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古今集巻第十六 哀傷歌 855番

題しらず

よみ人しらず

なき人のやどにかよはばほととぎすかけて音にのみなくと告げなむ

題知らず
詠み人知らず
亡くなった人の家に通うのならば、ほととぎす、心にかけて、わたしは声に出して泣いてばかりいる、と告げてほしい

ほととぎすは、冥途に通う鳥と考えられているそうです。ほととぎすに、亡くなった人のあの世の家に行って、残された私は泣いてばかりだと、伝えて来てくれと頼んでいます。
女性の歌のように思います。

#古今集 , #哀傷歌 , #ほととぎす

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