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2020/9/22 常念岳【常念岳ー蝶ヶ岳ー三股】(3日目)

前回からの続き

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前日の反省を活かして、今日は4時に起き。

4時半には出発出来るかな。

前日と一緒で、スティックカフェオレとシリアルを入れたジップロックに水を入れて、簡単に朝食を取りました。

昨日の朝はテントが結露していなかったから撤収はすぐできるな〜と思っていたけど、今日は夜露がびっしり(・・;)

一昨日の夜はテントと地面の隙間から風が入って寒かった。
だから、昨日はテントと地面が離れないように設営。
熱がこもったかな。

↑昨日立てた時撮った写真

撤収も考えて設営しなきゃいけないな〜と勉強になりました。

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結露対策にスポンジ持っていったけど、水を吸い取ってくれないので諦めてそのまま畳みました。

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テントがビショビョで、グラウンドシートがグチョグチョ(笑)
今日は下山だし適当に仕舞う。

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予想外の結露のせいで、出発は4:50。
そこそこタイムロス。
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さて、出発。

常念岳山頂を見るともう登り出している人が。
そりゃそうか。自分も急ごう。

↑ぶれた

5時近くなると、空が白み始めてきました。(安曇野市街方面(東側))

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さて、山頂を目指します。
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常念小屋の前には、テントエリアに収まり切らなかった人たちのテントが。
テント場が定員オーバーなのね。
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そうそう、常念小屋の人は優しかった。
体力なくなって予約なしで宿泊受付してた人も断らずに受け入れていました。
ただ、「体力は考えて登ってきてください」ってお叱りしてましたけど(笑)
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蝶ヶ岳ヒュッテの方は登山口が近いからなのか、予約なしは一切受け付けてなかったから、小屋によって違うんですね。
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昨日のテント設営出来なかった人もそうだけど、死んだらどうするんだろう。
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生活してて突然倒れても、誰かが119番してくれる。病院に運ばれる。
そうすれば手当を受けて一命を取り留めるかもしれない。
街だと守られてるけど、山に登ったら少しは自力でなんとかしようよ。
対処考えとくとか、引き返すとか。

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さて、常念小屋の前を通り過ぎ、常念岳に登ります。
常念岳は急な岩場。
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昼間は良かったけど、岩場の登山道は暗いと迷う。
目印が見えないし、ただ岩が重なってるように見えて、道がはっきりしない。
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自分のヘッドライトはそんなに明るくないから全然使い物にならなかった。
降りたらもっと明るいの買おう。
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何度もロストしたんですが、岩場だから道じゃなくても登れちゃって、登っているとまた登山道に戻れます。
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振り返ると、続々登ってきます。
少し明るくなってきました。

↑横通岳

山頂向かって右を見ると槍ヶ岳。
今日は晴れそう。

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少し登って左を見ると、雲海が凄い!

どんどん進みます。
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常念岳はコースタイムしか調べてなかったですけど、急坂が多くて登るのが大変。

山頂に近づくにつれ、明るさが増してきます。

登りが辛い。辛くて、写真撮れない(笑)

結構登ってやっと1枚↑ 

槍が赤く染まって綺麗でした。

ご来光。
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と同時に、自分のミラーレスカメラは寒さで御臨終。。。
電池あるはずなのに、電源つかない(笑)
やっぱり、寒さ対策しとかないとだめか。
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もうすぐ山頂です。

槍が燃えてる。

ん!?あれ!?カメラ死んだんじゃ...
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そうです。写真は皆さんお持ちであろうスマホで撮りました。
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7月にoppo reno3 5gに変えたんですが、結構綺麗に撮れる。

↑山頂から(コントラストが鮮やか)
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スマホでも全然いける。
ミラーレスの重さ400gは削れる。
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でも、自分はピントリングですぐ画角調整出来る方がストレスないから、ミラーレスの方がいいな。。
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山頂からの写真まだまだ続きます。

槍↑(西)

穂高↑(南西)

これから向かう蝶ヶ岳↑(南)

日が登りました。
写真にも写ってる通り、ご来光の写真を撮るために早く登る人が多かったのか。
山頂も密なので、早めに出発しました。

山頂から少し下ってこの景色。
かっこいい!
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この先進みます。
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岩場が続いていて、急でした。
少し平たくなったところで写真を1枚。

この稜線を歩いていきます。
なんか、わくわく。

左(東側)を見ると、太陽が凄く綺麗。
見える稜線は、1日目に登ってきた前常念方面。

前を向くと山肌を赤くする太陽の光と反対側の緑の草木のコントラストが綺麗でまた撮っちゃいました。
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「ここはもう一度来たい」
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と思える場所です。
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右(西側)には槍
うん。当たり前。

そして穂高

降りてきたのはこんな岩場。
これがずっと続くから結構危ない。
さて、気をつけて進みます。

みんなご来光の写真撮ってるからまだ山頂にいて、この通り自分の前には人がいない。
この風景を独り占めできました。
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早めに出発するといいかも。
進みます。

大きくて凄いなって思って撮ってみた。
今思うとオベリスクみたいだ。

↑鳳凰三山の地蔵岳(2年前の夏に行った)

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さあ、進もう。
あ、人がいた。

岩の切れ目から左(東側)を見ると

綺麗な雲海。

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ちょっと進んでパシャリ

いや〜まだまだ先は長い。

雲海。

岩だらけ。

目印があって、お気持ちがありがたい。

この稜線最高!ヤッホー稜線!
右(西側)を見ると。

草原どーん。
岩がいいのか、草がいいのかはっきりしない山です。←意味わからん。

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しばらく進むと、人を見かけるようになりました。

さっきの写真の女性1人、男女ペア1組、男2人女2人のグループ。

グループの4人は山岳部のような雰囲気で、大きな荷物を背負って、隊列組みながら声掛けしつつ、急坂を下っていました。

先頭の男の人は自分よりも年下なのかな、顔つきが若かったんですが、追い越す時「ありがとうございます」ってお礼言ったら、目をみて黙ってうなずき返してくれました。

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静かな山男って感じがかっこいいなと思いつつ、返事してくれると嬉しかったなと思いつつ(笑)

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あまりの急坂で滑りながら降りました。

4人グループを追い越した後は、激下りからの激登り。

激登りの先は、山と高原地図だと2512mで、ちょっと行くと○

岩で道がはっきりしなくて明るいのにロストしました(笑)

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登り切って後ろを振り返ると

常念岳(左)
こう見てみると、こんなとこ歩けるの?って言う稜線だけど、見てると綺麗だよね。

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登ったのにまた、降りる。

そして、降りたら登り返す。やばいぜ常念。

登り返しのところは草地になっていて、中に入るとこんな感じ

岩に草木に、自然豊か。

日も高くなってきた。

日が当たらないせいで、ちょっとひんやり。

どんどん登ります。

木の間から蝶ヶ岳が見えました。

お盆に来たときはガスってて何も見えなかったけど、蝶ヶ岳ってこんなところなんですね。

少し進んだ先に男の人が休んでいたので、

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「こんにちは」

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と挨拶したら。

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「びっくりした~」

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と言われました。確かに凄く静かで誰も居ないところに出てきたからびっくりしたのかも。

「ここまでどれくらいかかった?」

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「2時間くらいです」

と答えたら。

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「早っ!」

って驚かれました(笑)

普通に歩くとコースタイムで3時間くらいなんですけど、汗をかかないように少し抑え気味に歩いたのもあって、あまり自覚がなかったんですが、やっぱり早いのか。

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三股には11時過ぎに降りたかったから、常念小屋から5時間で三股に行かないとと思って、ハイペースで歩いてきました。

このコースだと8時間30分コースだから、0.7掛けでも6時間。見積もっても11時だけと、風呂入って家に帰るの考えると、10時には三股に着きたいな。

5時間で行くには、さらにペース上げないとだめでした。そして、結果無理でした(笑)

樹林帯を進みます。肌寒いのに、ハイペース歩いているから服の中が蒸す。

登り返し終わり。2592m

ここを出発するとすぐに男の人とすれ違ったんですが、山と道のminiを背負ってました。

その後、お母さんと小学1年生くらいの女の子の親子2人組とすれ違ったんですが、お母さんは山と道Three、女の子はmini。

山道率高くなってますね。

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お母さん「この先まだ寒いですか」

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自分「結構冷えますね」

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お母さん「じゃあ、まだウィンドシェル脱げないか。ありがとうございます。」

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自分「先長いので、頑張ってください」

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自分も頑張って早く進もう。

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見てください。今下ってるんですが、その先山がありますよ。また、登り返しますよ。

とんがっているのが蝶槍(2664.5m)。

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景色はいいけど、意外ときついな。

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2592ピークから先はしばらくこんな感じで、草地を進みます。

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下り切ったあたりだったかな、池塘が綺麗です。

登り返しは樹林帯。登るぜ樹林帯。

↑木の切れ間からの槍ヶ岳

ここら辺まで来ると、蝶ヶ岳を出発した人たちを見るようになって、すれ違い、たまに追い越しをしていたら写真が撮れず、

樹林帯抜けた。

槍穂高が超綺麗。

反対側(東側)は緑が綺麗。

続いて穂高。

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登りました蝶槍!

蝶槍からの槍穂高。

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蝶槍の上は狭いんですが、もう人がたくさんいて、山ガールが写真撮ってました。

写真撮り終わるのを待ってから、

「すみません、看板撮っていいですか。」

と声を掛けたら、

「あなた、一緒に入らなくていいの。私撮ってあげるから」

と言ってもらえました。

「ありがとうございました」

とお礼を言ったら、

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「登らなくていいのっ!?」

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って続けてアシストいただきました(笑)

一人じゃ撮れないから、ありがたかったです。

右手手袋してないのはスマホで写真撮りやすいようにって思った方。

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すみません、風に吹き飛ばされただけです。それも、1日目に。

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人が多かったので、

「ありがとうございました。」

と山ガールさんにお礼を言ってすぐ出発しました。

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ここでGARMIN FENIX 3Jさんが御臨終いたしました。

50時間使えるはずだけど、待機時間も含めたら3日は持たないんですね。

次からは充電器持ってきます。

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そして、蝶槍から蝶ヶ岳までが、絶景なんです。

ここまで来ると、蝶ヶ岳ヒュッテが近いので、人が大勢いました。

ぶらぶら散歩してる人、これから常念行く人。のんびりしてたり、先を急いだりいろんな人たちがいるんだな~って。

蝶ヶ岳だと三股から登りで3~4時間だし、ヒュッテ泊まってぶらぶらするのも楽しいかもしれない。

こんな絶景ならずっと見ていたい。

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景色が綺麗だから、ここでしばらくぼーっとしてました。

急いでるのを忘れるくらい、綺麗なところ。

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人が多いとゆっくりできないので、蝶ヶ岳ヒュッテに行きます。

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蝶ヶ岳ヒュッテは、受付で熊鈴を鳴らしてスタッフを呼ぶタイプ。

誰も近くにいなかったので、熊鈴を鳴らしていたけど誰も来ない。

寄ってこないのは熊だけじゃないのか。。。

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結局「すみませ~ん」と呼んでも来なかったので、一回退散。

外のトイレに入って戻ってくると、スタッフがお客さんと話してました。

ハキハキした女性の方で、気さくそうなひとでした。

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話が終わった後、カフェオレ(400円だたかな)を頼んで飲みました。

砂糖はセルフサービス。いつもは入れないんだけど、甘いのが飲みたかったからスティック1本だけ。

ちょっとぬるいけど(笑)、おいしい。

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そうそう、ここは三股登山口の入口でもある「ほりでーゆ~四季の郷」の日帰り入浴割引券をくれるんです。

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受付に置いてあるわけじゃないので、スタッフに言うと渡してくれます。

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今日はもらってきました。

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カフェオレを飲み終わったらすぐ出発。

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テント場では撤収している人たちがいました。

その横を通り過ぎ、蝶ヶ岳山頂に。

oppo reno3 5gはパノラマ撮影もできるみたい。

180°近く納めました。

ここは本当に絶景。蝶ヶ岳登ってゆっくりプランは最高かもしれない。三股と反対側にも降りられて、そこは上高地につながっているから、上高地泊もできる。

最高か。

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絶景は蝶槍で堪能したのですぐ切り上げて、三股に向けて進みます。

お盆から1カ月に2回も来ました。

お世話になりました。

常念岳が見える。この先は樹林帯。景色はそんなじゃないからハイペースで下ろう。

そろそろ大丈夫かなと思って、ミラーレスを起動したらつかない。

電池がだめなのかなと思って取り出して、握って少し温めたら電源が付きました。

ここからはミラーレス写真。

蝶ヶ岳ヒュッテからかな、下る人が多くてこの先から少し渋滞しました。

吊り橋。一人ずつ渡ります。

吊り橋から。川が綺麗

そろそろ着きます。

ここら辺のコースはお盆に来た時写真を撮ったので、後で上げようと思います。

川が澄んでいて、苔もあって歩いてて気持ちいいです。

ここを降りると指導所

橋の上から

到着!長かった。

三股駐車場から登山道への入口

GARMINがお亡くなりになってから、スマホのストップウォッチを使っていたんですが、蝶槍から3時間、

合計6時間くらい。

結局、到着は11時前になってしまいました。

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今回の常念岳は天気に恵まれて、槍ヶ岳の絶景を3日間楽しむことができました。

体調不良で燕岳に行けなかったし、大天荘にも泊まれなかったのが心残りでしたが、歩き甲斐のあるコースで十分満足でした。

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今度は蝶ヶ岳ヒュッテでゆっくりしに来ようかな。

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帰りはほりでーゆ~で汗を流して帰りました。

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終わり

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