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山之内すずが新垣結衣になる日

人前で言いそうにない話なので、ここに書いておく。

かつて、平成教育予備校というクイズ番組があった。単発のスペシャル・平成教育委員会が日曜夜のレギュラー番組になったのが2005年のことだったか。高島彩が局アナとして司会をやっていたから、フジテレビだった。

そこで、私はある芸能人に一目惚れをした。

そう、当時16歳、高校生モデルという肩書で参加していた新垣結衣である。まだガッキーのあだ名があるんだかないんだかの段階だったが、かなり大人びて見えたのをおぼえている。

そこで大したブレイクはなく、同年のドラゴン桜でそこそこ名前が売れ、翌年のポッキーのCM等で大ブレイクすることになる。

コンスタントにドラマに出演することになるけど、徐々に演技力を身に着け、年相応に大人の演技をする女優になっていった。落ち着きがあるが一気に爆発するタイミング(演技)がある役がはまる。例えばリーガルハイ。例えば掟上今日子。例えば森山みくり。

押しも押されもせぬ女優の地位を築いた新垣結衣も30歳を越え、結婚をすることになり、ここ1週間ニュースで取り上げるのはそのことで、そこまで人気があったのかと思わせられる。

じゃあ、新垣結衣のように国民から愛される(ことになっている)女優が再び登場するとしたら、どういうシチュエーションだろう。「なかなか結婚しない女優」としてみられるのではなく、国民から愛されることが何よりも優先される条件で。

たしか新垣結衣はニコラという雑誌のモデルだったはず・・・と考えれば、若い女の子からの人気を獲得することが、近道なのではないか。

とすると、最近だと山之内すずが当てはまりそうだ。ティーンのカリスマと呼ばれているらしいが、カリスマといったところで大したことはない。小学生~高校生の女の子にとってのカリスマという名の大人が作り出した何かが出てくる。ある年は大沢あかねであり、ある年は舟山久美子であり、ある年は益若つばさであった。

しかし、きっと女優の演技をやらせたらそこそこの演技はすると思う。ワイドショーでもハキハキしゃべるし、表情も豊かなので、あとは出番と役のはまり具合だろう。

それにしても、電車の車内広告で見ない日はないぐらいに出ている。むしろステルスマーケティングに思えて、剛力彩芽とヤマザキパンのCMを頻繁に見てしまっていた頃を思い出す。

これからは事務所の猛プッシュではなく、自分の実力でモデル路線を卒業して、女優になるタイミングを見出すことが次の大きなテーマだと思うが、果たして本人に女優をやる気があるのだろうか。私の見立てだと、そこそこの演技力に加えて高嶺の花感を出せば国民的女優になれる可能性はあると思うのだが。

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