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2020/9/21 常念岳【常念岳ー大天井岳-常念岳】(2日目)

前回からの続き

目が覚めると(夜中何回も起きたけど)、Khufuがあったので少し安心。

前の日は、体調が悪くなってしまって帰ろうかと思っていたのもあって、遅めの起床

4時ごろ目が覚めた時、「撤収が早い人いるな~」って思ったけど、5時過ぎると明るくなってきて、5時30分にはもうこんなに明るい。

せっかく山登りに来ているのに、歩ける時間帯に出発出来ていないのは、なんか寝坊した気分。

テント泊初めてまだ3年目(山登り始めて4年目)だから塩梅がわからなかったけど、御来光見るとか目的がなければ、歩いているうちに明るくなる時間に出発するのが丁度良いと思いました。

朝は火器使うのが手間なので、シリアルを食べてます。ジップロックの中にシリアルとスティックカフェオレを入れておいて、食べる時に水を入れて振るだけでおいしく食べられます(画像を撮り忘れたので、撮ったらあげます)

フルグラのざく切りいちごが美味しい。

エネルギー補給したら出発。

横通岳方面へ

登り始めの地点はハイマツ帯で、間を抜けていきます。
背丈も高いので、展望はなかったです。

ハイマツ帯を抜けて振り返る

常念岳の存在感を感じます。

槍穂高もばっちり

綺麗なコントラストだったので、思わずパシャリ。

ハイマツ帯を完全に抜けて左を見ると、槍穂高が綺麗に見えました。

前日知り合った人が言っていた通り、横通岳頂上付近から見る槍穂高は全体が見渡せて、手前の山々も相まって、山の迫力を感じることが出来ました。

前を向いて先に進みます。

岩がごろごろしてます。

雲海

左手に槍穂高

横通岳を通過したあたりから、気持ちいい稜線が続いていて、景色が素晴らしい。

稜線右手

稜線左手にはずっと槍穂高

しばらく進むとハイマツが出てきました。

だんだんハイマツが高くなって来て、間を抜ける感じになります。

山の左側のくぼんだあたり、峠を超えます

峠の前に岩場がありました。

岩場を抜けて、少し登ると峠に出ました。
大天井岳方面の標識。
一本道なので迷わないです。

終始、槍穂高が綺麗に見えるので、何回も撮ってしまう。

再び前を向いて進みます。

ここからちょっと歩くんですが、人が多くて写真撮りませんでした。

写真真ん中、もう少し歩いた先に大天荘。

ずっと開けた稜線だったので、景色を見てると癒やされました。

大天荘が近づいてきました。

そして

大天荘に着いた。

前日宿泊して出発する人、他の山から来て大天井岳山頂に登る人。
朝の8時なのに(というのもおかしいのかもしれないけど)、沢山の人が居ました。

↑燕岳方面

↑上の写真から右にカメラを向けた風景

三股戻る計画だと無理があったんですが、見晴らしが良くて

「今日はここでテン泊したいな」

と思うほど綺麗。

上限50張だから取るの難しそうだけど、また来たとき泊まります

大天荘に着いたとき

「山頂行くので、ここ使って下さい」

ってテーブルを譲ってくれた優しい人が居ました。

OMMザックの登山慣れした感じ。

(山男は違うな〜)

と思いながら、

「自分山頂にすぐ行くので、大丈夫ですよ」

と言ったら

「自分も行きますよ」

とのこと。丁度出発するタイミングだったようで、そのまま山頂方面に行ってしまいました。

自分はと言うと

「泊まりたいな〜、泊まりたいな〜」

と言う欲を抑えながら、大天荘を見学。室内も綺麗で小屋泊も良さそう。

一通り見て気が済んだら、大天井岳山頂へ

小屋の横に登りの登山道があって、岩場を登っていきます。登山道が目立たなすぎて、ロスト(笑)。道じゃないところを登ってました。

10分ほど歩いたら山頂です。

山頂からの風景。やっぱり、槍ヶ岳は目立つし綺麗。

山頂に着くと、さっきのOMM素敵山男さんが居ました。
簡易三脚を使って撮り慣れた感じ。

撮影中申し訳ないなと思いながらも、一息ついたところで

「写真お願いしてもいいですか」

と言ったら

「いいですよ。槍後ろでいいですか」

と。

やっぱり、違う。OMM素敵山男さん。

撮ってもらいました。

お礼を言って、看板を離れのんびりしていると他の人の写真も撮っていました。

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他の人「私もお願いしていいですか!?」

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素敵山男さん「いいですよ。自分も撮ってもらうことありますし、お互い様ですから」

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モテるだろうな。いいな、そんな性格。

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しばらくのんびりしていたら体が冷えて来たので帰ろうとしたら、素敵山男さんが三脚置いて自撮りしていました。
手伝おうかと思ったけど、そういう人は撮り方にこだわりがありそうなので、

「写真ありがとうございました」

とお礼を言って山頂を後にしました。

家に帰ってきてから#大天井岳 でインスタグラムを見てたら、素敵山男さんのアカウントが出て来て、槍ヶ岳をバックにジャンプしてる写真を載せてました。
やっぱり、撮りたい写真があったみたいですね。

OMM素敵山男インスタグラマー。

肩書が盛りだくさんだ。

こんなこと言ってるけど、爽やかで礼儀正しくて服もかっこよくて話も面白くて、本当にとても良い人でした。

どこに行っても礼儀正しく、人間性のあるそういう人になりたいです。

さて、帰ろう。

そうそう、大天荘から山頂途中までこんな感じの岩場。

天気がサイコー。

写真がないのでもう一回同じ大天荘の写真。

やっぱり、ここは気持ちいい。

20分くらいぼーっとしてたら、9時になってしまったので、そろそろ帰ろう。

早歩きで2時間。昨日は11時には常念小屋のテン場が混み始めてしまったから、早く戻らないと。

また来ます。

そう思って、来た道を戻りました。

相変わらずのいい天気。だけどちょっと雲が出てきたかな。

2時間歩いてきっちり戻ってきました。
常念小屋に戻ると、そんなに混んでない。

やっぱり連休初日が混むだけなのか。

今日もKhufu(当たり前)
ばっちり張れたかな。

うん。いい天気。

数時間後。。。

見えない。。。

帰る途中に雲があったから、やっぱり天気悪いのね。

そう言えば常念小屋に着いたとき、こんな感じの雲があった↓

それに、今日はツェルトと軽量テントが多かったな。

テントを立ててしばらくすると風が強くなって来て、今日も「空さんこんにちは」しないか心配になりました。

やることもないので、少し歩きます。

アンテナ

今日はトレラン集団が居たんですが、風が強いのと視界が悪いので停滞してました。
こんな高いところで走ってるなんてすごいな。

テントに戻ります。

そうしたらさ、

「ここ良くない」

「こんないいところ空いてるんだ」

って3人組が自分の前にテントを張ろうとしてました。

少し疲れたのでテントの中で横になってると

A「あ、あれ、下に敷くやつ忘れた!」
B「なんですか!?それ」
A「テントの下に一枚敷くんだよ。やべー何してるんだろ」

風が強い。

A「まあいいか」

B「テントどう立てるんですか」  ←:(・・;)

A「まず、広げて、つなげたポールを通す。風強いな。とりあえずペグ打つのは後でもいいか」

あまり立てたことない人たちでした。

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A「あーーーーー!」

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ドンッ

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おいおい、今自分のテントになんか当たったよ。マジかよ。壊れたらどうするんだよ。

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と思って外を覗くとさっきの人たちのテントが吹っ飛んで来ました  ←(ーー;)
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いや、この強風でペグダウンしないからだよ。しかもうるさい。(風も強くて視界悪くて本当に天気が良くなかったので、テント壊れたらどうしてくれるんだとイライラしてました)

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でもさ、こんなに騒がしいくて危ないのに、誰ひとり手伝ってあげないのがなんか冷たいなって。

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みんな他人事。
もしかしたら自分の所に吹き飛んで来るかもしれないのに。

普通に生活してるとみんな他人に無関心だけど、山の上でも集団心理は変わらないのかもしれない。

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まあ、自分が死ぬかもしれないのもあってちょっと手伝いました。

モンベルのステラリッジは立てたことなくて、自分もはKhufuの他はフライ・インナーが一体型のゼログラムのエルチャルテンしか持ってないから、手探り。

テントの立て方は基本みんな一緒だと思うので、周りに立ってるステラリッジを見ながら立てました。

「初めて立てるんですか!?」

「2回目なんですよ」 ←(・・;

(あれ!?教えてなかったっけ!?)

「そうなんですね。自分このタイプ立てたことないので手探りなんですが、これで大丈夫なはずです」

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まあ、フライが少しズレましたけど(笑)、使える。
それに、自分が持ってないテントを立てられたのですごく勉強になりました。

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「練習してきてよ」と少しイライラが残りながらテントに戻って少し横になりました。

目が覚めると16時になっていたので、夕食

カレーリゾッタとなめこ汁。

味濃いめ+味濃いめ。
疲れた体に染みますね(笑)


リゾッタはお湯を入れて3分で出来上がるので、待たずに食べられるのでいつも持っていきます。

カレーは初挑戦(だったと思う)なんですが、カレーピラフみたいな感じで美味しい。
なめこ汁も初挑戦だったんですが美味しくて、白米入れておじやにしてもいいかもしれないです。

「すみません」

(声が聞こえる〜)

「すみません」

(ん!?自分かっ)

テントの外から話しかけて来る人が居ました。

入口のジッパーを下ろすと。

「昼間テントを立てて頂いたので、肉を焼いたのでよかったら食べてください」

って貰いました。
夕飯がいきなり豪華に(笑)

「いえ、きちんと立って良かったです。こちらこそありがとうございます」

と、お礼を言って貰いました。

いつもULスタイルなんですが、こうやって食事をリッチにするのも悪くないかも。

手伝ったから学べたいいこと。

だけど、肉持ってきてくれた人は立ててあげた人の友人←

お腹いっぱいになって、しばらくすると周りも暗くなってきたのでそろそろ寝ます

いやー、ガスってる。

19時。ちょっと早いけど就寝。

つづく

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