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古今集巻第十二 恋歌二 586番

題しらず

ただみね

秋風にかきなす琴の声にさへはかなく人のこひしかるらむ


題知らず
壬生忠岑
秋風の吹く中で一人かき鳴らす琴の音にさえ、どうしようもなくあの人が恋しく感じるものだ

琴を弾いて心を集中させようとしたけれども、琴の音にもあの人を思い出す、という歌です。
相手に送った歌だとすれば、琴も弾けるんですという自分の風流さを伝えてもいます。

#古今集 , #恋歌二 , #壬生忠岑 , #秋風 , #琴の声

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