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古今集巻第十一 恋歌一 533番

題しらず

よみ人しらず

あしがものさわぐ入江の白波のしらずや人をかくこひむとは



題しらず
よみ人しらず
葦の生えた水辺にいる鴨が鳴きさわぐ入江の白波の、静かに波が立つように知らないうちに、あの人にこんなに鴨が騒ぐような激しい恋をするとは思わなかった

上の句はしらずを言うための掛詞です。白波と知らずが音で繋がっています。

#古今集 , #恋歌一 , #葦鴨 , #入江 , #白波

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