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秋田音頭

ヤァーっとせー コリャ小便して鼻かんで来い
キタカサッサー コイサッサー コイナ

いずれこれより御免してけれだば
おみゃだば御免されな *アーソレソレ
人のナニして開げた穴こさ
ナニしに男根ガモ挿れた
*ハイ キタカサッサ コイサッサ コイナー

秋田の鮑と津軽の海鼠と
浜辺で相撲ッコとった
鮑が吸い付くキュッキュと締めたば
海鼠ッコとろけてだ

おら家の爺様と隣の婆様と
この世の名残に一発ブッぱめた
イグよイグよと気ばかり焦って
とうとう夜が明けた

自家おらえの爺ちゃ婆ちゃ
この世の名残りに一番ブ始めた
何ぼかええやら二折しなて
アネー[=嫁又は女中]水持て

おらやのばっちゃと 隣のじっちゃが
この世の名残と 一発ぶっぱめた
紙コがねえどで ぱっぱコで拭いたば
ツンタマ どげざした

おら家の姉ちゃ田の草取り行って
穴コさ泥鰌入れた
姉ちゃも姉ちゃ ドジョコもドジョッコ
あちゃこちゃぶつかって出た時ゃほんわほわ

おら家の姉ちゃん林檎コもぐどて
梯子サ足掛けた
隣の三毛猫 下から眺めて
背中サかど立てた

おら家の姉/婆ちゃ 滅多にないごど
縁側さ/縁側に 昼寝した
春風吹いてきて腰巻とんだばor春風そよそよ 腰巻ヒラヒラ
(ハーふっくらむっちり)黒猫顔出した

おら家の姉ちゃと隣のあんちゃと
囲炉裏でガモ炙り
あんちゃピクピクあねちゃパクパク
囲炉裏のアグとばす

おら家の兄ちゃと隣の姉ちゃと
梯子でブッぱじめた
気のゆく最中に片足はずして
白水しらみずふんまけたァ

隣の母ちゃん腰巻流して
ヘッペさ砂入れた
それとも知らずに ムリッと挿れたば
金玉びっこになった

県下大水だ 腰巻流れて
アンビさ 砂詰めた
それとも知らずに ムリット入れだば
ガモコの皮へげた

おら家の婆ちゃま白玉食ったば
乗りたくなってきた
上から白玉 下から金玉
腹中 玉だらけ

白玉け・くに あべ[=行かう] 白玉喰にあべ
白玉喰に行たば
上から白玉 下から金玉 
腹なか 玉だらけ

学校の先生 金玉落どして
生徒に拾われた
小使い頼んで 探しに行ったば
茄子ひで煮て喰でた

女というもの 卑しいものだよ
ガモコ(を)鵜呑みする
男というもの 馬鹿(ケ)なものだよ 
呑まれて鼻垂らす

女というもの月に七日の
障りがあるもんだ
それとも知らずに ムリッ/どっくと挿れたば
おちんち紅生姜

女という奴 純情/尋常な 顔/面して
鬼よりまだ おかね
生きたヘンノゴ 生でまぐらって
似たよなガキこしゃる

なぎら健壱

よその嬶ァすりゃ忙しいもんだと きたもんだ
湯文字 紐解く 褌はずす 入れる 持ちゃげる よがる
気をやる(紙出す) いぐ 抜ぐ 拭ぐ 
下駄めっけるやら 逃げるやら

停車場の隅コで 立ちベッコしてたば 
枕木とんできた
or
襖の陰でたずーえやってたば
グラスがとんできた
どでんびっくりググッと抜いたば 
ボヤッと湯気上がた

俺えの嬶ァ 難産したどて
やらねど抜かしゃがた
三日もあけずに ムリッと入れたば 
こいだば死んでもエ

難産した時ゃ 一生やらぬ/しない と
決心したけれどor高言抜かしやがて
三日もたたねで大きな松茸or十日もたたぬにムリツト入れたば
(はっは)コレだば死んでもええ

十四の時から 商売すれども 
こたガモ[=斯んな男根]見たこと
太くて長くて 先がでかくて 
痛くてはまらない  

お前と別れて何百辺やったども
おめより美味えガモはねえ
何度も言うよで口惜しいけんどもor何度も何度も言うよで悪りども
(アー)本当にイイ塩梅あんべえ

なってきたなってきた
何またなってきた
去年の秋から後家になったば
やりたぐ/したく なってきた

どこの女もヤル時ゃ一緒だよ
誰でも目をつぶる
隣の按摩に ぶるっと挿れたば
ギョロっと白目出す

イヤダイヤダは女の癖だよ
嘘だば袖ッコ曳いてみれor嘘だら引ぱって見れ
三尺引っ張りゃ一間も寄って来てor五寸も引ぱればニ尺も寄って来て
それでもんだから

ようようすかして/ようやく騙して 一番したれば
拭く紙 持たねがし
布団/着物の綻び ムリッと切らして
綿コで用立てた

ものにたとえて申そうならば
青葉の茹で物/茹で上げだ
入れる時にはしゃっきり/しゃきっとすれどもor入れる前だばシャキッとしてでも
出せばグンニャグニャ

とっちゃもいねどき がっちゃもいねどき
ぎっちもちぎっちもち板の間ぎっちもち
たましコ来たかと念仏コ申したら
馴染みコ夜這ァに来た

急ぐな急ぐな あんまり急ぐな 
決して急ぐでネ
あんまり急げば 本物はずして 
畳のへりつつく

十九になっても二十歳になっても
婿とる話こね
女陰アンビあっぺか穴コあべやと
試しに入れてみた

十九になっても二十はたちになっても
聟とる話コねい
オライナ者[=私のような者]でも持つもの持たねば
腹按配穴按配本当でねい

おめこ臭えのは おめこの堕落だ
洗えばなんとも無
おめこの大きのは洗たてダメダメ
それだば親譲り

俺ほの踊り子十八なたども 
腰巻きたった一枚いちめ
あんまり踊たば 腰巻やぶれて 
穴から穴出はた

竹にて雀が姿しなよく止まって
チュンチュン バッタバタ
在郷ざいごの若衆 姉コさ見たら
したくてバッタバタ

みゃがたお前がた 踊りコ見るたて 
あんまり/決して 立て見るな
立っていいのは 電信柱と 
あんちゃのガモばかり

馬鹿な/馬鹿気たあんちゃ櫓の上で
音頭の地口/拍子とる
賢い兄ちゃ(は) 櫓の下(コ)で
三つも やったべし/やったべせ

こら何ボかええやら爺っちゃの色事は
ハメたまんまでそろりそろりと
鶏の鳴くまで
ちっとも気がゆかぬ

折だれた品物 ブラブラ下げて 
骨接ぎ医者さ行た
医者どの骨接ぎ ヘノコに骨ねェ 
とってもヤじゃねでャ

俺ほの笛吹き 六十になたども 
まだまだ聞が若い
夜這いに行ぐどて二階にげから落ちだば
ケッペの骨折だた

俺ほの親方 脚気の妙薬 
女のアンペ舐めた
女ゴも女ゴ 親父も親父 
舐めたし舐めさせた

烏帽子 直垂 りっぱに見せかけ
天神様のよだ
嬶と寝るときゃ やっぱりああして
りっぱで おしゃべえか

去年も不作 今年も不作 
その後何とする
米買った残りで腰巻/ズロースこ買わねば
穴から穴コ  る/出はる

へっこの質入れ質屋さ流して
質屋じゃ大困り
利息稼いでも へんのこ食わなきゃ
夜中に暴れだす

あの税この税 役場の税たら
息つく暇もねエ
(そんなこと思へば)あるものブチ売って
酒買って まぐらって
ヘコ[=交接]して死んだ方がえ

巡査が来たたて 消防衆来たたて 
ちっともおっかなぐね
えーごどしねたて 悪いごどさねば
でっきりおっかなぐね

爺さまと婆さまの色事みてえな 
バルチック艦隊は
行くのくるのと掛け声ばかりで 
とうとう夜が明けた

拭いて拭いてしっかり紙はさめ
又拭きなおして
そろりと入れるは
蒔絵のお重箱

一助ニ助隣りの三助
お前また何んだけナ
人の骨折てあけた穴コさ
何しにガモ入れた

良いとこ見付けた間男見付けた
七両二分よこせ
七両二分なら今でもやるから
さっさと嬶渡せ

いんない峠で センズリかいたば
横手さぶんぬげた
横手横町 今朝まで火事だっけ
ガモコのつゆで消えた

いれて❤️