるんだけど、やっぱり11話のラブホテル回なんですよね。こういうのこういうの!。


からかい上手の高木さん3 

何とビックリ、このアニメが想像より面白かった。ちなみに私は2期を見ていません。原作15巻くらいまで発売日に買っていたから許してほしい。
こういうアニメを面白い!と言うのは、個人的にはちょっと勇気がいると思っているのだが、面白いと感じてしまったものは仕方がない。

具体的に何が良かったかというと、このアニメって短編を2つ3つくっつけて30分枠に押し込めているというアニメなのですが、そうではなく1話丸まる使った話のクオリティがかなり高かったと感じる。
例えば文化祭回、例えばクリスマス回、あとこの作品にしては異質(と思えるよう)な2週連続で続く話になっていたバレンタインデー回→ホワイトデー回など、これらの話は相当良かったと思う。
1期の頃って、ただひたすら西方と高木さんのイチャイチャを眺めて、ごくまれにちょっと高木さんがデレるのを楽しむという印象だったんですけど、3期はそういうワンパターンな話からずれていた印象にある。これが1期とか2期とかだったら、皆絶賛していたんじゃないかなあ。まあ2期見てないからどういう感じだったのかわからんけど。

また、話自体が良かったことはもちろんですが、割と挑戦的な演出もしていたと思う。確か1回サイレント演出があったと思うんだけど、けんでし1話Bパートと違ってこっちはそれなりに評価されていたと思う。

映画やりますけど、正直3期を超えるとは思えない。というくらい、3期はかなり良かったと思います。高木が好きな人ほど、3期はスゴイ好きなんじゃないかな。


錆喰いビスコ

これも結構良かった。それは当たり前で、この作品は「このラノベが凄い!」というアレで1位を取っている。そんな作品は、順当に面白くあってほしい。

最初はかなり酷い構成をしていたと思う。1話は、稲田徹がいる詰め所でビスコとジャビがアクタガワに乗っているシーンと、イミハマでの喧噪が行ったり来たりしていた印象。多分ビスコとミロのツートップ主人公をおしゃれに見せようとしていたのか原作がそういう作りで何も考えずそのままアニメに落とし込んだのかと思うんだけど、とにかくスゴイ見づらい構成でシンプルに最悪だったと思う。
あと、確か3話辺りで生きた城みたいなのが起動した回があったが、その前の話のCパートでその様子が映って、次その話を続けてするのかと思ったら全然違うのどかな旅が始まって当惑した記憶もある。後で前の話のCパートは、今回の話のメイン回を映していたのかと思い至れましたが、何で次回予告をやっているアニメがこの時だけ次回予告なしにCパートで導入だけしたのかよくわからない。

最後の方は勢いでごまかしてる感はあったけど尻上がりに面白くなったし、それだけに最初の意味不明な構成が不可解になる。原作がそうなのか、アニメスタッフがそうしたのか......。
今時1話で切るのが普通だと思うので、1話から意味不明な構成をしていたこのアニメが気合い入っている割に話題にならなかった印象にあるのは、少し残念だな~と思った。
もちろん、僕が知らないだけで話題になっていたのかもしれないけど。


A-

佐々木と宮野

ホモエフェクト

ゆるキュンBLアニメ。コレが実は結構いいアニメだった。

主人公?の宮野はBL好きだけど、現実のセクシュアリティはノンケ。でも佐々木先輩と話すようになってから徐々に先輩に惹かれていくという描写が、非常に丁寧でよかった。
BL作品やレズ作品に触れたことはほとんどないのだが、ノンケ恋愛アニメとは違い、まず「ノンケ=正義」で「ホモ・レズ=インモラルな性癖」という大前提を基に主人公たちのセクシュアリティが後者へ変わっていく、その変わっていく様で何らかの悩みを抱えながらも、恋愛を成就させるというのは非常に素晴らしいなと感じた。
特にささみやは、佐々木も宮野も元はノンケのはずで、何かホモになりましたという話だが、佐々木も宮野もそのことで絶対に何らかの悩みを抱えていた。これを丁寧に描いていたのは非常に良かったと思う。

クズの本懐でも思ったけど、こういうややアブノーマルな恋愛アニメが好きらしい。多分俺はcitrus見ても大絶賛するんだろうな。
まあこの作品はそんなアブノーマルではないけど、かなり上質な恋愛アニメだったと思う。おそらくBL初心者が見るにはベストなアニメだろう。ちなみに僕が初めて見たBLアニメは多分ギヴンか、入れていいならバナナフィッシュです。
この作品が仮に百合だったら、メチャクチャバズっていたんだろうなと思ったり、思わなかったり。

と大絶賛していますが、何故この評価にしているのかと言われると、やっぱり宮野の腐女子感は凄いきつかった。これは俺が男だからなんだろうな(あんな男はいません)。


B+

ありふれた職業で世界最強

まずは1クール目のキチガイOPの系譜を引くかの如く、王の後光のごとく燦然と輝くサビ前のロゴドーン!芸には感動したという旨を書いておきたい。

さて、なろう原作の2期。こんなのが2期をやるのかと建前では言いつつ、実はヴァニタスの次くらいに今期かなり楽しみにしていた続編でした。

内容は、まあ正直1期の方が面白かったかな......と思う。けどまあ普通に面白かったとは思う。そもそもこんなアニメの1期を面白いと言っている時点で、余程クソの2期がなければブーイングはしませんわな。

ARIFURETAって他の平均的なろう系とは違って、無職転生みたいに案外主人公がピンチになったり負けそうになったりする(結局は勝ちますが)。2期も一応それなりのバランスだったので、それは良かったと思う。ただ、私がユエさんが好きなため、ややハーレムアニメに成り下がっていたのはちょっと残念だった。
2期の作画で1期やってくれていたらなあと思うくらいには、2期の作画は上等だったと思う(ARIFURETA比)。

小倉唯さん演じるミュウちゃんの話は結構良かったと思う。あそこが頂点だったかな。あと、謎眼鏡が裏切るところ。結構面白かった記憶にあるのでこの評価にしていますが、これは僕が好きなアニメというところが多分に含まれていることを否定できません。


CUE!

声優アニメ。これが意外と面白かった。

最初、主人公役の内山悠里菜さんの演技力が設定に追いついてなかったり、占い信じまくる女の話だの、ラジオ組の本当にカスみたいな話だの、6話まではかなり最悪なアニメだったと今でも思っている。

でも7話の朗読劇組?のキチガイ回を挟んで(これは凄かった)、8話の「100ぱーせんと」。ここからこのアニメは変わったかなあ~と思う。鹿野志穂というキャラは、まるで天王寺璃奈みたいにそこまで感情を表に出さないキャラなのかという風に見えますが、しかし天王寺璃奈同様に内に秘める想いとか、外に出さない感情を持ち合わせているんだよな。
彼女が音響監督に意見をする時、結構ビビりながら申し上げていたと思うんだけど、ちゃんとこういう所を書いてくれたのが嬉しかった。

少しとんで11話のアイドル組の話はスゴイ良かった。これちょっと感動し過ぎて労働先の休憩室で泣きそうになっちゃったんだよね。今期泣きそうになったのは明日ちゃんとコレくらい。あんま自慢げに言わないほうがいい事実ですね。

最初は2クールなんて勘弁してくれよと思っていたんですけど、今や2クール目以降を早く見たいという感情を持っている。不思議なものです。
ただ、ラジオ組の処遇は何とかしてください。


B

怪人開発部の黒井津さん

最初は結構期待していた。迷宮ブラックカンパニーのような、現代の社会に見える事象をファンタジーに落とし込んで、でもそのファンタジーが妙にリアリティを感じるそんな面白さを期待していた。
最初はかなり良かった。ウルフちゃんくんは萌えだったし、それ以外の怪人の話も結構面白かった。黒井津さん自体が、前田の声も相まってかなり妖艶なキャラに感じられて良かった。

なんだけど、あまりに作画が残念だった。コレが本当に残念だった。後半はもう目も当てられないレベル。むしろよく放送に間に合わせられたな......とすら思う。
毎週ローカルヒーローを出していたし、最初のナレーションは戦隊シリーズとかのガチの人を呼んでいたらしいし、そういうところに予算使っちゃって作画が終わっていたのかな。似たような境遇にけんでしがあったけど、出来ることなら最低限アニメに力を入れてほしいと思う。

ちょっと残念なアニメでした。


幻想三國誌 天元霊心記

浄化奏鳴!(ここで弦楽器の音)

ちょっと面白いかも......という絶妙なラインを最初から最後まで貫いたアニメ。どのくらい面白いかと問われると、前期で言えばDeep Insanity THE LOST CHILDくらい。あれは前半面白くなかったけどね。

それはよくて、まずこの作品は台湾?のゲームをアニメ化したらしい。一応原作があってそれをアニメ化しているから、ある程度の面白さはあったと思う。キャラクターを取っても、古川慎のキャラは憎めない良いキャラをしていたし、何といっても小霊ちゃんは強い萌えを感じた。
この小霊役の金元寿子さんはロリ声からBBA声まで幅広く演じることが出来る希少な声優だと思っているのだが、僕が思っているこのイメージをこのアニメは回収してくれた。その点でも結構好きです。

中原麻衣と古川慎のキャラの個人回は結構良かったと思うし、やっぱり結構面白いアニメだったと思う。本当は2021秋アニメだったのが延期してここにずれ込んだんだけど、その通りで作画は微妙だった。ここはちょっと残念。まあこのアニメで作画良かったらちょっと困惑するけど......。


薔薇王の葬列

元はシェイクスピアの戯曲?か何かを題材にした漫画っぽい。という事情もあって、やはりどこか演劇っぽい印象はある。

このアニメも幻想三國誌と同様で、ちょっと面白いというラインを維持しているイメージ。メチャクチャ面白いというわけでもないけど、つまらなくはない。2クール目があるのも、メチャクチャ嬉しいわけではないけど嬉しくないわけではない。

薔薇戦争ってかなりぐちゃぐちゃなイメージなんですけど、実際このアニメもぐちゃぐちゃな人間関係がメインにある。リチャードと対になると思っていたヘンリーは1クール目最後に退場したし、ウォリック伯爵や伊藤静の女など色々なキャラがこの作品をややこしくしていく。なのでちょっと見逃すと命取り。そんなアニメ。

「ちょっと面白いかもしれない」くらいのアニメを探している人にはオススメです。


異世界美少女受肉おじさんと

結構期待していたTSモノのアニメ。終わってみればこんなもんだったような気がする。

本当はマンガで読んだ方がテンポが良かったんだろうな~というギャグ要素がちょっと間延びしていて冗長に感じていた。橘が神宮司に堕ちていく(逆も然り)という展開を期待していたんだけど、そんな勝手な期待をしていたせいで途中2人が離れた話の時はちょっと見るのがキツかった。期待通りにならない話を見せられているという感情と、テンポ悪くないか?という感情のダブルパンチで正直ネガティブな感情を抱きながら見ていたことは否定できない。
だから最終回とかは望んでいた展開を見れたし結構それは嬉しかった。

M・A・Oの声はわからないとよく言われるが、俺は和氣あず未の声がわからない。この作品のM・A・O検定は割と下の方だと思う。


B-

失格紋の最強賢者

アプリが出来上がっていないのにリリースされた奇跡のような作品

なろうアニメらしく、というかタイトルでも言っているけど、基本的には主人公のマティアスさんが最強というアニメ。最後の子安武人との決戦までの10話くらいまではずーっとそんな感じの展開。

良かったところを述べるとすれば、異常クラスのテンポ感でしょうか。とにかくテンポに命をかけているというくらいに物事が手早く進むので、マティアス最強!というワンパターンの内容の割にはそこまでダレた感じは個人的には得なかった。

ただ、内容がやっぱりお粗末だったとは思う。CV.白石晴香とCV.鈴代紗弓の2人のキャラがいるのだが、これが本当に存在価値を感じられなかった。なろう作品の一つの特徴として、最強の主人公が萌えキャラに(そう、どういうわけか萌えキャラだけに)教育を施す展開のためだけにいたモブにしか見えなかった。キャラの名前も最後まで覚えられなかったくらいいてもいなくてもどうでもいい存在になっていたと思います。
別にあの二人が、あのキャラである必要は無いよなあという感じ。

また、マティアスさんが最強というワンパターンな展開故に、いくら最高のテンポを以ってしても基本的に面白くなかった。例えば今期で言えば「ありふれた職業で世界最強」も一応主人公最強系ではあるけど、一応アレは南雲さんがそこそこピンチになるので先が少しは気にはなる。しかし、失格紋は「どうせマティアスさんが勝つんだよな」で終わっちゃうので物語に抑揚が無く、ただの最強系になっていた印象を受けた。

ナナチドラゴン以外には、特に何の価値も無いアニメです。


殺し愛

ソンリャンハという謎の男とシャトーさんという無能さんの2人の恋愛っぽい何かを楽しめばいいのかよくわからなかったアニメ。この作品のツッコミどころは大きく言って二つある。

まずこの作品のキャラクターの耐久度は異常すぎる。崖を車とバイクで落ちて、車側はともかくバイク側がぴんぴんしているのはビビった。なんならバイク側の方がぴんぴんしていた。
他も、銃で撃たれたにもかかわらず、その傷を負いながらずっと車を乗り回したとかいうのもギャグにしか聞こえなかった。極論言えば全員が前原圭一。

二つ目として、この作品の根幹にかかわる内容が引き延ばし過ぎなうえに案外な内容だったこと。言ってしまえば、ソンリャンハは実はソンリャンハではなく、シャトーさんは一度本物のソンリャンハを誤って殺しかけている(後に死亡)という過去だったんだけど、コレが明かされるのは最終回。別にこの内容を知らされても、こっちは「はあそうですか」としか思えなかった。

インド人なのかよくわからない謎の片言ボーイは、最終回ピンチになったまま特に何も触れられず終わった。何だったんだこのアニメ。


リーマンズクラブ

多分かなり珍しい社会人スポーツアニメ。一応体操ザムライも実業団と言えばそうだったような気がするけど、その要素は薄かった気がする。

バドリーマンという造語の通り、バドミントンだけではなく社会人要素もかなりあったのが印象的。プレゼンしたり、営業したり......。土曜25:30だから良いけど、これが水曜日とかにやっていたらちょっとウケますよね。ウケませんか?

途中まではそれなりの面白さだったような気がするのだが、最後の方で榎木淳弥と三木眞一郎以外のメンバーは1回ずつ試合がダイジェストになったりしていたのはやや残念だった。まあこれは尺を考えれば仕方のないことではある。
問題は最終決戦。内田雄馬のキャラがわかりやすいヘイトキャラで雑に感じたし、古川慎?のキャラが全く動かなくなるとかいうワケわからん展開、あと今までの課題(榎木淳弥のトラウマとか三木眞一郎の膝とか)を最終決戦で出しまくって取り留めのない脚本になってしまったことによる臨場感の欠如など微妙だったと言わざるを得ない内容だったと思う。

それ以前に出てきた宮住を失脚させようとしたしょうもない展開などかなり見ていてガッカリするような脚本になっていたし、正直最後の方はかなり見ていて辛かった。もうちょっと面白くなれたんじゃないかなと思いつつ、まあこんなもんなのかなとも思った。
ライデンフィルムにしては作画を頑張っていて、そこは嬉しかった。スポーツアニメは作画が大事だと思います。特にバドミントンみたいに動きの激しいスポーツはね。


錆色のアーマ

この作品を高評価しないだって?お前に地獄を見せてやる.....。

エクスアーム、テスラノートと言った3Dアニメのような楽しみ方をできるアニメ。途中まではもう一個上のランクに置こうとしていた。

それは修行回まで。あそこのギャグというかノリはかなり冴えていて、ここまではこのアニメは結構面白かったと思う。このアニメを見なくなった人は、とりあえずそこまでは見てほしいなと思う。多分6話辺り。
ただそれ以降はそこまで。まあこのアニメに内容的な面白さはそんなに求めていなかったので、それは最悪別にいい。

作画はもちろんのこと、声優が舞台俳優の方々だったのであまりアニメに最適化された声になっておらず、結果的に下手扱いされていたし、このアニメがクソ判定されるのは全く持って仕方のないことだと思う。ただ嫌いになれないのでココ。
これ以下はちょっと嫌いかもというネガティブな感情を抱いてしまったラインナップになっている。


C+

リアデイルの大地にて

この辺からは嫌悪感すら感じたアニメになります。これは1話見てちょっとだけ面白そうだな~と思ったら全くそんなことはなかったアニメ。

村の女の子・リットちゃんと主人公・ケーナさんが仲良くなって、でもケーナさんが外に出ないといけなくなって別れる話とかは結構好きだった。
でも、このアニメはそこまでだったと思う。

旅に出てみれば、ケーナさんが更年期のおばさんみたいになってたのが辛かった。特に印象に残っているのは、プレイヤー(リアデイルに閉じ込められた人間≠NPC)のガキが悪さを働いているのを知ったケーナさんがCV.田所あずさたち騎士を切り捨ててガキを殺そうとした話。まあ、なろう系って大体こんな感じで最強の人が悪い人を懲らしめようとするのを見るけど、正直こういうのは主人公が悪役みたいにしか見えないのが面白いと思っている。

なろう系の主人公は、ステレオタイプな悪役みたいだという指摘を見たことがある。確かになろう系の主人公は最強故に、例えば攻撃を受けたり見たりした主人公が拍手しながら出てきたり、「今何かしたか?」というリアクションをしているのはステレオタイプな悪役のセリフだと思います。ちなみに前者はケーナさんがやってました(騎士の詰め所みたいなところにゴーレムの集団が来た話)。

最終回はなんかいい感じに〆られたので一個上に置こうとしたのですが、まあ冷静に面白くはなかったよな、ということでココに置いています。ただ、監督さんは1人作画をやったり、色々よく頑張っていたと思います。原作者はアニメの出来に不満だったようですが......。


ドールズフロントライン

監督はメルヘンメドヘン、ゲキドル、ピーチボーイリバーサイドでおなじみの上田繁氏。

このアニメのわけわからん加減が上田繁様によるものなのかはともかく、とりあえず何言ってるか結構わからなかった。というか、何言ってるかはまあわかるけど、わかったところで面白いのかという疑問が脳裏にこびりついていた。そんなアニメ。

一応全部見たけど、残った印象はOPが最強すぎることとソップツーが萌えなこととAR姉さんがイケメンということ。M16は結局自爆したけど、あのM4A1との精神世界みたいな何かがよくわからなかった。

ちなみに小松未可子さんはジャンシアーヌ役が決まったのは知っていたけど、何の役だったのかは直前までわからなかったらしい。何なんだ、このアニメは。


賢者の弟子を名乗る賢者

なろう系。ぶっちゃけて言えば、結構面白くなかった。

一応作画が悪かったのは確かにその通り。敵キャラはARIFURETA1期のようにテカテカしてのっぺりしたCGだったし、1話Bのサイレント演出のように結構よくわからない演出は多かった。原作ファンが不満だったのはよくわかる。

ただ作画が良かったら面白いと思えたのかと言われれば、微妙。確かに主人公は雑にエロくて雑に萌え(でもなかったかも)だったけど、ただそれだけの作品だったように映ってしまった。これはリアデイルも似ているところはある。

結局これも主人公最強アニメなので、何か物語に抑揚があるわけでもない。最後の展開はアニオリだったかもしれないらしいけど、色々可哀想なアニメだったと思う。


天才王子の赤字国家再生術

とにかく面白くなかった記憶が強く残っている。よく現国の二番煎じと言われていたけど、少なくとも2クール目の現国よりは微妙だったと思う。1クール目の現国ならどっこいどっこいだと思う。

現国とは違って、このアニメはとにかく主人公のウェイン王子さんが最強という前提の下で物語が進んでいく。もうこの記事で8億回言っている気もするから一々書くのはばかばかしいんだけど、やっぱり主人公最強アニメって面白みに欠けると思う。余程キャラが萌えとか、主人公に謎の魅力があるとか、最後には勝つけど一応苦戦はするとかじゃない限り中々僕はハマれないな。なろう系アニメで面白いと思ったの、多分リゼロや無職転生くらいな気がする。まあこのアニメはなろうじゃないんだけどね。

ニニムってキャラが結構人気だったあたり、人って意外とアニメキャラを記号で解釈するのかなと感じた。キャラデザが秀逸だと思うし可愛いと感じるのは確かに分かるけど、言うほどいいキャラだったのかと疑問には思う。だから何?


トライブナイン

超次元野球アニメというわけで結構期待していたこのアニメ。終わってみれば、ただの暴力アニメだった。

本当にしょうもなかったのであんま労力を使いたくないんだけど一つだけ言いたいのは、この終わり方をするなら別に野球じゃなくても良かったよねということ。この最期ならサッカーでもアイスホッケーでもラグビーでも、とにかく広いスペースを使いそうなスポーツなら何でもいいわけで、わざわざ野球にした決定打って何だったんだろうと感じる。
石田彰のキャラが持つバットだって、別にスパイクでもスティックでも良かったわけで、その辺がなんだかなあという感じだった。これっていちゃもんなんだろうか。

あと、これはリアタイor録画民しかわからないことだけどとにかくBGMがデカすぎて物理的に何言ってるか分からなかった。コレは何だったんだろう。配信だと普通だったはず。

石田は絶対生き返ってネオ石田彰になるぞ!と妄想していた頭パワポケ民、俺以外にもいたと思う。


フットサルボーイズ

続いて超次元サッカーを見れると期待したこのアニメ。こちらも同様に酷かった。

かなり衝撃的だったが、何とこのアニメは永遠無限に榊君がパスをできないという内容をやる。途中、パスを出せるようになって「良かった~」と安どしたのもつかの間、何と主人公にだけパスを出せないという新展開をスタートします。かなり頭痛がした。
アニメでは「過去、勝手に信頼していたナガト君だけにはパスを出すと決めていたけどナガトくんがパスを取れなくなってしまって(榊がうまくなってしまって)パス恐怖症になった」という悲しいのかどうなのかイマイチわからん過去を語ってきましたが、そうなんだ・・・という印象しかなかった。というかパスを出さない展開をやり過ぎて「榊がパスできない」じゃなくて「榊はパスが下手」というイメージがついても仕方無いと思う。少なくとも僕はそう感じてしまった。

超次元要素も何かあったけど、大分中途半端だった印象。イナズマイレブンって頑張ってたんだなと感じられるアニメだった。
なんなら一個下に置こうとも考えたが、一応最後は気持ち良かったような気がするので温情でココに置いた。何様?


現実主義勇者の王国再建記

伝説的なクソアニメ。キングレコードはこの作品の何に惹かれて2クールもやろうと感じたのか・・・。

1クール目よりは面白かったと思う。というよりは、1クール目はシンプルに面白くない内容を13話やっていた印象だったが、2クール目はトンチキな話がかなり多かったと思う。小原好美の話とか、急に結婚しまくる話とか、花嫁修業する話とか、全く知らない奴隷商のせがれの話をしたりとか、知らない村落の話したりとか・・・。1クール目でこういうワケわからん話って王様のブランチみたいな名前の宝珠放送回くらいだった気がするし、大分キチガイ感があって何なら結構楽しかった思い出。

じゃあ何でココに置いてるのと言われると、最終回があまりに衝撃的すぎたから。突然タイムリープ設定(というよりはパラレルワールド?)を導入してきたのは本当に衝撃。絶対こんな伏線とかなかったと思うんだけど、俺が見落としているだけで実は伏線みたいなのがあったのだろうか。どう見てもキャラの薄い元王妃にキャラ付けをするための苦しすぎる展開にしか映らなかった。何だったんだコレ。コレ許せる奴が、同じく唐突な設定を最終回直前に広げて案の定ゴミみたいな終わり方をしたバックアロウ叩いていたら俺が許さないからな。マジで

ただやっぱりキングレコードが認めたアニメだからなのか、異常に社会情勢とリンクしていたのは凄い怖かった。例のアレ(紛争の方)の情勢はこのアニメでも似たような設定があった気がするし、例のアレ(疫病の方)も消毒回(って何だよ)でやってた気がするし、極め付きに何やら今年の東大の試験ではマキャベリの君主論が出たとかなんとか。時代が現国を追いかけている。

なんか2クール目は唐突な展開が多かった印象。作者、周りで急に結婚ブームが起きたのだろうか。作者、突然シュタゲ見てそういう設定を入れたくなったのだろうか。不思議なアニメでした。
最後キスして花火打ち上げてきれいに終わった風にしたの反吐が出るからやめてほしかった。後ED映像は少し残念だった。悪口だけなら100個言える。


C

プラチナエンド

2/3が死んでいる

2クール目に突入したアニメ。1クール目は大体メトロポリマン先輩との決戦に入ったところで終わった。このメトロポリマン先輩が結構憎めないキャラというか、ビルディバイドのクラベテルトを悪役にした感じで憎めないキャラで結構好きだった。
あと、ハジメくんも凄い良いキャラだった。この辺はちょっと作画が微妙なだけでちょっとだけは面白かったと思う。実際僕も前期はB評価にしていたよう。

しかし2クール目は酷かった。作画が許容範囲を超えてしまったというのももちろんあるが、ドナルド・トランプのお面をかぶっていた謎の少年が黒幕ぶったと思ったらありえないくらい適当に殺されるし、ツダケンのキャラがありえないくらい何言ってるかわからないし、まあ酷い領域まで落ちてしまった。

ここまでなら笑える面白くないアニメだったのですが、最終話が怪物だった。アレ何だったんだろう。やっぱりこんなクソアニメを24話も見たオタクをバカにしてるのかな。まあこんなアニメを24話も見たオタクなんてバカにされて当然か......。


東京24区

これもまあ酷かった。トロッコ問題とは。

今期CloverWorksは着せ恋と明日ちゃんという土曜0時代(通称性の1時間)に降臨した最高アニメの作画を担当しましたが、それらの作画はこのアニメの屍を超えていったわけ。というくらい、このアニメの作画はヤバかった。というか2回も放送を落とすというあまり聞いたことがない快挙を成し遂げている。

作画はもちろんだけど、中身もヤバかった。特に1回目の放送を落とした時の次の話と最終回ですね。前者は、確か人が死んだ次の週にパンがどうの、胸がどうのとよくわからない番外編みたいな内容で怖かった。作画も終了していた。急にエロ展開になったのって何だったんだろう。
そして最終回。みんな大好き~!で終わった。こういうアニメって許していいんでしたっけ。

最終回一個前にRGBがぶん殴りあうのは700周くらい回って面白かった。でもこのアニメって明らかにそういうノリではなかったよなぁ......。


おわりに

はい、というわけで感想をだらだらと語りました。今期がどうだったのかというのは別記事で書いていると思うので深くは語りませんでしたが、まあいいアニメも多くて好きなクールだったと思う。
もうすでにこの記事を書いている瞬間には春アニメが2周目に入っているのですが、正直春アニメが現状微妙なので余計そう感じる。

社会人になったので、テンプレ記事以外を書く時間と脳がまだ用意できていない。早く奴隷から解放されたいね。

今年もアニメを見ていく精神は解放されないでしょう。アニメだけは見ていきたいと思います。それでは今回はここまで。


おまけ:ミュークルドリーミー みっくす!

みゃ~ 希望ワクワク
夢キラキラ
ミュークルドリーミー みっくす!
どうじょ~(ジャンプ!しちゃうんだ!)

終わってしまった。いや2期はちょっと微妙だったからアレなんだけど、やっぱり2年間ずっとこのアニメを見るルーティンがあったから、惰性で見ていたにせよ、いざ消えるとなるとそれ相応の喪失感がある。

こういうギャグ系のアニメは、2年やるとマンネリ感はどうしても感じてしまうのかもしれない。そもそも1期の最後らへんからすでに微妙だった気がするし、2期が作画がやや怪しくなり1~4話に1回実写回を挟まないといけなくなったのは結構残念。やっぱネタ切れなのかなあ。

桜井弘明監督は、今期まちカドまぞくをやっているしデ・ジ・キャラット新作も監督をやる。もう還暦迎えたおじいちゃんなんだけどね。まちカドまぞくは現状キレキレだと思う。これ見るとミュークルドリーミーロスが加速するからやめてほしい。

全人類が望んでいた日向ゆめちゃんと南川朝陽くんのアレもちょっと消化不良気味。3年生が万一あったら色々できたんだろうけどな......。というかギャグ一辺倒じゃなくて真面目な話もたまには挟むとか、あるいは前半2年生、後半3年生編とかじゃダメだったのだろうか。そう考えるとやっぱり色々厳しいアニメだったんだろうな。




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