古今集巻第十二 恋歌二 582番
これさだのみこの家の歌合のうた
よみ人しらず
秋なれば山とよむまでなく鹿に我おとらめやひとりぬる夜は
是貞親王の家の歌合わせの歌
詠み人知らず
秋なので山に響くほどにまで鳴く鹿に、わたしは劣るだろうか、ひとり寝る夜は
「秋なれば山響むまで鳴く鹿に我劣らめや一人寝る夜は」です。秋の山では雄鹿が妻を求めて鳴きます。
是貞親王は光孝天皇の息子さん、宇多天皇のお兄さんで、歌合を開きました。
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