2021春アニメ総括(本編のみ)

こんにちは。ついに終わった春アニメ。愛着あるアニメが結構あったのでやや悲しいところがあります。

そんなわけで今期もケリをつけるために総括します。構成としては「結論⇒簡単な総評⇒各アニメ個別レヴュー⇒色々」という感じです。よろしくお願い申し上げます。

結論

S  
A+  スーパーカブ SSSS.DYNAZENON 
    セブンナイツ バクテン! 86
    不滅のあなたへ シャドーハウス 
A  
A-   Vivy ゾンビランドサガR
B+  MARS RED 灼熱カバディ 擾乱
B  バックアロウ Fairy蘭丸
    スライム300 SHAMAN KING
    美少年探偵団
    やくならマグカップも(実写込み)
    黒ギャル ひげを剃る
B-   クラマー フルダイブ
C+  大運動会
C  おさまけ 蜘蛛
?   異世界の門
切ってしまったアニメ...…
長瀞さん 聖女 EDENS ZERO  
見てない主なアニメ...…
ブルリフ ましろのおと 戦闘員 恋きも
東京リベンジャーズ ゴジラS.P 
異世界魔王 転スラ日記 ドラゴン家を買う
ヒロアカ モリアーティ オッドタクシー etc.

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こうして書き表すと、今期は見てないアニメが多すぎる気がする。反省。
その上で不遜にも書かせていただきます。「てめぇこのアニメ見てないのに書いてんじゃねえ!」って言われると...…何も言い返せません。何卒、お手柔らかに・・・。


雑多な私見

結論から述べると、今期は結構豊作...…と言うと過大評価のような気もするのですが、色々なアニメがあってかなり楽しめたクールだったのではないかと思う。平均点の高いクールというのが個人的に納得できる言い方です。

前期と違い、今期は新規アニメが多くて、そんな中でものんのんびよりとゆるキャン△を足して2で割ったみたいなスーパーカブ、さわやかさに極振りしたバクテン!!、キャラクターの萌え具合とミステリー度が良い感じにミックスしているシャドーハウスなどなど、「これは面白いだろうな~」というアニメは順当に面白かったという印象。

だけど、今期は豊作型かァ~?と思っているのは、面白くなるのか懐疑的だった作品やあまり期待していなかった作品が思ったより面白くなったことが大きな要因であるように感じます。前者はSSSS.DYNAZENON、後者はセブンナイツやMARS REDのイメージ。特にセブンナイツは、まあおったまげた。

それを考えると今期アニメをどう考えるか(豊作・不作など)は「どのアニメを見ていたか?(どのアニメを見ていなかったか?)」に強く依存しそう。例えば、前述したセブンナイツやバクテンとかは割と見てる人が少ないイメージにありますが個人的にはかなり面白かったと思う。あとオッドタクシーとかゴジラS.Pもその枠組みに入りそう。

もちろん期待外れのアニメも少ないながらあった。例えば「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。1・2話辺りはキチガイで面白く勝手に期待していたけど、以降右下がりの曲線が俺の中で描かれていった。最後の方はほとんど記憶に残らないくらい微妙な話だった気がする。あとは、厳密に言えば前期のアニメだけどバックアロウ。割と2クール目で盛り上がっていただけにそういう終わり方か~という肩透かしを食らった。

怪物枠としては「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」。こんな怪物が世に存在していたことに衝撃。100万部を刷られていることに一度で二度驚けます。
最近の怪物アニメとしては「蜘蛛ですが、何か?(コレは最終話がまさかの放映延期、しかもそれがひど過ぎたから超怪物)」や「ワンダーエッグプライオリティ(特別編で一気に昇華)」、あるいは「まえせつ(コレは怪物度が比較的低いと思う)」とか「神様になった日」が挙げられますが、おさまけはシンプルに怪物だった。「キャラクターが可愛いじゃん」「声優が強いじゃん」の心持で全話見るには、残念ながらそれなりの忍耐が必要であると思います。

と、色々なアニメを挙げていましたが、やはり今期は平均点が高かったクールではあると思う。「本当にキツイよ~;;」ってアニメは少なかった気がするし、B-辺りに置いたアニメもつまらなかったわけではない。
しかし、逆に言えばずば抜けて面白かったアニメは無かったかもしれない。「良作の集まり」に見えた故に僕もランク付けに困った。特にA+の辺り(スーパーカブ・SSSS.DYNAZENON・セブンナイツ・バクテン・86・不滅のあなたへ・シャドーハウス)を見てもらえれば分かると思うのですが、コレは決して手抜きではなく、本当にどのアニメも面白く下げることも難しければ上げることも難しかった。

そんなわけで、今期アニメの個人的覇権を考えると、前述した通りコレだ!と断言するものは私の中には無い。頑張って、限界まで振り絞って、強いて言わせていただいたところでようやく「逆張ってセブンナイツかな~...…」と言えるくらい。2021春アニメ、とりあえず個人的覇権はセブンナイツということにしておきたいと思います。コレ、話しているときの気分で変わるくらいの差です。

偉ぶって総評(苦笑)を書いたけど、上をご覧の通り今期結構見てないアニメが多いから、あまり私の意見は参考にならないと思います(じゃあ何で書いた?)

ちなみに春アニメ考察記事では私は以下のように記しています。

私個人の注目アニメを述べるとすれば、ゾンビランドサガリベンジ、スーパーカブ、シャドーハウス、灼熱カバディ、Vivy -Fluorite Eye's Song-、イジらないで長瀞さん、美少年探偵団の7作品です。

1つ切ってるアニメがあるんですが、それは...…


以上総評です。以下、個別の感想を書いていきたいと思います。もちろん、ネタバレ注意です。
なお今まで個別感想はバカみたいに長く書いていましたが、普通に気持ちが悪いような気もする(加えて普通に書きまくると時間が消える、疲れる)ので、今回はなるべくコンパクトな感想を目指しました。後、今まで味気なさがあった気もするので、キービジュアルも載せてみました。
ちなみに、私は自分の書いた文章にボールド(太字)にするのが無理なタイプの人間(恥ずかしいから)なので、活字に慣れていないと(慣れていても)読むのが辛いと思うので、以下はマジで読まなくて大丈夫です。


S:該当作品無し

上述の通り。

A+:スーパーカブ

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雰囲気最高のアニメ。ゆるキャン△やのんのんびよりのビッグタイトルから喪失感を感じているオタクに間髪入れずにこのアニメをぶち込んでくれたことがまず高評価。

クソガキ2人(小熊と礼子)が修学旅行で原付乗り回すところ、雪原でクソガキ2人が原付乗り回すところとこのクソガキどもが本当に好き。礼子は小学生のころピンポンダッシュは当たり前で、下り坂で自転車を下る時はブレーキはしないでむしろ全力で漕いでいたタイプのクソガキだと思う。加えてココに椎ちゃんとかいうガチの萌えキャラが現れちゃって狂っちゃった。
あ~狂ったなと思ったら、まさかの11話。流石にアレは椎を自転車からカブに乗せるためにメッチャ雑に考えた展開にも程があると思うし、ひど過ぎる話だと思った。

それが無ければ手放しで絶賛して信者になっていたと思う。
でも最終回は急に九州まで行くキチガイみたいなムーブだったけど面白かったし、やっぱり良いアニメだったと思う。

A+:SSSS.DYNAZENON

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非常に面白かった。「どうせダイナゼノンが勝つんでしょw」と分かっていながらも熱くなれる大怪獣戦闘シーンは当然として、俺はキャラクターの人間関係がとても好みだった。

当然俺はミーハーオタクなので麻中蓬くんと南夢芽ちゃんが好き。お姉さんの墓参りに行ったシーン、全部消す最強の怪獣の内部に入って蓬くんが南夢芽の目を覚まさせるために体当たりしまくるシーンは特にお気に入りです。最後、しょーもない中学生の恋愛みたいな微笑ましいENDも最高。終盤は非の打ち所がないアニメだったと思う。

強いて言えば最初あんまりおもしろくなかった。ワンランク上に置くには何か個人的に納得できる一押しが欲しいんだけどイマイチ納得できるものはなかった。でもコレかなり面白いと思うのでオススメです。グリッドマンを細部まで覚えていないジジイでも見れるくらいにはグリッドマンの関係性はそこまで強くはなかったのも良かったと思います。

A+:セブンナイツ​レボリューション -英雄の継承者-

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最初3話くらいまでは面白さはそこまで無く、ぶっちゃけ「オルタンシアサーガくらいかな...…」なんて思っていた。最終話まで見たら、おったまげすぎて頭吹っ飛んだ。

そんなに作画が良いわけではないんだけど、要所では力を入れていて「熱いシーンなのに何をやっているか分からない」ということもなかったはず。特に最終話がコレ。最終話だけ違う制作会社?と思った。
「セブンナイツ(七英雄)」という事で基本7人がメインクラスなんだけど、大体全員に良くも悪くも見せ場があった(ゴリラが微妙)。全部書くと冗長になるからカットするけど、わかってくれると思います。

上のキービジュは第2部みたいなのが始まる時に発表されて、「え、何この神アニメ感w」と興奮していたんだけど(このキービジュが発表される前の話も面白かった)、実際その期待は本当に全く裏切られなかった。段々上がる俺のハードルを毎週越していた点で非常に愛着のあるアニメです。
じゃあワンランク上に置けばいいじゃんと思われますよね。それは何か過大評価し過ぎているような気もするんだな~

A+:バクテン!!

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これはもう本当に心の底から大好きなアニメ。前期ノイタミナのバレーアニメは結構ぎすぎすしていたけど(アレはアレで結構好きだった)、コレはもう皆仲良しで皆さわやか。なんならOPもEDもさわやかで陰キャには眩しすぎた!

爽やかなのはもちろんですが、このアニメのもう一つ凄いところは競技シーンの作画。Youtubeで見れるので是非見てほしいけど、本当に惚れ惚れしてしまう。映画化が決まっていますが、映画館で見るのが本当に心の底から楽しみ。映画館では絶叫しないように気を付けます。あとキャラクターも皆良いですね。CV.佐倉綾音のキャラを好きになったのはコレが多分生涯2回目です(1回目は狛井蓮季ちゃんです)。

とにかく見ていて気持ちのいいアニメだった。終わってはいないと思うのでこの評価に置いておきます。映画に期待です。映画前にもう一回絶対見るぞ~!

A+:86-エイティシックスー

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あまり大きな声を出しては言えないのですが、私「差別」という概念が好きなのです。なので、こうした差別を大々的に出してくる作品には興味を抱かずにはいられないという所がありました。
共和国根底にある86への強い差別意識やミリーゼ少佐の友人の過去(そんな差別意識は無かったのに86差別の同調圧力に流されて差別的発言をして疎遠になった過去、非常にクールだった)差別描写はメチャクチャリアルで良かった。差別って、周りに差別している人がいたり、そんな社会風潮が出来上がった瞬間にそうなってしまう、人間の大変興味深い習性を簡潔に描いており、大変素晴らしかったと思います。

それだけではなく、86サイドの日常と非日常のアンバランス感、ミリーゼ少佐の苦悩、最終盤の「愉快なハイキング」も良かった。特に最終盤は私の好きな「少女終末旅行」のような、つまり微かな期待はあるけれど基本どうしようもないほのぼの旅っぽくてとても好みだった。終わり方はかなりビターで悲しかった。2クール目があるらしいけど、何をやるんでしょうか...…。

A+:不滅のあなたへ

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20話構成の内、キリの良い所で1クール目が終わったので。

コレはビビるほど面白い。マーチの話もグーグーの話も、久しぶりにテレビアニメで涙が出そうになった。特にグーグーが辛かった。グーグーって結構長いことフシと一緒にいたから視聴者の僕もその分愛着が湧いちゃったんだけど、あんな切ない別れ方は悲しくなります。リーンちゃんのことを想うと。。。。。。。。。。。。こんな話だから視聴カロリーは今期一。気合い入れて見るくらいがちょうどいいですね。
OP見る感じ、次の話は辛いというよりエグそう。本当は1クール目で切ったほうが幸せなのかもしれません。

A+:シャドーハウス

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萌え・ストーリー・設定、どれも高いレベルにいる良いアニメだった。10億人くらい思っていることだと思うけど、この作品は序盤のキャラ紹介のようなパートよりは中終盤の「お披露目」パートが凄い面白かった。

もちろんこの作品はエミリコ・ケイトのパートナーが萌えなことに文句はないと思うんだけど、序盤中盤終盤とショーン・ジョンも良いキャラをしていた。特にショーンは夜勤の時もお披露目の時も良い具合にカッコよかった。最初はぶっちゃけエミリコだけのアニメだと思っていたんだけど、ココまで面白いと思えたのはエミリコだけじゃなかったことも大きな要因であると思います。
どうやらコレは終盤ややアニオリ要素があったらしいけどあまり変な展開もなかったし良かったんだと思う。2期、期待しております。

A:該当作品無し

上述の通り

A-:Vivy -Fluorite Eye's Song-

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何故かイマイチ突き刺さらなかった。それが結構悔しい。原因を考えるとすると、かなり喋りでの情報伝達が多くて一度で理解するのはリアルタイム勢では難しかった点が挙げられるかなと思っている。特に個人的には宇宙船の回と婚約者になったAIの回、あとオフィーリアの回が顕著だったと思う。特にオフィーリアの回は結構「え!?」ってなるトンデモ展開が多くて(男がAI?になっていた!って所が今でもよくわかっていない)、アレは配信・録画で整理しながら見ないと面白さが半減すると思った。

あと、情報量が多かったことと繋がるんだけど、長月達平(脚本)のツイートを見ないとこのアニメを理解するのが難しい(それだけアニメに収めるには情報量・意味深な演出が多い)という印象にあった。長くなるので具体例は書きませんが、最終回が特にそんな感じだったと思う。

ただ、ほぼ毎話最後はメチャクチャ凄かった思い出。飛行機墜落の回、手刀でAIの首飛ばす回、博士?が絶望して自殺する回、オフィーリア(アントニオ)のアレ、平穏な生活になったと思ったらまたAIが暴走した回など。ソラで言えるくらいには印象に残ってるし、やっぱり面白かったとは思う。なのでこの評価に置いています。

A-:ゾンビランドサガ リベンジ

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コレもあまり大きな声では言えないんだけど、少し個人的には微妙だった。最終話のQueen@ライブエイドみたいなライブシーンが無かったらワンランク評価を下げていたかもしれない、というくらい。

具体的に、と言われると難しいんだけど何かこの作品にしては普通だな、という印象が結構あった。水野愛と紺野純子の話は面白かったけど、二階堂サキ(かわいい)の回、星川リリィの回、花澤香菜の回、佐賀事変とかは「まあ、面白かったのかな~...…?」という程度になっていた。メッチャ面白い(という記憶にある)1期と比べるのは酷だけど、僕の直感ではそこまで面白いとは感じなかった。
ふわっとした言い方しか出来なくて恐縮なんだけど、先述した通り最終話のライブは没入出来たしメッチャ良かったと思う。最後は続編を匂わせる終わり方だったけど、それが面白くなるかはやや懐疑的。

B+:MARS RED

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前回書いたところでは要注目としたこの作品。じゃあ最後までどうだったのかと言うと、まあそんな大絶賛するほど伸びたわけではなかったかなという感じ。それでもやっぱり思っていた以上に面白くなってくれて満足度は高い。
前回書いた時は多分山上さんが蒸発したかそこらで書いたと思うんだけど、あの話は凄い良かったし悲しかった。後、最終話に今まで血を吸っても飲んでも来なかったっぽい栗栖くんが恋人の血をすすって覚醒するという辺りも好き。ただ謎の西洋人が好き勝手していく辺りから少し微妙に感じた。一応伏線みたいなのはあったから唐突では無かったと思うけど、特務隊が全然出てこなかったからかな。
元は朗読劇らしく、最終回も何かそんな感じで終わったのが好印象だった。雰囲気が良い良アニメであることは確かだと思っております。

B+:灼熱カバディ

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シンプルな部活モノで、ギャグみたいにカバディをするのではなく真剣にカバディに取り組んでいてとても面白かったと思う。

では何故この評価なのかと言うと、低予算感が拭えない作画コスト超節約アニメだったのがひたすら残念だったから。別に作画は崩れてなかったと思うし、作画が悪いから、というよりは動きが悪いからと言ったほうが正しいかもしれない。カバディ中、瞬間移動して「STRUGGLE!」となっていてマジでよくわからなかったし、ボイスドラマに少し絵が付いているみたいな印象があった。コレだったら多分漫画を読んだほうが面白いんだろうなあ~と思いました。

練習試合で終わるのもちょっと笑っちゃったし、2期やって全国大会(だっけ?)編があるなら見てみたいです。ただ、もうちょっと作画は何とかしてほしいかな...…。

B+:擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD

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今期シリアスなアニメといえば、コレとかVivyとか86とかMARS REDとか色々あったけど本気で一生シリアスだったのはコレくらいかもしれない。このアニメももちろん浅陽ちゃんが関わる時はややシリアスが緩和されていたけどたまに浅陽ちゃんがシリアス展開を起こすから、もう一生シリアスと言っても過言ではないと思う。

印象的な話は葛原仁の過去。アレはかなり辛くて良かった。雪村を鵺に入れた理由や最終話1人で慶喜を闇討ちした辺りもその過去から見れば深いと思う。そんな最終話もBANANA FISHみたいなエンドで、これまたビターエンドで良かった(辛いけど)。最後はエレーナの子供と浅陽を映して続編を匂わせるというか、続編があってもおかしくない終わらせ方だったけど、どうでしょうか?

まあほぼ最終話で評価を上げたものかなって思う。蒼井翔太のキャラが急におかしくなったところとかメッチャ雑に浅陽ちゃんとか人殺してたし、種崎敦美のキャラが突然最強クラスになってたのもウケた。いい最終回だったと思うので、ここに置いておきます。

B:バック・アロウ

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終始勢いで何とかしてきたアニメというイメージ。最終話もその勢いそのままに...だったが勢いつきすぎてゴールが近いことに気づけなかった、そんなアニメだと思っている。つまり、最後はキレイに終わったとは個人的には言い難く、そこがかなり不満だった。一応言っておくと、大元帥の覚醒シーンはメッチャアツかった。今までただビーム打つボタンを押していただけの人が最後の1ピースになるというのはいかにも王道展開だし、私はそういうのが好き。

ただそこからは失速というか、特に見ていて何も残らなかったというか、その場だけの勢いで何とかして話を進めていくというのが少しあったと思う。というかそれはバックアロウ全てに言えるかも。印象に残っているシーンを上げろと言われれば何個か挙げられる(姫の2重人格発覚及び解決、美少年牧場、眼鏡博士?の最期、ゼツ陛下の最強加減…など挙げればキリはない)。しかし、では面白かったシーンは?と問われると少し困る。だからこのアニメ、実はそこまで面白くなかったのかもしれない。

最初の方は「勢い草」とか言っていた俺もこの有様だし、最初からつまんね~って言いながら24話完結した人(そんな奴いるのか?)は、残念ながらその評価が覆ることはないかもしれない。そんな最終盤だった。最後はおれたた(俺たちの戦いはこれからだ!)みたいな感じで終わったし、やはり多少なりとも消化不良感は否めないと思っている。つまり、ちょっと中途半端なアニメだったかな、と思っちゃいました。

メッチャ早口で言ってそうな前文を見てもらえれば分かるかもですが、私はこのアニメを結構毎週楽しんで見てました。でも、まあこの辺の評価が妥当だろうと思っています。果たしてこの作品は面白かったのか(サブタイトル風)。結構評価は分かれそうだな、という印象です。

B:Fairy蘭丸〜あなたの心お助けします〜

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メチャクチャなアニメ。プリティーシリーズとかの監督である菱田正和さんの作品です。わたしはキンプリだけは見たことがあるのですが(何で?)、確かにこんな感じで訳分からんけど何をやってるかはわかるみたいなメチャクチャな作品だった思い出がある。

この作品はワンエグとか、あるいはワンエグが似てるまどマギとかみたいに、主人公たちは何らかの原因で病んでいる現代人を魔法とか何やらで救っていく、みたいな感じ。この作品がワンダーエッグプライオーリティに似てるって言ったら怒られるかな?わかる人にはわかってくれると思うんだけど……。まあそんなワンエグよりは明るくてメチャクチャで、楽しめました。面白かったのかはわからないけど毎週楽しめたから面白かったと思う。使い捨てキャラのゲスト声優も伊藤かな恵はじめなんだか面白いメンツだった記憶がある。プリティーリズムシリーズ、そろそろ見ようかな...…。

B:スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました

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実はこの作品結構好き。異常者扱いされるかもしれないけど、コレは何の反論もできない。

今期はほのぼのしている作品が少ない、というかシリアスな作品が多いクールであると信じて疑っていないのですが、そんな中でこういうしょうもない作品が私の中に光り輝いてしまった、というのが大きな敗因と自己分析しています(何の勝負だw)。最初はスゲークソアニメだったし、この作品は面白くないという意見は大いに分かるのですが、8話のフラットルテ(CV.和氣あず未)が脱いだくらいから急に「面白いかも」という曖昧な感情が湧いてしまい、結構良い感じの最終回を見てこの評価に決めてしまいました。

「蜘蛛アレルギー」により悠木碧の声にやや嫌悪感を抱いてしまう事、SAOもビックリの家族ごっこ、悠木碧の謎説教などを差し置いても、まあそれなりに面白かったんじゃないかなと思う。こんな作品ですら面白いと思えてしまったら、何か異常な人なんだろうな。そう思っちゃいます。

B:SHAMAN KING

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今期のリメイク枠。それなりに面白いと思うけど、それ以上の感想が特に思いつかない。「リメイク見たけどただ原作をなぞっているだけでリメイクした意味はわからない」という原作ファンっぽい人の意見をネットで見たことがあって、「悪いリメイクではないけど良いリメイクではない」という解釈で正しいと思うんだけど、まあそのくらいのアニメかなという感想。ただ旧作のOPが流れたのは結構驚いた。
今はシャーマンファイト本戦が始まるくらいだったと記憶していますが、ココから面白くなるでしょうか。どうやら全52話(=4クール)でアニメも完結しそう、らしいです

B:美少年探偵団

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実は恥ずかしながら西尾維新の作品はジャンプ本誌を読んでいた時にめだかボックスを少し読んでいたくらいなのですが、この作品は結構楽しめた。最初の瞳島眉美の問題解決、中学校カジノの問題解決はかなり面白かった。美少年探偵団のそれぞれのキャラクターも良い感じに立っていたし、何より瞳島眉美くんが萌えだな~という楽しみ方をしていたのでカジノ回は激熱だった。

じゃあ何でこの評価なのって聞かれると、そこからの回があまり面白いとは思えなかったから。俺がこの作品に冷めてしまったからか、単に本当に微妙だったのか、それはちょっとわからないです。段々年月が経つと美少年探偵団なんてものは黒歴史になっちゃうのか、と瞳島眉美が双頭院学の兄と会った時に考えていたと記憶しているのですが、もしかしたら俺はそれをリアルに感じてしまったのかもしれません。

B:やくならマグカップも(+やくもの放課後)

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内容はボチボチ面白かったと思うし、俺は割と好きだった。個人的には姫乃ちゃんが芹澤優のキャラと十子先輩との実力の差とかを感じ取って、少し部活に居づらかったことを吐露する話が結構好き。印象的な話は夢オチ・水着回と姫乃ちゃんのお母さんの作品を見る話。特に後者は日常系からは少し乖離した独特の雰囲気を醸し出していて、今期はシリアス系が多いクールってこともあって、「実はここからこのアニメもシリアスになるんか?」と少し身構えていた。そんなことはなかったんだけど、一応姫乃ちゃんのお母さんは若くして亡くなっている設定だし、日常系としてはやや重めな設定ではありますね。

もちろん当noteをご覧の方は見ていることと存じ上げますので一応実写パートにも触れておきますが、個人的にはただの声優番組を15分間テレビの前で固定されて見させられていたから辛かった。
と言いたいところなのですが……。リアルタイムで月曜アニメを見ていた人には理解してくれると思うのですが、月曜日の私のムーブは「22:30やくも(MX)⇒22:50不滅(Eテレ)⇒23:15やくもの放課後(BS11)」というムーブになっていました。つまり実写パートがあるおかげで、不滅にスムーズに移行できたうえに、不滅というやや重めなアニメを見た後にBS11で脳死で実写パートを見れたわけなのです。なので、実写パートには割と感謝しています。何なら見ていて多治見に行きたい気持ちは少し湧きましたし、田中美海ちゃんの魅力にも気づいた。よって、実写パートは個人的には嫌いというわけではないのです。だからと言って面白かったわけではありません。

何と2期が秋に放映されることが決まりまして、これはアニメだけではなく実写パートも、らしいです。……え~?

B:黒ギャルになったから親友としてみた。

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そうはならんやろ、というタイトル。そうなってるのがこの作品なんだよね。いわゆるTSモノで謎の女に不意打ち喰らって男になったり女になったりする体になったチャラ男が親友の男に発情されてセックスするっていう作品なんだけど、かなりメチャクチャで爆笑できる。ちなみに、意外とエロい。コレは大別すればBLだと思うんだけど(男同士でセックスしてるから)、BLも馬鹿にならんねえ……。コレって終わりですか?

不満点を強いて言えばそのTSが男でも女でも声が同じだったこと。声優さんは山本和臣というメッチャ声が高くて、「なんでここに先生が!?」の3人目の主人公(ショタ)とか「Fairy蘭丸」のバックン(あの淫獣みたいなやつ)とか色々やってる人なので女としての声も任せられるとは思えるのですが、でもやっぱり女声優のほうが良かったな~、と男の俺は思う。そこは少しだけ残念?だった。
今期はエロアニメが極小(≒異世界魔王を見ていない人)なので、少し過大評価している所はあると思います。でも俺は男だから仕方がないね。

B:ひげを剃る。そして女子高生を拾う。

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ご存知賛否両論アニメ。原作自体は結構売れているらしいのでやはり人気はあるのでしょう。個人的感想を述べるとすれば、実はまあまあ面白かったんじゃない?と思っていて、おそらくこれは見方の問題かなと思っている。

ジャンルはどれかと言われれば人間ドラマ的作品だと思うけど、僕はこの作品を「吉田がマジで手を出すのか出さないのか」という見方で見ていた。だから、3話でさゆちゃそが「抱いても良いよ」と言ったところとか最終話で「本当に抱かなくていいの?」みたいな展開は激熱になっていた。

もちろん、結論(吉田ageとか、さゆちゃそ正当化とか)ありきでそこに向けて展開が動いていく感じがあって凄い雑な印象を受けましたし(コレは原作がそうだったのかはわからない)、そもそも視覚的な情報としての作画が段々息切れしていたし、絶賛することはやはり難しいかとは思う。
多分この作品を「まあ下痢だね~」と思えるのは後藤部長とか三島とかのサブキャラ(こいつ等マジで何?)が普通に何のためにいたのかよくわからん女だったこととか、北海道に行くときのガチで頭痛がする展開とか、なろうみたいな主人公ageが目に付くからではないだろうかと勝手に分析している。それらは全部、その通りだと思う。

この評価に置けているのはただ単に僕がそこそこ楽しめたから。あと、こういう作品を楽しめたからという些細な喜びから。そんなもんですよね、アニメの評価なんて(急に何の話?)。

B-:さよなら私のクラマー

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途中までは本当に何の印象にも残らないレベルのアニメで、スポーツアニメでこんな何もないことってあるんだ~と思ったくらい。

一番は作画が微妙だったこと。持論ですが、スポーツアニメでは作画が良くないと結構見るのが厳しいと勝手に思い込んでいます。なぜなら、作画が一定に無ければ漫画を読むのと同等で、アニメなのに動きの脳内補完をするという意味不明なことになるからです。なろう系とかなら「まあ何かあったんだろw」って思えるけどね。後はストーリー。サッカーをするのか一般的な部活モノをするのかが中途半端な位置にあった印象です。

なんですけど、流石に最後の試合は面白かったと思う。結局はボコられたわけですが未来に希望を残す終わりという展開は好きだし、何より何かこの回だけサッカーの作画が良かった気がする。なのでココに置いておきました。
映画が本編の倍以上面白いらしい。どうせなら見たいけど、近所でやってないのがな~。。。

B-:究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら

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比較的良いほうのクソアニメという印象。最初1,2話は、オタクと見ていたというバフもあるかもしれませんが、作画も結構良くて展開も程よくメチャクチャで大変良かった印象にある。だから、割と最初は期待していた。しかし、話が進むにつれて劣化していく作画とかゴブリンイベント辺りからの展開で、個人的には結構気持ちが落ちた。つまらなかったわけではない、けど……。そんなアニメ。

このアニメはタモリ俱楽部EDからわかる通り、キャラクターがかなり良い。バカ胸がでかいレオナさん(CV.竹達彩奈)、声優のパワーを存分に生かしている作中NPCのアリシア(CV.ファイルーズあい)・ミザリサ(CV.井澤詩織)、そして純粋に萌の妹ちゃん(CV.古賀葵)と見てる人には分かると思いますがそれぞれキャラが立っています。なんだけど、基本レオナさんしか出なかったのが少し残念だった。加えて、作画がヤバくなってきた後半に全員そこそこ出始めていたのも少し残念。もうちょっと狂ったアリシアとか変な声のミザリサとか純粋な萌え妹とかを安定した作画で見たかった。

最終話も何か微妙だったし、個人的な評価はこんなところ。そんなにつまらないわけではないと思いますが、見るのは少し体力を要した。そんなアニメでした。いや、でも後半は普通に面白くなかったかもな……。

C+:バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!

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このキービジュを見てもらえれば多くの人が同じ印象を抱くと思いますが、実際そんな感じのアニメだった。

キービジュ見て女の子がスポーツを頑張る、まあウマ娘みたいな感じでしょ!と思えるけど、実際はまず惑星から集まった選りすぐりのアスリートたち(なぜか女)が超権力を持てる「宇宙撫子ーCosmo Beauty-」を目指し、崖を命綱無しで渡り、マジの海をひたすらボートで走ったり、身長を優に超すジャンプ力を要する謎の競技ハットリ、デカいボールをぶん殴ってビリヤードをするなどもうメチャクチャ。しかも「俺はしがない刑事だ(何?)」とか「私は神だ!(何?)」とか語る裏舞台とかもあって、凄い(語彙)

面白かった、と問われれば実はちょっと面白かった。まあ女の子がスポーツをやれば大抵面白いと思っている(暴論)んだけど、月の民(CV.早見沙織)とお嬢様(CV.鬼頭明里)の仲(←コレマジで神だよ)とか、根底に明るい上にカリスマ性で皆を引っ張っていく「CV.諸星すみれ」の明星かなた(見覚えあるね)など見所は結構ある、と思う。「じゃあ何でこの評価なの」と問われると、流石に下記2作品よりは面白いと思えるが、クラマー・フルダイブに並べるのはいかがなものかと思っちゃったから。こんな作品で悩んだアピールするの自分で言っててウケる
「明けの明星が宵の明星に変わる頃」、これ座右の銘にします。

C:幼なじみが絶対に負けないラブコメ

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わざわざ改めて書くまでも無いんだけど、まあ~~~凄かったよね。人類の70%くらいは伝説の3話で切ったと思うんだけど、あのおさまけダンスは本当に爆笑した。あんなシーンをテレビで見れたことは幸せだったのかもしれない。

当然この作品を語るにあたっては作画のことが大きく注目されがちな気もしますが、実はストーリーもぐっちゃぐちゃなのではと思っている。「と思っている」と言うのは途中から意識的にこのアニメを真剣に見ないようにした(真剣に見ると気が狂っちゃう気がした)からあまり理解できていない私の落ち度があるかもしれないからです。何より、普通にこの作品タイトル詐欺に近いと思う。雑なラブコメ要素が雑に入れられているだけで途中から「幼なじみと共に行く芸能界復帰」みたいな作品になっているんだよね。もう、最低。最低だよ、このアニメは

一応擁護すると、水着回はエッチだったねw
すいません、弱いオタクで...…。

C:蜘蛛ですが、何か?

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そんな今年ワーストクラス(エクスアームは殿堂入り)のアニメと双璧をなしてしまうアニメがコレ。正確には2クール目だし前期のアニメだけど、コレは2クール目から本当に最低最悪だった。

この作品を少しでも見た人はおそらく「蜘蛛がウザい・キツイ」という理由で切ったかと思うのですが、残念ながらこのアニメを最後まで見ると如何にこのアニメにおいて蜘蛛パートが良かったかという事に気づかされてしまいます。比較的マシか?と思っていた人間パートもギリギリ放映出来るか否かなレベルの作画で行われ、最終的には急ピッチで作ってそうなCGと併用する「エクスアーム式アニメーション」になっちゃった。放送延期になった最終回は、もう最高。これ以上悪くするにはラフ画を載せるくらいみたいな作画だった。よほどギリギリだったんだろうなと思うし、よく放映できたと思う。

最後、進化した蜘蛛子さん(これメッチャエッチです)、魔王アリエル、吸血鬼(赤ちゃん)、ツダケンの4人の旅が始まりそう!ってところで終わったんだけど、普通にその続きが気になってしまってツライ。クソアニメなのに続きを気にならせるの、ズルいよ。マジで



おわりに

前回はこの後に「キャラが~」とか「音楽は~」とか書いていたと思うんだけど、普通にそんなことを言える精神的時間が無いので今回は割愛させていただきました。実は前回の「キャラが~」とか「音楽は~」とかは良かったから毎期やれと言われたら、可能な限り毎期やりますが...…。

本日は七夕です。「信じた声優が全員残り半年処女のまま乗り切りますように」と天に向かって願い事を絶叫しておきました。叶いますように!

以上約14000文字強。ここまでご覧いただいた方(そんな奴いるの?)、ありがとうございました。2021夏アニメで会いましょう。目標は視聴アニメ全て完走!

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